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教養としてのワイン 渡辺順子

こんばんわ、JOJOサンダル買ってもらっちゃったタケウチです。

ワインのことをとりあえず知ろうということで「教養としてのワイン 渡辺順子」を読んでみました。
今日は(はじめに)(第一部 ワイン伝統国「フランス」を知る)を解説していこうかと思います。


まず、(はじめに)を自分なりに解説していこうと思う。
2006年に小泉総理が訪米した際に、ブッシュ大統領のアメリカ側から出されたワインはネット上でもっといいワインをサーブできたはずと話題になり、2014年にフランスのオランド大統領が訪米した際に、サーブされたワインがフランス国民からブーイングが起こるという出来事があった。

ワインには、ランクがあるため、どのようなワインをサーブしたかによって訪れた人への敬意を表すツールになること
そして、それだけワインは世界では共通の話題で、逆に言えば、世界中から愛されていることがわかる。


欧州では、ワインは教養の知識として学ぶことがスタンダードであり、フランスやイタリアだけでなく、イギリスの有名大学でもワインのことを学ぶことは当たり前であるようだ。
なんと、スイスでワインを学ぶ学校があり、必須科目として学んでいるようだ。また、スイスはワインだけは16歳から飲むことができ、合法であるようだ。

ビジネスシーンでもワインの知識は必要で、接待する側は何を出すか、接待される側はそのワインのコメントで評価され、気の利いたコメントが返ってくれば、関係が深まることがあるようだ。

僕ら日本人からするとワインは数あるお酒の1つに過ぎないかもしれないが、ここまで世界で愛されてることは僕自身も知らなかった。いま、コロナでグローバルよりも自国主義が強まっているが、グローバルは切っても切れない状態であるのは間違いない。そのため、ワインの教養は言語と同じように必須項目であると思う。ワインを勉強することは言語を勉強するくらいグローバルで見れば、大切なファクトになるのでないかと思う。
ワインは日本でアメリカでも欧州でも南米でも世界で生産されているお酒なので、スポーツや アート、音楽、映画と同じように会話のツールにも利用できると思う。
それがビジネスシーン、プライベートでも活用できそうだ。

次は、(第一部 ワイン伝統国「フランス」を知る)を解説していく。
いつから人間はワインは作り始めたのか?そしてなぜフランスは世界一有名なワイン生産国になったのか?

いつから人間はワインは作り始めたのか?

ワインの起源は6000~7000年前だと言われている。いろんな説があるみたいだが、紀元前5000年ごろの遺跡からワイン醸造に使用されたであろう道具が発見されている。そこから、エジプトに渡り、生活に浸透していったようだ。その様子がピラミッドの壁画にワインを生産する様子やワインを飲んでいる様子が描かれている。
これがワインの起源である。
ここまで歴史があるとは皆さんの中に知らない人が多数いるのではないでしょうか?

なぜフランスは世界一有名なワイン生産国になったのか?

フランスに初めてワインが渡ったのはローマ帝国時代である。
ローマ帝国が欧州に進出する中、フランス南部のシャンパーニュやブルゴーニュなどの土地でブドウを栽培させ、ワイン造りを伝えた。兵士の十分な食材が確保できないため、ワインを栄養補給として利用したようだ。

そして、イエス・キリストによって大きくワインが広まった。
「ワインは私の血である」という有名な言葉があるが、ワインは単なるブドウから作ったアルコール飲料ではなく、「聖なる飲み物」なのである。そこから、キリスト教の布教活動とともに浸透していたのである。
   
フランスが法律によって徹底して管理したことも確固たる地位を確立した要因でもある。

AOC法という法律でフランスはブドウの品種やアルコール度数、ブドウの栽培、選定方法、収穫量、ワインの醸造方法、熟成条件まで産地ごとのルールを細かく定めた。その法律により、フランスのワインの品質や伝統が守られたこともワイン王国フランス築き上げた。

ボルドーって聞いたことありませんか? 

ボルドーは世界で最も有名なワインの生産地であります。ボルドー=高級な赤ワインという世界で認知されています。ワインオークションでは7割がボルドーのワインで世界のワイン好きがこぞってボルドーのワインを狙っています。

ボルドーは気候や土壌はワイン造り上では最適な都市である。あとなぜボルドーがワインの都市として発達したかというとガロンヌ川という大きな川が近くにあり、運搬が容易にできたことが発達した一因である。他の都市は輸送に問題があり、ボルドーは土地の利によって英国に多くのワインを輸送できるによって経済的な恩恵を大いに受けた。

日本でいうと幕末の時代、パリ万博が開催された際、ナポレオン三世がボルドーワインの格付けを行い、そこで700もののシャトーが参加した中で選ばれたシャトーは今もなお高級なワインのシャトーとして地位を確立している。このような格付けと気候や立地がボルドーワインを有名にさせたのである。

フランスと言えば、ワイン。ワインと 言えば、フランス。
このようなイメージは僕も皆さんもあると思います。
その歴史を遡って行くと王や貴族または宗教や戦争などワインが発展する中で歴史上のキーポイントと密接な関係があり、ただのお酒ではない済まない歴史があることがわかった。また、海を越えて英国に行くと、ブドウが栽培できないというように自然のエネルギー(気候、土地)奇跡的に重なり合い、出来た産物であり、各都市によってもぶどうの種類や味が違い、直結してワインの香りも色も匂いも全てが違う。本当にに面白いお酒のだなと改めて感じた。
  

本書では、フランスの各都市のワインの特徴が詳しく書かれているので知りたい方はぜひぜひ、読んでみてください
  
おわり
    
タケウチ
   
   
   

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