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f11 #111
RX1RM2を手にしてから1年以上経ち、また新しい撮影スタイルを確立してしまいました。
ついでにこれまでのカスタム遍(変)歴も紹介しておきます。(誰も興味無いけど)かなり長編になりました。目次つけておきます。
第1フェーズ: ピント合わせ
はじめはいつものようにオートフォーカスを使っていたのですが、あるとき何を思ったのかマニュアルフォーカスの沼にハマってしまい、オートフォーカスを使うやつは馬鹿だとまで思うようになってきました。
これに慣れてくるとピント拡大などいりません。多分ピント合ってるやろなというカンもはたらくし、SONYのEVFあるあるのにじむのを利用して、にじんだらピントがあってシャープになってると確認できるのです。また、ピント距離も表示されますし。
第2フェーズ: 露出
そして、その次は測光モードをマルチではなく、中央測光にして撮るスタイルの確立。こうすることでAモード(絞り優先)でも、コントラストの激しい構図でも露出をコントロールしやすくなります。特に暗いシーンを撮る時にどうしても露出がオーバーになりがちで見たままを写しにくいですが、白に近いところで露出を合わせることが中央測光だとできるのです。
スポットも試してたのですが、中央というだいたいがいい感じで使いやすかった。
そして第一フェーズのMFでしか使わないが役に立つのです。シャッター半押しで置きピンしなくて済むので、バックボタンフォーカスがしにくいRX1RM2のボディーでも、半押しAELで使えるのですわ。天才。
第3フェーズ: 色を失う
オールドレンズでは、モノクロフィルム時代のものもあって色収差などガン無視ということを知った。また、モノクロは色が無い分、光で魅せるということなのだ。
このシンプルさが故の複雑な表現にハマってしまい、モノクロを極めようと思い立ち「モノクロ縛り」を始めたのです。約1ヶ月ほど。初めはかなりしんどかった。色を写せれば…何度思ったことか。でも、だんだんとカラーで撮っていたものをモノクロにしてニヤニヤしてしまうまでに。青空はモノクロにするとすごく映えるんですよ。マジでかっこいいから。もう縛りは終わってますが、以前よりモノクロ率は多くなってます。
第4フェーズ: 露出その2
中央測光以前の話以前になってしまって、マニュアル露出で撮ろうという気持ちが湧いてきたのです。フィルム系のYoutubeを見始めて、フィルムはISOが固定なんだよなぁという当然の事実に気づいたのが始まり。ISOのノイズの乗り方もモノクロならいい味になる。日中でもISO640とかに固定しておきたいなと思い始めて、それってほぼマニュアルじゃんって。思い切ってマニュアル露出にしました。
そこで気づいたことが一つ。絞りってボケのコントロールだけじゃなくて、露出コントロールの方が本質なのでは?と。実際シネマレンズだと絞りをクリックなしでスムーズに変えられる、ISOもシャッター角度(日本語これであってんの?Shutter Angleっていうんですけど)も固定されてしまう為、撮影中の露出の変える方法は絞りしかないわけだ。
RX1シリーズには絞りリングが付いているので、マニュアル露出はかなりハマった。
気が向いた時しかマニュアルにしないのだが…
第5フェーズ: スナップシューター
実はやっと本題です。
マニュアルフォーカスの弊害に気づき始めたが、ここまで来るとMFもやめられない中毒性がありまして。
その弊害というのは片手が塞がっているとフォーカスリングを回せない。実は頑張れば回せるのだが、持ち方が危うすぎるので緊急事態でしか使っていない。
そこで編み出したのが、Richo GR IIIなどにある機能の「スナップシューター」的なもの。これは事前にピント距離を1m, 3m, 5m, ∞などに固定しておきシャッターを切るのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1678028397255-SkaOO0vVoH.png?width=1200)
これはいい。一時期Richo GR III x欲しかったのだが、実機を触ってちゃっち過ぎたので一気に落胆してしまった。やっぱりキミが好き、RX1RM2。
そもそもこのスナップ方法は昔からあるそうで、オールドレンズに距離が書かれているのもそれで、ファインダーを覗いてピントを合わせるのではなく距離で合わせるということもあるくらい。
幸いSonyのカメラでMFにすると距離が表示されるためこのスナップ方法が使えるではないか。
![](https://assets.st-note.com/img/1678029131239-45ylWef7HZ.jpg?width=1200)
そこから1mとかって街中歩いていてもなかなか汎用性ないんですよね。だからと言って∞とかもちょっと遠すぎる。フルサイズだからボケるんっすわ。ピンボケ写真をエモいというやつは基本嫌いなので、ピントは合わせるとこは合ってて欲しい。
絞ればいいじゃないか。
そうです。被写体深度を深めるのです。
センサーの端ににゴミが乗っていて、F8まで絞ると若干存在を主張し始めていたのですが、晴れてSonyサービスセンターで、コーティングが剥がれていたモニターの交換ついでにセンサーを掃除してもらいました。以前noteでも書きましたが、読んでくださいね。
もうこれで絞り放題。
もっぱらこれで撮ってますね。F11とかF16とかくらいまでに絞られてます。便利なんですよ。
ふと悩むんですよね。ここまで絞りっぱなしってありなの?だってレンズは開放F2だよ?
カメラをすすめるうちに、初めのうちは喜んで開放にするんですけど、パンフォーカスにハマってきてつい絞ってしまうのですよ。
そういう慣れもあってか、この絞って撮る方法に疑問を持ち始めているのです。楽してない?って。まあ人生手を抜いたもん勝ち見たいな考え方してるとこあるんでアレですけど。
これからは雰囲気見て開放も視野に入れて写真撮っていきたいんですけどね。
おまけ
結局解決してない。のですが、これからも旅は続きます…
ヘッダーはa350にTamron 180mm macroの変態構成で撮りました。これは外出してる時に思いついた構成で、180 macroがAマウントなのでそのままa350に付けられるんです。しかもフルサイズ換算で270mm。超超望遠マクロって夢しかないですよね。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/99565793/picture_pc_008269d52e58daab4c29817842e25562.jpg?width=1200)
これで外に出かけたい…家の近所でいいけどさw
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