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動画を最大限に生かした勉強方法

1.30年前と同じ勉強方法になっていませんか?

 前回のブログの中で5W1Hのうち、5W、つまりWhat、Why、When、Whoについて具体的に説明し、Howについては次回のブログで詳しく触れるようにしておりました。

 今回はそのHowについて書いていきます。
 とは言ってもHow、つまり勉強の方法、手段は限りなくあります。今回は勉強方法の中でも特に「動画」についての内容に特化してお伝えします。

勉強方法なんて今さら言われなくても分かっているよ。

と言う人も多いでしょう。

 たしかに高校、大学などの入試、定期テスト、資格試験など様々な場面で勉強をしてきていますよね。自分なりの「成功パターン」が出来上がっている人は、今までの学習スタイルを変える必要はありません。
 でも「成功」をあまり経験していない人は、自分の勉強方法を見直してみる必要があります。少なくとも、受験勉強をやっていた時代から勉強方法が進化していないのであれば、改善ポイントは沢山あるはずです。なぜなら、受験やテストのための勉強をしていた約30年前とは学習する環境が大きく変わっているからです。
 今回は学習環境を変える大きな要因のひとつ、動画教材について触れていきます。

2.動画教材の活用

 30年前もビデオを利用した動画学習があることはありましたが、決して手軽ではなかったですよね。ビデオ教材は高額ですし、巻き戻しなどの操作も面倒でしたよね。

 今はいつでも気軽に無料でYouTubeを視聴することができますし、オンラインスクールや通信講座など、有料で学習する場合も動画が主流になっています。忙しくてスクールに通う時間がない、できたらお金も節約したいという人には、動画学習はまさに理想の学習方法です。

 とは言っても、手軽さ故、学習する側が「真剣身に欠ける」といったデメリットもあります。自分が学習したい内容をYouTubeで検索をすると、沢山の動画が出てきます。
「こんな情報を無料で提供してくれるんだ」と喜びはするのですが、あまりに情報の数が多いと、その価値を見失うことがあります。
 一つひとつの動画は、制作した人が時間と労力をかけて真剣に作ったものですが、そのありがたみを感じず、他のことをしながらYouTubeを流してしまう。それでは頭に残らないですよね。

 本来、動画による学習はとても学習効果が高いものです。動画の情報は、文字からの情報に比べて2倍記憶に残ると言われています。その効果を最大限に生かした勉強方法で、効率よく身に付けていきましょう。

3.動画学習で確実に身に付ける8つの手順

●事前準備
(1)タイトルなどから、動画の内容を想像して動画を選ぶ
 視聴する動画を選ぶ段階で、タイトルやサムネイル、概要欄から内容を想像していきます。
 動画選びのポイントは以下の3点です。
・内容(自分が見たい、知りたい内容か)
・投稿者
・話し方(動画のはじめの部分を見て、好感の持てる話し方をしているかをチェック)

(2)動画の内容について、既に知っていることを書き出す
 動画を視聴する前に、話されると予想した内容についての自分の知識を書き出して、頭を整理しておきます。これにより、動画の内容がスムーズに頭の中に入っていきます。

(3)動画の内容について、自分が知りたいことを書き出す
動画を視聴する目的は、自分の「知りたい」に対応すること。
自分が知りたいことについてあらかじめ書き出すことで、ポイントを絞って動画を視聴できます。

●動画視聴
(4)視聴開始後、再生速度を調節する
 再生速度を速くすると「理解しづらい」と思われがちですが、実は再生速度を速くした方が、テンポよく頭に入ってくることもあります。自分の理解力を超えない範囲で、多少速めのスピードにした方が効率よく視聴できます
 動画の内容や、もともとの話すスピードによって異なりますが、私は再生速度を1.5倍速や1.75倍速くらいが理解し易いと感じます。

(5)必要に応じて「停止」「巻き戻し」をし、ノートをとりながら再生
 動画の良いところは自分の理解にあわせて「停止」「巻き戻し」ができること。分からないところが出てきたら、随時停止し、理解ができるところまで戻って見直していきましょう。

 動画の要点、特に(3)で挙げた、自分が知りたいポイントについては、きちんとノートに書くかワードに打ち込むようにしましょう(ノートに書く方が記憶に残り易いのですが、パソコンで打つ方が速く記録できます。慣れれば動画を止めなくてもポイントを記録できるようになります。メリット・デメリットを考えてどちらか選びましょう)。

●視聴後
(6)視聴後すぐにアウトプット
 視聴したらすぐに、まず、記録したものを見ないで、視聴した内容を書き出しましょう。
 すべて記憶に残っている範囲で書いていきます。そのあと、記録したものをみて、学習した内容を振り返ります。
 その上で、学習した内容を翌日、および1週間後、1か月後に振り返って再度学習するための記録を作ります

(7)状況により複数回視聴
 アウトプットした際に、記憶にあまり残っていないようであれば再度YouTubeを視聴するようにしましょう。同じものを繰り返し視聴することで、記憶の中に入り込んでいきます。
 効率が悪いようですが、理解できていないまま学習を進めても意味がありません。既にお伝えしたように、YouTubeには再生速度を変えられる機能があります。2倍速で再生すれば時間を短縮できるので、理解できるまで繰り返し視聴を続けるようにしましょう。

(8)定期的に読み返す
 人は忘れてしまう生き物。時間が経てば大半のものが記憶からなくなってしまいます。これを補うためには、定期的に学習して、記憶の中に呼び戻していくことが必要なのです。
 そこで、学習した記録((6)で作成したもの)を翌日、1週間後、1か月後に各1回、読み返すようにします。これをすることにより、記憶の中に残るようになるのです

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表紙案1_縦書き

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 タイトルは50代、貯金ゼロからの…としていますが、50代じゃなくても、貯金があっても為になります。沢山の方に読んでいただけたらありがたいです。

 どうぞよろしくお願いします。

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