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Netflix良作シリーズ「Master of None」

こんばんは、月曜日の内山です。

月曜の夜って不思議な気分ですね。
まだ4日も働かなければならないという重圧と、一番気乗りしない曜日を乗り越えたという清々しさが同居しています。

さて、本日の記事はNetflix良作シリーズ第二弾「Master of None」についてです。
Netflixで次に見るドラマを探してる方は是非読んでみてください。

原作・主演

突然ですが、皆さんはこの男性を知っていますでしょうか。

彼の名はアジズ・アンサリー。このドラマの原作者です。
インド系アメリカ人2世というマイノリティなバックグラウンドを持つスタンドアップコメディアンで、MSGを満員にしちゃうような凄い人です。

スタンドアップコメディアン、という職業に馴染みのない方は同じくNetflixにて彼のショーを観ることが出来るので是非。

「Master of None」はそんな彼が普段ショーのネタにしているような移民、恋愛、宗教、食といった幅広い話題について、皮肉の効いたストーリーを展開するコメディドラマシリーズです。
原作者アジズ自らが演じる主人公デフのユーモラスな日常と、白人社会に生きるインド系アメリカ人の現実を鮮明に描いています。

爽やかな問題提起

ここからは私がこのドラマを観て良かったと感じた理由をつらつら述べていきます。

それはまさしく 爽やかな問題提起 です。

上でも述べたように、このドラマにはNYに暮らすインド系アメリカ人の原作者だからこそ描ける、マイノリティならではのエピソードがふんだんに盛り込まれています。
差別、格差etc...といった社会の闇をテーマにする作品は一般的に雰囲気が暗くなりがちですが、このドラマは観ていて全く気持ちが澱みません。

これは普段コメディアンとして活躍するアジズの真骨頂なのではないでしょうか。
この爽やかな問題提起こそ、このドラマの最たる魅力です。

各エピソードの結末に、提起した問題への明確な回答を要求しない点も良いですね。
正解は決して0か100といった明快かつ万人共通のものではなく、個々人がもがきながら形作るものなのだという原作者のメッセージが伝わってきます。 

いかがだったでしょうか。

当作品が気になった方は是非
エピソード1「PLAN B」から試聴を始めて見てください。あなたの日常に新たなインサイトが加わること間違いなしです。

本日の記事はここまでです。
ご覧頂きありがとうございました。

内山

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