授業公開

今日は娘の小学校の授業公開。
今の学校って、毎月のように授業公開があって、親が学校に行く機会が多いなぁ。

うちの娘は、
「このお洋服を着て、アクセはこれつけて来てね！初めから最後までいて欲しい！」と言っていつも張り切る。

自分の小学生の時を思い出すと、確か年に一回くらい授業参観があって、

うちの母は着物で来る人だった。（今はみんなラフな格好で学校にくるけれど、あの頃は学年に数人は着物で来る母がいたような。）

着物を着た人が教室に入ると、独特の和の香りが室内にふわっとするし、目立つので、私はそれがなんだか恥ずかしくて、（来なくていいのに。。）と思っていたなぁ。

ある時、母に
「◯◯ちゃんのお母さんみたいに、なんかこう、綺麗な色のワンピース👗とかで来て欲しいのにいつも着物！」みたいなことを言ったことがあった。

その時、母は少しだけ困ったような顔をして、「お母さんの肩身の着物が沢山あるから、こーゆー時じゃないと着れないもん。」と言っていたのだけれど。

私がそれを言った数週間後に、祖母の形見の三面鏡の前で、
薄いグリーンのワンピースを着ている母を見つけた。

「デパートで買ってきてみたよ。」と母は言っていたのだけれど、私はその時、なんだか悪いことをしてしまったような気がして胸が痛くなった。

でも自分の親だから、素直に「ごめん。」なんて言えなかった。

・・・という思い出があって、それを娘の授業公開の度に少し思い出す。

母はきっともう、忘れてるかなぁ、覚えてるかなぁ。今度聞いてみよう。