占いをただの呪いに変えてしまった話①

大好きだった彼氏に降られたのが去年の夏。
正確に言えば彼に好かれていた自分が大好きだったような気もする。
最初から最後まで、お互いの気持ちが通いあったのはほんの一瞬。まともな恋愛じゃなかった。

というのが理解できるのは今ようやく気持ちが落ち着いたから。

別れてからは毎日地獄だった。

自分のどこが悪かったのかを永遠と考えて、毎日のように顔を合わせる環境が苦痛で、心のどこかでまだ彼は私のことを好きなんじゃないかと期待していた。

苦しくて苦しくて何度も泣いて、彼に甘えていたときの幸せを思い出す度また泣いた。彼の気持ちが離れていくのを感じた瞬間の怖さが忘れられずに一人で勝手に傷ついていた。
あとaikoをめっちゃ聞いてた。大部救われた。泣きながら聞いてたけど。

フラれたらさっとひいて次の恋に進むのが良い女、なんて頭では分かってるけど私は到底良い女じゃない。見苦しく、彼に執着してしまっていた。
彼以外は考えられない、なんて馬鹿みたいに思考を完全に停止させた。

そんなこんなで、完全に悪い方向へ全力疾走していた時期。確か12月。ふとしたきっかけで電話占いに興味を持った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?