思考の穴と海と浅瀬

とぽん、と深くてじめじめした水中に落とされたみたいに、思考が沈んでいく時がある。
そういう時、無自覚に自分の考えが口をついて出てしまったりもする。恥ずかしい。でもそれぐらい、自分のなかに溜めておけない感情が溢れてしまう時がある。

そんな時は苦しくて苦しくて、そしてくだらない悩みを抱えてる自分が本当に本当に嫌になる。

けれど、その悩みとやらに勝手にしがみついているのは自分だ。自分が重い鉛を抱えているから沈んでいく。手放さしさえすれば、案外体は水面に向かって引っ張られていくかもしれない。

とぽん、と沈んでも、つい、と浮かんでいけるように。軽やかな思考を身に付けたい

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