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2020Jリーグ U14メトロポリタンBリーグ vsヴァンフォーレ甲府 10/24(土)

ゲーム概要

今シーズンのメトロポリタンBリーグは新型コロナウイルスの影響で変則的な大会方式となっている。
レイエスのU14チームはこれまで4試合を終えて(vs川崎Fは雷の為、途中中止)3勝1分。
今日はアウェーゲームで甲府に乗り込み、勝利を持って帰りたい。

チーム紹介

東急SレイエスFC
スターティングメンバー

FW 5伊藤 壮喬 7内田 陽大 11門脇 征直
MF 8エレハク 有夢路 19羽山 倖生 10笠原 徳馬
DF 13黒岩 湊一朗 4安藤 湊 2青谷 舜 3荒井 咲斗
GK 20佐藤 翼

サブメンバー
24石井 遥樹 6井上 愛簾 9小川 翼 12川島 琉綺 14小寺 翔太 
15今田 桜雅 16辻堂 太幹 17中山 匠 18西田 遼太 21山崎 颯介 
22吉垣 陽翔 23吉田 貫志

監督 中瀬 草太

ヴァンフォーレ甲府

戦況/結果

プレー状況
場所は山梨県南アルプス市の八田河川敷グラウンド(人工芝)。
天気は晴れ。14時のキックオフで非常に良いピッチコンディションでのゲームとなった。

前半

お互いシステムは1-4-3-3を採用。中盤はお互いマッチアップするような形となった。
前半立ち上がり、レイエスが前線からプレスを仕掛け、5伊藤が相手DFからボールを奪い、決定機を作りそうになったが足を滑らせシュートは打てず。
対する甲府は長いボールやグループでのコンビネーションから相手プレスを回避し攻撃を試みるものの、身体の大きさで上回る選手が多いレイエスがボールを回収し、徐々に主導権を握りゲームを進めた。
前半11分、15分と左サイドの5伊藤から鋭いクロスを上げるが、惜しくも合わせられず得点には至らない。
自陣でのプレーが多くなった甲府だが、17分自陣ペナルティエリア手前でボールを奪い、ハーフライン付近にいた前線の11へ送る。11は反転からDF2人を突破してゴールを決めて先制点を奪う。
先行を許したレイエスだったが、26分4安藤からの縦パスを受けた5伊藤が右サイドの3荒井へ展開する。3荒井がワンタッチで上げたクロスボールがファーポストに当り、跳ね返った所を相手DFが触りOGとなった。
レイエスにとってはラッキーな、甲府にとってはアンラッキーな形で同点となった。
前半終了間際にレイエス13黒岩が中央左からシュートを放つが、ゴール右上に外れた。

後半

両チーム数名メンバーを入れ替えて後半に臨む。
前半から引き続き、レイエスが相手陣内でプレーする時間は長かったが、甲府は守備陣の集中力が高く、危険な場所への侵入は防いでいた。
レイエスは42分サイドからの攻撃でCKを獲得し、10笠原が良いボールを送り込むも合わせらない。
お互いなかなかチャンスが作れない中で、メンバー交代しながら攻撃の活性化を図る。
レイエスは途中から入った17中山が25分、28分と右サイドを突破してチャンスを作るもののゴールには至らなかった。
甲府もメンバー交代も含めて攻撃の活性化を図るが、レイエスの守備も固くシュートシーンをあまり作れなかった。
残り時間が少なくなり、レイエスはゴールを奪おうと前へ前へとプレーし終了間際の35分には14小寺がミドルシュートを放つが大きく外れ、そのまま1-1で試合終了となった。

結果

選手交代
東急SレイエスFC
HT 2青谷 舜 → 23吉田 貫志
53分 19羽山 倖生 → 14小寺 翔太
53分 7内田 陽大 → 16辻堂 太幹
53分 11門脇 征直 → 17中山 匠
53分 5伊藤 壮喬 → 18西田 遼太

ヴァンフォーレ甲府
HT 19 → 2
HT 20 → 10
44分 14 → 18
44分 11 → 22
55分 17 → 23

監督コメント

東急SレイエスFC
監督 中瀬 草太
ー今日のゲームをどのように捉えて準備をしましたか?ー
相手がどう来るかわかっていなかったので、一応去年のU13関東リーグの映像を見て、相手の選手の特徴などを把握した上で、こちらの選手の特徴を合わせたメンバーを選んでゲームには入りました。
どちらかというと身体的な部分での特徴というよりは技術的な特徴を持った選手が合うんじゃないかという組み合わせを選びました。ただサイドには身体的に質的優位性を持ちやすい選手をチョイスしました。

ーゲームを振り返って狙いは上手くいきましたか?ー
ゲーム全体を通すと上手くいったと思います。
ただ立ち上がりが思ったより選手のコンディションがよくなかったように感じて、結構息も上がっている選手も多くてゲームの入り方がよくなかったです。ゲームが進むにつれて自分達のペースで主導権を取りながらプレーが出来たと思います。
立ち上がりのあまり良くない時間で失点してしまって、すぐに追い付けたのは良かったが、ゲームの展開としては難しくなってしまいました。

ー立ち上がりがよくなかったのはどういう所に起因していると分析していますか?ー
(道路渋滞で)到着が遅れてしまったことももちろんあると思うが、土曜日のゲームはいつも前日の金曜日がオフなので、コンディション的に良いイメージはないです。
前日練習がなくてフィジカルコンディションもバラバラで、おまけに遅れてしまってミーティングもあまり出来ずにゲーム前のルーティンも変更せざるを得なかったので、精神的にもフワッとした状態でゲームの入り方は難しかったと思います。
ただそんな状況でも彼らはやるという信頼もあったので、失点した後にすぐ取り返したのは彼らの逞しさを感じました。

ーこれまでの戦いからの成果として、今日のゲームで発揮されていた事はありますか?ー
今週と先週でゲームの横の展開というのは練習でやっていて、その部分はゲームで出せたかなと思います。

ー逆に物足りなかった部分はどういったところがありますか?ー
展開の後のフィニッシュの部分でクロスの回数は多くあったが、タイミングが合わなかったり、入る位置が悪かったりというのが見られた。ラストパスやクロスの精度というのも低かったなと思います。

ー今日のピックアップ選手は?ー
5伊藤かな〜、今までは簡単にいうと攻撃の事しか頭になかったし、はっきりした特長はあるものの出来ない事もたくさんありました。
ポジションが変わったというのもあるけど、献身的に守備をしたり、ランニングのタイミングだったりと持ち物が増えてきて、今日も得点にはならなかったが裏に抜け出すシーンとかもあって、そういった所は今までなかったものが少しずつ積み上がってきたのかなと感じます。

ー最後に今日のまとめをお願いしますー
今日スタメンで出た選手で最後まで戦おうと考えていた中で、交代カードを切らなければならなくなってしまったという所が、まだ一人一人を信頼し切れてない所もあるし、選手自身も最後までゲームに出てやろうというのが足りないかなと思います。
U13の時には出場機会が半分ずつだった事も影響してか、そういうつもりはないと思うが、心のどこかで交代した選手が助けてくれるというのがあるんじゃないかなというのはちょっと感じていて、嫌だなと思っています。(笑)
こちらとしては選んで出して、良ければそのまま最後まで行こうとゲームのプランとしても考えているので、選手には自分が最後までピッチに立ってゴールを決めたりゴールを守ったりという選手としての本質的な部分を高めていって欲しいなというのは思います。

ヴァンフォーレ甲府
石原 監督
ー今日のゲームに臨むにあたってどんな準備をされましたか?ー
チーム全体として開始早々の失点が多いという問題を抱えていたので、まずゲームの入り方を注意しようという事を話していました。

ー実際ゲームを振り返ってどうでしたか?ー
普段から良い距離感を保って、三角形を作るような練習をしているんですけれども、レイエスさんのプレッシャーを受けてなかなか上手くいかなかったというの印象です。
その中でカウンターであったり、選手が自主的に積極的にプレーしていたのは評価したいと思います。

ー後半の方がプレーエリアは高くなったように感じたが、ハーフタイムにはどんな話をされましたか?ー
まずは相手の背後を狙おうという事を話して、背後を狙う事で中盤にスペースが生まれるよという話はしました。
それによって比較的後半の方が中盤の選手がプレーしやすくなったのかなと思います。

ー今日のゲームで良かった所は?ー
1失点してしまいましたが、前回のゲーム(ヴェルディ戦)で7失点してしまったというのがあったので、今日も耐える時間は長かったですが、チーム一丸となって守る事は出来たなと感じます。
あとは得点の方もチャンスはいくつか作れましたが、勝ち切れなかった事は反省ですし、強い相手とやる中で積極性や自主性、勝ちたい気持ち、貪欲な気持ちというのをもっともっと私が選手から引き出せたらなと思いました。次に向けて良いゲームになったなと感じます。

ー話が戻ってしまうのですが、良い距離感を保って、三角形を作るような練習をしていると仰っていましたが、そういった事はクラブとして狙いを持ってやっているのでしょうか?ー
クラブとしてというのは大枠であるんですけど、私個人的に最重要のタスクとして自分の中で設定をして、まずこのU14の段階では最低限それは身につけてU15に繋げられるようにと考えています。
大きい三角形も小さい三角形もいろいろな三角形というのはあるんですけど、まず意識として常にボールに関われるように、そういう表現をしています。

ーそのプレーはゲーム中随所で見られましたー
あまり体格的に大きくない選手が多いので、多少狭いエリアでもプレーできるようにならないといけないと思うんですが、まだアジリティーとか身体的な部分はまだまだU14なので、大人と同じ事をしようとしても距離感とかも全く変わってくるので、距離感というのはよく話をしています。

ー今後に向けての課題は?ー
まずは失点をしないというのはもちろんなんですけど、あまりそれを強く言いすぎて積極性を失っても意味がないので、選手が伸び伸びできるように私の方からポジティブな声掛けをして、得点を取る事に重きを置いて取り組んでいきたいと思っています。

選手コメント

東急SレイエスFC
2青谷 舜
ーこれまでの成績なども含めて、このゲームに対してはどんな心境で臨みましたか?ー
これまで無敗だったので、そのままの勢いで続けて行けば1位も狙えるので、チーム一丸となって勝とうという気持ちでした。

ー前半を振り返って上手くいった部分と上手くいかなかった部分は?ー
良かった部分はサイドが幅を取って、ピッチ全体を広く使いサイドチェンジとかも使いながら攻撃が出来た。得点もOGではあったけど、すぐに点を返せたのは良かったです。
上手くいかなかった部分としては、全体的に緩くなってしまった。声もあまり出ていなくて、前線からのプレスも甘くて失点のシーンもミスからのカウンターだったので、そういった所を直せばもっといい形でゲームが出来たと思います。

ーその原因はなんだと考えていますか?ー
みんな前から前からという意識で周りが見えなくなってしまっていたからだと思います。
もっと全体的にコミュニケーションを取って、味方に情報を与えていれば防げるミスもあったのでそれは改善していきたいです。

3荒井 咲斗
ー右SBでどんな役割を持ってプレーしていましたか?ー
両サイドのバランスを取りながらサイドからの抜け出しとかを意識していました。

ーサイドからの抜け出しは上手くいきましたか?ー
今日はサイドの人と関係が上手くいってなくて、抜け出しもあまり上手くいかなかったと感じています。

ー上手くいかなかった事に対しては何が原因だと考えていますか?ー
自分が関わるポジションの選手とのコミュニケーションが少なかった事だと思います。

ーOGに繋がるクロスは狙い通りでしたか?ー
ファーにいた7内田に合わせようとしたボールが、少しミスになってそのまま流れていきました。(笑)

7内田 陽大
ーFWとして出場してどうやって攻撃をしていこうと考えていましたか?ー
相手がロングボールを多用してくるチームだったので、相手のDFと中盤の間が開いた時に中央でボールを一旦収めて攻撃に繋げようと考えていました。

ーペナルティエリアに良い形での侵入があまり出来なかったが、なぜだと考えていますか?ー
相手の守りの人数に対して、攻撃の人数が少なくてこちらが1人に対して相手2人で対応されていたので、カバーリングもあって取られたりしてしまった。

ーその状況を打開するためにどんな事をしましたか?ー
一人一人がボールに関わる回数を増やして、局面で相手の人数を上回る事を考えていました。

ー上手くいきましたか?ー
いや、コンビネーションでパスがズレたり噛み合わなかったりしてうまくいかなかったです。

ー次回に向けてはどんな事を改善していきたいですか?ー
自分とボールを出す人の考えをもっとすり合わせて、たくさんのチャンスを作っていきたい。

8エレハク 有夢路
ー今日はどんな狙いを持ってプレーしていますか?ー
個人としては自分がボールを持って攻撃を組み立てながらゲームを作っていくことや、チームとしてはボールを持つ時間を長くすることが出来るように心掛けました。

ー狙っていたことはゲームで出来ましたか?ー
うーん、出来た部分も出来てない部分もありますが、満足いく内容ではなかったと思います。

ーどういう所が満足いかなかった?ー
背後の抜け出しなどが少なくて、相手の陣形を崩すような攻撃が少なかった。ポジションを入れ替わったりするのも少なかったし、相手にブロック作られて守られてしまったなという感じです。

ー確かに相手守備を崩す場面はがあまりなかったと思うが、崩すためにどんな事を工夫しましたか?ー
背後に抜け出させるような指示を出したり、自分も積極的に前へ飛び出していったりする事は意識して工夫していました。

ヴァンフォーレ甲府
8横森 日々生 選手
ー今日のゲームはどんな狙いを持って戦いましたか?ー
前節は立ち上がりに失点が多かったので守備面で注意して、逆に1点取れるようにゲームの入り方を意識していました。

ーゲームの入り方は具体的にどんな事を意識しましたか?ー
後ろから変につないで取られるシーンを減らして、どんどん前に圧力を掛けられるように意識していました。

ー実際ゲームでの入り方はどうでしたか?ー
立ち上がりの失点を避けて、カウンターから先制点を奪うことが出来たので、ゲームの入りは成功したと思います。

ー今日のゲームで何が難しかったですか?ー
相手のチームは身体も大きく、身体能力も高い選手が多かったのでそこが結構やりづらかったです。

ーそれに対してどう対抗しようとしていましたか?ー
局面を1vs1にするのではなく、1人に対して2人でついてチャレンジ&カバーをして、数的優位を作って戦おうと話していました。

ーゲーム全体を振り返っての感想は?ー
先に1点を取って、自分達のペースでゲームを進めやすくなったのは良かった。その後相手にゴールを決められたのは仕方ないと思うが、そこでもう1回取り返せなかったのは課題かなと思います。

Next Game

Jリーグ U14メトロポリタンBリーグ
vs 川崎フロンターレ
11/3(火祝)13:00KO
等々力第一グラウンド
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