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Best 40 or 100 Pop Songs of 2019!!

2019年に聴いて刺さった音楽を全て「ポップ・ミュージック」と解釈した上でチョイスしていきます。今年リリースされたトラックで構成。順番は適当感覚であまり意味ナシです。

ラストに一応 Best 100 のスポティファイのプレイリストも付けます。


尚、知り合いや相互フォロアーさんなどのいわゆるミュージシャン仲間の曲は除外してますが唯一『パソコン音楽クラブ』だけは楽曲の持つリリカルな叙情性と推進力があまりにも完璧でちょっと抗えなかった笑


個人的に80s前半と90s前半の「白っぽいブラックミュージック」を聴きまくってた2019年。そんな状況で逆張り的に聴く新しいリリースものは、大いなる2020年代へのイヴとして「ポジティブなメッセージが楽曲の構造に宿ってるかどうか」このへんに興味の度合いが左右された感じ。

特に急速に枝分かれ・袋小路化が進むベースミュージック全体をポップスフォーマットで解体&リビルドする作業は急務で、みんなが散開して行きつつもタイム感とエディット感の共有で逆に収束していくっていう奇妙な感覚だった。ポップ・ミュージックてそのへん時代に対してめっちゃ綺麗に反応してくるなーとあらためて思う。なにせ楽しい。

若干英国ミュージシャンとLGBT勢、あとエイジアンアメリカンの楽曲にときめく率が高かった気がする。短絡的にダイバーシティとかは言わないぞ。


100 gecs - 745 sticky

アルバムとしても一番聴いたシカゴの100 gecs。箱庭で全てがパラドキシカルで今年最高のポップだった。


Charli XCX - February 2017 (Feat. Clairo and Yaeji)

ラスト。こうして聴くとYaejiの声ほんとに良い。


Swindle & Ghetts - Drill Work

ロンドンの”詐欺師”マエストロSwindleのドープなトラック。ギリギリアウト感満載なんだけどトリップできる。感覚的グライミー。


CARIBOU - Home

カナダのダン・スナイスのソロプロジェクト。これはめちゃうまくやってるなー。綿密なアヴァランチーズだ。嫌いなわけがない。


Alfie Templeman - Who I Am

イギリスの16歳の天才ソングライター。フック部のラスト「oh oh-」の全ての要素が生意気すぎる。あそこを聴きたくて鬼リピート。良い曲。


Tropical Fuck Storm - Can't Stop

オージーのアートパンクバンド。ミッシーのカバー。まず元曲も十分もってかれるわけで、誰もがちょっと考えて誰も手を出さないことを、やる。アウトプットで魅せる。


Labrinth - Like A Movie

なんともイギリスらしいタイム感のブルージーなトラック。かっこいー。


CRISTINA QUESADA - Think I Heard A Rumour

スペインのインディ女子。イタロ なのかストロベリースイッチブレードなのかシトラスなのか、考えた挙句にエレファントレコーズKawaii部で良いじゃんと。ていうかこれは可愛いぞ。


Jai Paul – Do You Love Her Now

この夏の入浴時の1曲め固定。この覚醒感はなにものにも代え難い。ジェイポールすげぇなーてオモタヨ。


ケンモチヒデフミ - Jaburo

キビキビしてかっこいい。DTM制作時における反応速度の重要性を感じさせられる緻密で大きなトラック。


Khalid - Talk

相変わらずクォリティの高いカリード。高次元の休日音楽として重宝。


Wiwek & RayRay - Kuku

オランダのウィーウェックの変なトラック。2010年代の集大成ともいえなくもない。これは台湾のコなのかな?ダイアントワードぽい声。どうやってんだろ。


black midi - talking heads

おーきたこれ好き。ロンドンのバンド。ブラミディと呼んでしまおう。手数多いドラマーの狂気感。今年デビューのバンドで一番好きかも。


Deaton Chris Anthony - RACECAR feat. Clairo, Coco & Clair Clair

80s後半〜90s前半の要素を現在のオルタナフォーマットで。イナたさ上等!で良いカラー。


Kevin Abstract - Baby Boy


Neon Indian - Toyota Man

トヨッタ!大好きなネオンインディアンのテキサスコミカル。


Say Lou Lou - The Look of Love

個人的にツボなPV。なんかボク会話一個飛ばしちゃいましたっけ?て感じ。


Injury Reserve - Koruna & Lime ft. A-Trak

噂では父親の歯科医院の一室でレコーディングしてるらしい。L.Pは奇人変人集まれー!て感じだった。ボクはバスタライムスよりこっち、こういう張ってるのにユルいエクスペリメンタル・ヒップホップに弱い。コンペティションじゃないところで勝負してる賢さみがある。


Poppy - Concrete

babymetalへのアメリカ人youtuberからの回答。日本のサブカルラブっていうそれ自体はセレブリティのひとつの「型」なんだけど、babymetalよりもエッヂが丸いので聴きやすいという逆転現象が起こってるのが新鮮でならない。どちらも好きだよ。


MAC DEMARCO - NOBODY

結局マックデマルコは10年代最高のトロみでした。そしていい曲!モンスターの悲哀成分自体はボクの趣味じゃないけれど。


ROSALÍA - A Palé

レゲトンとスペインのフラメンコ美女のスペシャルでクールなハーモニー。そりゃ売れる。売れてた。中高域にグルーヴの中心がある楽曲が色違いで3曲続いてる。このあとどうする?


Jay Som - Tenderness

あーこの曲もノスタルジックで好き。エイジアンアメリカンのjay som特有のスムースな魅力。ところで10年代に数えきれないほど生まれたドリームポップ・ベッドルームポップ勢が20年代にどうなっていくかも興味。そう考えるとすでに上に貼ったsay lou louはすごいよね、なんか。


Metronomy - Salted Caramel Ice Cream

そして足掛け15年近く好きなメトロノミーはいまだに良いのさ。塩キャラメルアイスも普通に食べたいし。大げさに言うと神だな。


Billie Eilish - 8

うむうむ。


パソコン音楽クラブ − reiji no machi

聴いて完璧で、プラスアルファ何かが乗ってる。すばらし。


Wave Racer - AUTO

5年以上聴いてなかったWave Racer。まず構成がエモすぎる。ものすごくピースフル。


Shawn Wasabi - SNACK feat. raychel jay

レイチェルジェイに搦めとられる純度100パーのポップソング。深み?なにそれ。


The Night Café - Endless Lovers

だから悪いわけがない。fromUKリヴァプール・インディ。


Charles Bradley - Lonely as You Are

故人の未発表音源。このシャウトもロストテクノロジーになっていくのだろうか。逆に長い時間の流れと未来に思いを馳せられる楽曲。


SHYGIRL - BB

サウスロンドンのシャイガール新曲。どんなマシンビートのロデオも乗りこなす身体的な瞬発力が今回も。この人と組むプロデューサーは発想が相当広くなるんだろうな。いいな。ところで、これは「童貞を殺すセーター(!)」じゃないの?


Baths - "Wistful (Fata Morgana)"

10年代アンビエント・ビートメーカー界最強のメロディメーカー。こんな人出てきたらたまらない。相変わらずずっとずっと聴ける。


Sampa The Great - Freedom

改めて聴くとフロウのスクラッチ感とかもレトロな感じに照準を合わせてる。


Chong the Nomad - Ghosts in the Shower

フリーキーで不穏なキュートポップ。この感覚は90sにも既視感あり。


Easy Life - Houseplants

あまり言及されないんだけど、中毒性のあるサウンドには大抵最良のコンプレッサーの影がある。キックの触感とレイドバック気味のコーラスは白眉。fromUKレスター。


Princess Nokia - Sugar Honey Iced Tea


TRAXMAN - LET ME SEE YOU NAKED

往年のお祭り感。良い。


Lizzo - Juice

またしてもポジティブなビッグガール笑。ボクの曲にもプラスサイズのビッグフィメールラッパーという想定の曲があるんだけど、たぶんDNAレベルで好きなんだろうな。


Donatachi - Taste ft. Genes


ROSALÍA - Milionaria

よいタイム感。カタルーニア語。


Louis Cole - Everytime

ルイスコール・アディクトのボクですらこれは突然名曲すぎないかい?と思う。


こちらは best 100です。





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