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最もエンタメなスポーツはバスケットボール

はじめに、この記事を衝動的に書きたくなったきっかけは、Netflixのマイケル・ジョーダン: ラストダンスを観たことです。

エンターテイメントに必要な要素を自分なりに考えた結果、

1. 瞬発的な魅力

2. 飽きさせない

この2点に帰結すると思います。多くの場合、1はお金で解決し、2で勝負することが多いです。

あくまでスポーツの中で比較した場合ですが、バスケットボールはこの2つの要素を最も色濃く内包しています。

1試合内で行われる、ファンタスティックなプレーの応酬の頻度。他のスポーツにあるようなリーグやスター選手にフォーカスする運用方法。

特に、瞬発的な魅力においては、スポーツの中でも群を抜いてバランスがよく、世界的にメジャーなスポーツであるサッカーですら、バスケからするとやや冗長に感じてしまいます。

じゃあ、なぜそこまで流行ってないのか、についてですが、これがこの記事の真に言いたいことです。

あくまで、日本において、で言及しますが、一番大きい要因が、歴史だと思います。これはあまり語る必要がないので割愛。

次に大きい要因が、1の魅力より、2の魅力を優先した方が「かっこいい」=「しぶい」とされる価値観です。

これはスポーツ音痴で、そこまでスポーツ好きでもない自分だからこそ思うねじ曲がった考え方ですが、みんな、なぜか、渋いとか長年みたいなものをスポーツに求めたがる気がします。

いろいろ敵に回す覚悟で言うと、かつてすごかった選手が力衰え、それでもなお必死に頑張る姿、かっこいい。

いりません!

得点や勝利という最高に気持ちいい瞬間に貢献してこそ気持ちいいわけで。

別にいぶし銀感を称えるのが悪いわけではなく、物事を好きになれば好きになるほどそういったものが気持ちよくなってくのはわかります。自分もそうです。

ただ、これって別にどのスポーツにでも発生しうる現象なので、そこの価値が特定のスポーツが、スポーツというカテゴリで優ってるっていうことは、まずないです。

そして、この2つを合わせた弊害が、日本のじじいが権力を持ちすぎている、です。

僕ら(40前後)の世代は、偉大なるスラムダンクを始め、DearBoysやあひるの空などの魅力的なバスケ漫画を熱く語り、盛り上がってきました。そこに影響を受け、若い頃はバスケをプレーする人もいました。

しかし、社会人になるころには、鑑賞も含むプレー人口が他のメジャースポーツに比較して圧倒的に減ってきます。

じじいどもがバスケの話ができないからです。(個人的想い)

今後、少なくとも日本で、バスケを流行らせてくためにみんなでやりたこととしては、

じじいに合わせるためじゃなく、自分たちが始まりとしてバスケを楽しむ文化を作る!

です。

そのために、どんな人でもまず、スラムダンクを読んで、バスケの知識がにわかについてきたころに、マイケル・ジョーダン: ラストダンスを観ましょうね。

最後に、私はバスケのプレーはおろか、日々酒をあおり、観て楽しむことを喜びとしている、すべてのにわかユーザーです。

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