日本クラブユースサッカーU18選手権 関東予選 vs FC町田ゼルビア 9/27(日)
ゲーム概要
例年夏に全国大会が行われる日本クラブユース選手権だが、今年は新型コロナウイルスの影響で大会中止も危惧されたが、なんとか9月から関東予選がスタート。
このゲームは4チームによる1次リーグ(グループB)の第3戦目。
共に2連勝で決勝トーナメント進出を決めている1位・FC町田ゼルビアと2位・東急SレイエスFCの直接対決。
決勝トーナメント進出を決めているものの、レイエスは近隣のJクラブを倒して3連勝で首位通過を掴み取りたい。
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チーム紹介
東急SレイエスFC
スターティングメンバー
FW 18岩井 碧(2年) 9大木 亮祐(2年)
MF 6日野 海志(2年) 10遠山 翔太(2年) 8中島 孝介(1年)
DF 12河野 友吾(2年) 5井桁 雅斗(2年) 25山野 祥大(1年) 3伊藤 創一郎(2年) 2辻 仁翼(2年)
GK 1甲斐 匠(2年)
サブメンバー
4井上 晴介(2年) 7高橋 純弥(2年) 11河野 遼太(2年) 15三上 隼人(1年) 16大野 滉(2年)
23佐藤 凛(1年) 24中村 斗和(1年)
監督 阪本 洋平
FC町田ゼルビア
戦況/結果
プレー状況
FC町田ゼルビアホームの小野路グラウンド(人工芝)でのゲーム。
昼間は少し暑さもあったが、夕方になり気温もだいぶ下がった中で風もなく、選手としては動きやすい気候でのキックオフとなった。
前半途中から雨が降り始め、ピッチはやや濡れた状態でのゲームとなった。
前半
レイエスは1,2戦目と変更して、1-5-3-2のシステムでゲームに臨んだ。
一方のゼルビアは1-4-4-2のシステムでのスタートとなった。
ゲームは開始1分ゼルビアが敵陣まで攻め込み、クリアが短くなった所をゼルビア9が撃ち込み、早々に先制点を奪う。
続けて前半10分に相手の背後へ飛び出した9がペナルティエリア内でファールをもらいPKを獲得し、8が冷静に決めて2-0とする。
その後レイエスも守備が落ち着き始め、奪った所から素早いカウンターで応戦し、9大木が相手GKと1vs1になる場面も作り出したが、得点は奪えず。
逆にゼルビアは前半26分にこぼれ球を30が鋭いミドルシュートを突き刺し3-0とする。37分にもゼルビアは9が裏への抜け出しからゴールを決めて、4-0で前半を折り返す。
後半
後半からレイエスは1,2戦目で採用した1-4-3-3のシステムに変更し、後ろの人数を減らして前に人を増やして戦い方を変える。
対してゼルビアは後半開始からのレイエスの変化に対応して、1-4-1-4-1へシステム変更を行った。
後半は点差が4点あったが、お互いに集中力を保ちながら拮抗したゲーム展開となった。
レイエスも前線に人が増えたことにより、複数人でのコンビネーションからテンポの良い攻撃を見せ、ゴールこそ奪えなかったがシュートまで繋がるシーンが多く見られた。
ゼルビアは前半よりも自陣でのプレー機会が多くなったが、落ち着いてプレーをしながらチャンスを作り出し、後半36分には7が右サイドのペナルティエリア角からワンツーでエリア内に侵入して、5点目を奪う。
5-0となったがお互いゲームの強度が落ちる事はなく、レイエスの選手も反撃を試みたが、及ばず試合終了となった。
結果
選手交代
東急SレイエスFC
19分 2辻 仁翼 → 4井上 晴介
27分 9大木 亮祐 → 7高橋 純弥
HT 5井桁 雅斗 → 11河野 遼太
67分 12河野 友吾 → 15三上 隼人
86分 6日野 海志 → 24中村 斗和
FC町田ゼルビア
54分 30 → 16
59分 2 → 12
78分 17 → 11
83分 8 → 29
監督コメント
東急SレイエスFC
監督 阪本 洋平
ーゼルビア戦に臨むにあたってー
ゼルビアさんのゲームを何試合か観て、戦術面でいま我々が取り組んでいることを高い精度で表現されていると感じました。そのうえで相手の選手の方が個々の質的にも上回っているという判断をし、相手をリスペクトして「相手の良さを消す」発想でゲームに臨むために、選手がゲームで戸惑わないようにトレーニングで準備をしてきたつもりです。
ーその準備は前節から?ー
いえ、こうなる事は想定していたのでクラブユース始まってちょうど1ヶ月くらい経っていますが、その間にあった練習試合などでも、今日やるつもりだった構成などは免疫を作るために準備してきていました。
ー準備をしてきた中で、早い段階で失点してしまった事についてー
あらゆる想定をイメージしていたので戸惑うことはありませんでした。正直辛いけど(笑)
相手が格上であることがはっきりしていましたし、様々な準備ができたからこそ、いざゲームが始まったらなんでも起き得るだろうという覚悟はできていました。
上手くいけばリードして折り返す事も考えていたし、最初から大差がついてしまう試合になる事も想定していたので、そういった意味では立ち上がりの失点も受け入れられていた部分はありました。実際に昨年に多くのケースのゲームを選手と経験してきているので、選手もそれで真っ白になってしまうことはなかったと思います。
ただ結果的に最も避けたい失点を喫してしまったことを受けると、そういった覚悟と併せて、「立ちあがりの失点は絶対に避けるべき」といった強い意志を実際に言葉に出して設定する必要があったと、反省しています。
ー立ち上がりに失点した場合はどんなプランがあったか?ー
どちらかというと前半はなるべく失点を最小限に抑えて後半に勝負をかけたいと考えていたので、私の中では全体的なプランが崩れたわけではありませんでした。ゼルビアさんのサッカーが戦術的に整理されている印象があったので、それにこちらも戦術的に整理して対応するために準備をしました。かといってゲームで起こりうることのすべてを伝えることはできませんし、戦術の話ばかりして選手の頭が重たくなってゲームに入るよりは、様々な準備はした上で、良い意味で出たとこ勝負じゃないですけど、瞬間の思いつきや個人の判断を大事にしてあえて秩序を崩すようなプレーをすることで相手チームに対する混乱は起こせると考えていました。私自身も瞬間の発想も大事にしながら対応できるようにしたいということは選手にも話をしていました。
そんな中で、当日のミーティングで個人的にも決めかねていた試合の立ち上がりのシステムと守備ラインをどこに設定するのかを、選手たちとの話し合いにより強気に設定して入りましたので、出ばなをくじかれてしまった格好ではありました。
ー3試合戦った中で今日のゲームで成果が出た事は?ー
最近はこのチームの最終的な形に持っていくための過程として、1-4-3-3を採用する中で攻撃の人の関わり方だったり、守備のプレッシャーの掛け方だったりは積み重ねてきている部分がありました。後半はリードされたからということもあり、割り切って最近1番長くプレーしている形に戻した事で、何回か攻守において素早く連動したプレーを発揮できた様子をみると、積み重ねの成果を感じることはできました。個々の良さも出ていたし、そういった意味では自分達が目指すべき方向性の再確認はできました。
ただ今日の試合ではスピードや強度の高いプレー、リスク回避の仕方、パススピードの技術面など、あらゆる面でまだまだ差を感じました。
ー点差が開いても最後までゴールを目指した選手達にはどんな事を感じましたか?ー
例え失点を重ねようと選手たちが最後までプレーするということへの心配はありませんでした。
改めてそう言われると、それはまだ2年目の私たちが去年から常にチャレンジャーとして本当にいろいろな経験をしてきた中で醸成してきた私たちならではの価値観だと思うと、選手たちを大変誇らしく感じます。彼らが途中でゲームを投げ出すイメージは一切ありません。
ーそう考えますと、まだ1年生の25山野も同じような事を言っていました。彼はフル出場が久々だったみたいですー
彼はU15出身の選手で、ジュニアユースの時は決してコンスタントにゲームに出場できていた選手ではありませんでした。ただ高校生になってからの成長は素晴らしく、そんな経験をしてきた先輩たちを差し置いて大事なゲームでフル出場するまでになりました。今日も彼のサイドからはあまりやられていなかったと思います。ただそういわれると今年のスケジュールの中で今日の相手に90分は、やりすぎましたかね。(笑)
でも彼も間違いなく最後まで走るメンタリティーを持った選手なので、心配はありませんでした。
ただとにかくこのチームの失点はいつもあっさり。
やれる事をやり尽くしての失点ではない事の方が多いです。今日の1点目もミスからで、2点目のファールも全くもって余計なプレーでした。3点目は相手選手のゴラッソに拍手。4点目はDFラインが4人揃っていたにも関わらず無抵抗のまま独走を許しましたし、5点目も最後に身体を投げ出すなど、その瞬間に出来ることを全員がやり尽くしたとは言えません。失点の性質が変わっていないところはなんとか解消していきたいです。
良い流れの時に得点できず、逆に5点目献上してしまったところに大きな差を感じます。
ー決勝トーナメントに向けてー
例え格上のチームとの対戦であったとしても、前半のような「相手の良さを消す」発想だけでなく、後半のように「自分達の良さを出す」または「相手がやりたいことやる」発想も活きるということを選手たちが教えてくれました。
今日は相手がすでにリードを持っていましたし、逆に前半の形のまま戦っていれば得点することができた可能性もありますし、最初から後半の発想ではもっと失点した可能性もあります。
どちらが正しいかは一概には言えないほど複雑なのがサッカーですが、どちらがクラブの哲学に則った戦い方なのかを改めて胸に刻んで、相手がどこであっても自分達らしく、やってきている事がどれだけ通用するのかという事を測る戦いをしたいと思います。
FC町田ゼルビア
監督 竹中 穣
ー今日のゲームを戦うにあたってどんな準備をしてきたか?ー
リーグ戦とクラブユースを並行して戦っている中で、まずどこのチームも一緒だと思うがコロナの影響もあって9〜10月を迎えるにあたってのチームの成長度というのは、例年に比べてどうしても時間が足りない分仕上がっていないと思います。1日でも早くそこに近づけるように相手どうこうというより、自分達の目指すものや選手の成長という事で日頃からやっています。それをこの1週間も続けてきました。
ただレイエスさんに力があるという事は理解していて、難しいゲームになるという事を予想して心の準備や隙を作らないという事はかなり選手達には伝えました。
ーゲームを戦う上でチームとしてはどんな事を狙っていたか?ー
1-4-1-4-1でくるか、1-5-3-2でくるかというのはある程度の予想は立てていたので、選手達には自分達がやりたい事をベースに考えながら相手もいる中で、どういうプレッシングをするか、どういうスペースの取り方をするかというのはこのグループステージでは今週だけはそういった相手を考慮したトレーニングも少ししました。
ー早い時間で点が取れて、狙いが出せたか?ー
そうですね。
最初の得点は反応のスピードが結果相手より速くて、予想しない形で先制できたので、それによって選手達は自信を得たというか、チームとしての拠り所が相手のゴール前になるように、点を取るためにトップの選手や2列目の選手が相手の背後を狙っていくというのは整理できたんじゃないかなと思います。
ー先ほど選手に話を聞い、ピッチ内で選手がコミュニケーションを取ってゲームで起こる変化に対応していってると話していたが、そういった事は普段から指導されているのか?ー
そうですね。
システムをこれだけというのは決めずに、僕自身も5バックをやったり1-4-1-4-1もやったりして、それぞれのメリット・デメリットというのを選手達が理解して、状況によってどこのスペースを取るか、何が必要かというのは選手が考えるものだというのはベースに持って指導しているので、その中で今日は1-4-4-2のままプレッシングした方がいいのか?1-4-1-4-1に変えてプレッシングした方がいいのか?前段は僕が週中にトレーニングでこんなのもあるかもねーとは伝えますが、最終的なジャッジは選手がする。
今日のゲームでは飲水の時にも「1-4-4-2の方がプレッシングしやすいからそれでいきます」「OK、OK」というやりとりがありました。
ただそこにギャップがあったら当然修正する部分もあるが、今日に関しては選手の言ってたやり方の方がしっくりくるなというのはあったので、選手達が選んでやりました。
ーピッチ内で自分達で考え、解決していくチームはすごく良いなと感じましたが、普段心がけて伝えている事は?
あまり何かに針が振らずに、バランスを逸する事がないようにという事は意識しています。
あとはアスリートスポーツなので、1vs1のバトルとか相手との局面を上回るかというのは耳にタコができるほど言います。トレーニングでは僕も熱くなってしまうので、そういったところは選手も抜かずにやってます。
このグループリーグの3ゲームを戦ってサッカー的な成長は分かりませんが、最後まで手を抜かずに相手を上回ろうと戦っている姿はすごく評価している。そこは継続的に続けたいと思います。
ー竹中監督が仰っていたように点差があってもお互いにプレーを続けていたのが印象的でしたがどのように感じましたか?ー
本当にレイエスさんも最後までなんとか一つゴールを取ろうとして、戦い方を変えていく中でどちらかというと後半の戦い方の方がレイエスの選手達には整理されているように感じました。後半はうちの選手達の方が整理できていない時間が長かったので、すごく面白い、選手達が成長できるゲームだったなと思います。
選手コメント
東急SレイエスFC
10遠山 翔太
ーチームとしてどういう準備をしてゲームに臨んだ?ー
チームとしてはリオ戦(前節)に勝って、そのまま今日勝って1位でグループリーグを突破すればトーナメントが少しでも優位な所からできると思ったので、ゼルビアさん対策としてシステムを変更して、守備のやり方とかも全部変える感じでした。
結局前からいったが、当初は一旦引いてから守備をスタートしてという形を準備していた。
ー実際ゲームではどうだった?ー
結局ゲーム前のミーティングで勢いで前から守備にいった方がいいんじゃないかということになって、最初は割と良かったと思うが連続で失点してしまった。後半システム変更をしてからはかなり良くなって、点も入りそうなシーンも作れました。
ー前半早々に連続で失点してしまい、焦りはあった?ー
1点目はクリアミスで、2点目はPKであまりいい取られ方ではなかったが、まだ大丈夫だと感じていたが、3点目を決められてしまったときに何かを変えないとまずいというのはありました。
ーゲーム中はどんな事をして対応していた?ー
とにかく自分は声を掛けて、特に3CBの両サイドの背中から相手が走ってこようとしていたので、常にそこは気を配って声を掛けていました。
18岩井 碧
ー今日の役割は?ー
元々の試合前のイメージとしては1-5-4-1の4の左サイドで相手のサイドバックを牽制するという事を考えていた。
結果、ゲーム前に変更して2トップの1枚としてプレーした。そのポジションは今までやってきていたので、迷いなくプレーはできた。
ー得点が取れなかったがどうすればゴールに近づけたか?ー
最初に相手を恐れすぎていて、ハーフラインを越えてからもボールを回すという事が頭に入っていれば何本か回したら隙が見えると思うが、今日は全然回さずにとりあえずサイドからという形になってしまったので、もう少し中盤でボールを動かせたら良かった。
あとサイドからいくのはいいが、ずっとサイドからというのに相手が適応していたので、たまに中にボールを入れていった方が相手を揺さぶれたかもしれない。
後半はテンポよくボールが動くシーンもあり、あともう一歩で得点が取れそうだったので継続していきたい。
8中島 孝介
ー首位攻防戦でどんな意気込みで臨んだ?ー
戦う前から予選突破は決まっていたので、失うものはないと思っていた。
前向きで入ったつもりだったが、立て続けに失点してしまって相手の流れになってしまった。
ーゲーム前、相手をどう捉えていた?ー
背も高く、ガタイもいいので、真ん中でもガツンとくる印象だったので、安易なミスはしないように前向ける時は前を向いて、前向きのサポートがあればそこをうまく使ってというプレーしようとしていた。
ーボールを持ってプレーする事に自信があるように見えたが、よりゲームで出そうと考えていたか?ー
流れを崩さないように自分でコントロールしながらシュートを狙える時は狙う、スルーパスを出す事は考えていた。
ー立て続けに失点して、点を取るために何を考えていた?ー
途中から雨が降ってきて、ピッチがスリッピーになり長い距離のパスが難しくなった。CBから自分へのパスが少なかったので、距離を調整しながらボールを引き出そうと考えていたが、なかなか上手くいかなかった。
ー後半何が変わって良くなった?ー
システム変更が大きかった。
後半は5バックから1枚減らして、前を増やした事で真ん中で奪えるシーンが増えた。慣れているシステムだったので、やりやすさはあった。
25山野 祥大
ーフル出場してゲームの感想は?ー
中学の時からフル出場したゲームがなかなかない中で、今日のスタメンは事前にわかっていたので、絶対やってやろうという気持ちできました。
試合中も結構点を取られて、ディフェンダーとしたは結構苦しい立場だったけど、チーム全員で(プレーを切らさず)やろうやろうと声を掛け合って出来たのがとても良かったと感じました。
ー前半10分以内に連続で失点した時はどんな事を感じた?ー
相手が強いというのはわかっていた事なので、ある程度失点をしてしまうかもという想定はしていた。ただ早い時間に2失点してしまって、ちょっとヤバイなというのもあったんですけど、周りを見たらみんな全然そんな事なくて、それからは自分自身も全くそんな事を思わず、1点取り返して行こうという気持ちになりました。
ーその後ゲームは落ち着いてきた中で3点目を取られたの心境は?ー
あれは相手が上手かった。逆にどうしようもなかった部分が大きいかなと思って切り替えてやる事ができた。ただ一度CBがクリアしたボールを取られて失点したので、中盤がしっかり戻ってきてコンパクトにしようというのはありました。
ー後半ポジションが変わって(右CB→右SB)ー
点を取りに行かなきゃいけない状況の中で、自分としては前にボールも取りに行かなきゃいけないし、裏のスペースもケアしないといけない+攻撃にも関わっていかなきゃならなかったので、役割が増えた。それと同時に観ないといけないものが増えた。そしてSBをやるのが数年ぶりだったので、不安があったが、フィジカル面ではあまり問題がなかった。そして3創一郎とかがカバーしてくれたので、落ち着いてプレーが出来ました。
ー右のサイドから崩されるシーンは少なかったと思うがー
僕のサイドに相手が2人いて常に1vs2の状態を作られていたが、上手く遅らせたり出来たので、侵入される回数は少なかったと思います。
ー0-5という結果を受けてゲーム全体での改善点は?ー
まず立ち上がりの失点がもったいなかったのとゴールを奪えるチャンスもあった中でゼルビアさんはゴールを決めて、レイエスはゴールを奪えなかったのでしっかりとちょっとずつの差がスコアに影響したと思います。
FC町田ゼルビア
4渡辺 朝月
ー今日のゲームを振り返ってー
前半早めの段階で点を取れたので、自分達のペースを作りながら得点を重ねる事ができた。
後半は全体的に自分達のペースでゲームが出来なかった。自陣でプレーをする事が多くて、ロングボールなどを使い相手コートでプレーしようと言う意見も出たんですけど、相手がCBへのプレスを強めてきて自分達の所から相手の背後へ打開する事が出来ずに、結構危ないシーンが続きました。
ー前半がうまくいった要因は?ー
開始早々に点を奪えた事は一因だと思います。
ー後半うまくいかなかった部分はどのように分析していたか?ー
相手のシステムが変わってきたので、自分達もシステムを変えた。
1-4-4-2と1-4-1-4-1のシステムを使っていたが、前半はアンカーを使いながら逆サイドへ展開というのが出来ていたが、後半はそこが埋められて逆サイドへボールを持っていくような形が中で作れなかった。
CBに対してFWのマークが厳しくなり、ボールを簡単に受けれなかった。
前に進む意識をあまり持てなかった。
ー5-0でゲームを終えれた事に関してー
後ろが無失点で前が5点取れた事は良い事なので、プラスに捉えつつも危ないシーンや自分達のミスから失点になりそうな場面があったので、次の試合に向けて修正したい。
10坂野 大地
ー中ではどんな事を考えてプレーしていましたか?ー
相手の裏からプレーする事。いかに早くゴールを取るかという事を選択肢の一つ目に考えていて、前半はいい形で裏をとったり、取った後に下げて開放して(サイドに展開して)クロスからゴールだったりという形を狙っていて、その形が多く出せたら点が入るなと思って立ち上がりはプレーしていました。
ー後半、ゲームが拮抗し始めた時はどんな事を考えてプレーしていた?ー
レイエスさんの勢いがすごくて、圧倒されちゃってるところがあって、そういう時はシンプルに相手の裏を狙ってひっくり返す事やまずセーフティーにプレーしようと中で話していました。
ー話したというのは全体で?ー
キャプテン(4渡辺)と話して全体で共有しています。
ーいつもゲームの中でそういうやりとりがある?ー
基本はそういうやり方でやっています。
ー後半流れが悪くなった時はどんな事が原因だったと思うか?ー
ボールを動かすときに自分の所(アンカー)に人が出てきて、ずっとCBとSBのフレームだけでボールを回す形になってしまって、相手もずっと前向きでの守備ができていて、それがハマってしまった。
もう少し縦パスや斜めのパスが増えていかないと難しいなと感じていた。
ー逆にうまくいった事は?ー
後半の得点シーンもそうだが、どんどん人が湧き出て行って付けたら前に出て、空いた所にまた人が出てきてという繰り返しで得点が生まれたのでそれはすごい良かった。
Next Game
日本クラブユースサッカー選手権U18 関東予選
決勝トーナメント1回戦
日時・対戦相手 未定
オフィシャルパートナー