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コロナ禍と収益不動産価格への影響

まず、JREITの動きから見てみると、
2020年2月末時点で2000円を超えていた東証JREIT指数は、3月19日には1145円まで下落し、現在(2020年5月18日時点)は1600円弱で推移している。

【東証JREIT指数の推移】 
SBI証券WEBサイトより引用

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リートの時価総額の推移をアセットタイプ別に見てみると、ホテル系の落ち込みが目立つ。一方で物流系・住居系のリートはそうでもないようだ。

【2月末を基準としたJREITアセットタイプ別の時価総額の推移】
JREIT.COMのデータを基に作成

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次に、リートはさておき、個人が買うような収益アパート・マンションの推移はどうか。収益物件のポータルサイト「楽待」さんに掲載されている物件を見てみると、

【収益物件の利回り(掲載物件ベース:東京)】
楽待レポートのデータを基に作成

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「利回り上昇=物件価格下落」であるので、1棟マンションは何となく価格が下落しているように見えるが、まだまだ横ばいかなという印象。
まだコロナによる物件価格への影響はでていないようだ。

しかし、景気の先行きも暗く、一部のアパート販売業者などは既に土地の仕入れをストップしているようで、これから収益不動産価格が下がると考えている投資家も多いと聞く。

【余談】
とはいえ、お得な物件は引き続きスピーディな取引がされているようで、GW前には僕が土地を探しているエリアで、凄く安い土地が売り物に出た!
きっと、売り主とその仲介が、値付けを間違っちゃったと思う・・・。

この土地は、木曜に物件掲載→金曜にアパート業者が買付→週末に売買契約と秒速のごとく進んだそうで、
週末にビールを飲んでダラダラくつろぎ、月曜にお問い合わせしているような僕には全く歯が立たない取引だった。涙

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