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若手の売手市場について考える

少子化による労働人口の減少はニュースなどでもよく聞きます。
若年層の人口が年々減っていて
でも、企業は若手の採用をしたい。

なので若手を採用するのはどの企業でも奪い合い(レッドオーシャン)。
つまり、売手市場というのが今の現状だと思います。

今は企業が人を選ぶのではなく、応募者が企業を選ぶ時代。
分母の少ない層を採用したいのだから、企業はむしろ
応募者に対してプレゼンをして、選んでもらう必要がある。

それは理解しているつもりなのですが、、、

先日、人材紹介会社の営業さんと話していて
以下のような話がありました。

私の会社では以前も書いたように、応募時に志望動機を必須にしていて
そもそも志望動機が書けない人は選考の対象にならない。
と言う姿勢で採用活動を行っています。

しかし営業さん曰く、

「現状は売手市場なので、応募者に会社を選んでもらうことが必要です。
応募してくれた人に対して(この時点では志望動機はない前提)
企業紹介ページなどを作り、面接前に見てくださいねとお願いするなど
企業側が何から何まで手厚くフォローすると、企業への志望度が上がり
志望動機も書けるようになります。」

つまりは、今の若者は能動的に転職活動はせず
基本受身と言うことなのでしょうか、、

若い人は貴重だから、とりあえず面接に進めて抱え込みましょう。
と言うように私には聞こえたのですが、
それで本当にいいのかなという気持ちが拭えません。

能動的に動くことが出来ず、何から何までお膳立てしてあげないと
志望動機すら思いつかないような人材を、
採用したいと他の企業は思うのだろうか。
それでも若い人を採用することを優先するのだろうか、、

応募者に対して、企業側がフォローをするのは
まず大前提として、
企業に対して興味を持って応募している応募者に対してであって
とにかく何処でもいいから応募している人に対してではないと思うんです。

この「興味がある」と言う点において、
私と人材紹介会社では認識に相違があるんでしょうね。

人材紹介会社は、
応募している=興味がある

私は、
志望動機が書ける=興味がある

それぞれの思いが異なるから、話していて違和感があるのでしょう、、

転職市場が若手の売手市場だという事実は確かなことです。
受身な体制で活動をしていても内定は出るかもしれない。
しかしそれが自分のやりたい職種の内定なのか。
それは定かではありません。

売手市場だからこそ、能動的に活動し、
結果複数の企業から内定がもらえる。
そしてその中から、自分に対してベストな企業を選ぶというのが
正攻法な気がします。

まだ私の考えは古くて、頭が固いのかもしれない。
もっと柔軟に考えられるようになる必要があるのかもしれない。

でも現状は、やはり応募者側の熱意を感じたい。
熱意ある人と一緒に働きたいと思う気持ちの方が大きいです。

売手市場に対する企業側の姿勢は、まだ考えていく必要がありますが
転職活動をしている人たちにとっては、いい状況だと思うので
受身で活動をするのではなく、是非能動的に活動をしてほしいと思います。
それが理想の会社で働く近道だと思います。



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