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世界でシステム障害 ソフト原因、航空遅延や送金不能(日本経済新聞:24/7/20)

気になった記事の要約

世界各地でコンピューターシステムの大規模障害が発生しました。原因は米セキュリティー企業クラウドストライクのソフト「ファルコン」と見られ、これにより空港での遅延や銀行の送金停止などが発生しました。影響を受けたサービスは復旧に向かっていますが、一部では時間がかかる可能性があります。航空業界ではドイツ、イギリス、オランダ、アメリカ、日本でシステム障害により運航停止や遅延が相次ぎました。その他にも、イギリスの放送局や証券取引所、オーストラリアの銀行や政府機関、日本のユニバーサル・スタジオ・ジャパンでも影響が出ました。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO82212840Q4A720C2MM8000/

所見

サイバーセキュリティ保護のためのソフトウェアが通常業務の弊害となる皮肉な結果が起きてしまいました。


今回すべてのWindows端末に影響が出なかったのは、CrowdStrike社のソフトをインストールしている端末のみが対象だったからです

CrowdStrike社はEDR(Endpoint Detection and Response:PCやサーバーにソフトをインストールしてマルウェアなどコンピュータウイルスによる攻撃を検知・防御する)で有名なセキュリティソフト会社です。


生活を便利に安全にするための道具が浸透すればするほど、それ自身の故障や事故が起きたときの影響が大きくなることを改めて感じました。


自動車だって便利ですが交通事故をもたらします。スマホもこれだけ多くの人が使っていますが、スマホ中毒や視力低下などの弊害が起きています。


便利さとはこうしたリスクと同居していることをすべての人が意識する=リテラシーを持つことが賢く使うことの第一歩ですね。


本日も健やかな一日を過ごしましょう!

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