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大相撲擁護訓練?

このnote、結局備忘録しか書いてなくなーい?って感じなんですけど…
それでも書いているうちに、大相撲に対する視点が増えていて、
本当は、ただ“おせっかいファンレター”という力士に直接お送りするには失礼過ぎるけど、わたしのこの力士に対する思いを吐露したーーい!っていうしょうもない企画をやりたくて始めたのに…
そんなモードではなくなってきて、モジモジ…
ということで、もっとお気軽ムードで、
わたしにとっての大相撲を書くことにモードチェンジ!(気分だけかも?)

ただ相撲が好きだから、相撲観戦だったのだけれど、
大相撲というカルチャーは、今の時代の価値観とはどんどんギャップが生まれていることは確かだし、
コロナウィルスがコンタクトスポーツの存在を脅かしたし、
大相撲がなくなってしまうのではないか?という不安がすごくて…
この大相撲というカルチャーはどう考えても、非難の標的にしやす過ぎて…
いざという時に、いかに擁護できるか?ということをちゃんと考えて訓練していかないと!という思いが芽生えました。

また、そもそも大相撲以外のカルチャーもどこか文明の利器などによって肩身が狭くなっていっているように思っていて、今の時代の社会の中でのカルチャーの在り方は日々考えるのですが、わたしの好きなカルチャーに限っては、大相撲以上に難しいカルチャーなんてないかも?ということは、このカルチャーを考えることって他のカルチャーの在り方のヒントにもなる可能性あり!みたいなことを考えたり考えなかったりで、大相撲というカルチャーをどう見つめるのか?その眼差しがどこにあるのか?それがどう自分にとってカルチャーであるのか?美しく思えるのか?を、個人として探していくことをまずはしたいのかも?という思ってきました。(ここに書くかどうかはさておき)
だれかの新しい眼差しはカルチャーにとっての道標になっているかもしれない。大相撲相手に、いかに自分としての目線を持つか?そこにトライすることで、大相撲観戦のカウンターカルチャーみたいなものを目指していると言ったら大げさですが、そんな一面も無きにしもあらずなのかもしれない。

大相撲擁護訓練!

「鶴竜、今場所も休場」という残念なニュースがあったけれど、本人は現役続行を望んでいるし、ファンとしても土俵上の鶴竜はもう一度観たいけれど…けしからん!と思っている人も多数でしょうし、協会からしたら、給料泥棒って思ってるかもしれないし、そもそも横綱審議委員会が引退勧告出してしまうかもしれない状況だし…胸がざわつくことしかできないけれど、
師匠の先代井筒親方が現役逆鉾の頃、
敬愛する北の湖が、晩年に休場を繰り返し、引き際を批判されていて、
「どうして記者さんたちは往生際が悪いとか書くの。あれだけの横綱なんだよ。引き際ぐらい好きなようにさせてあげなよ」
と言っていたことが書かれている記事(時事通信2019.9.17)を読んだこともあって、鶴竜は北の湖ほどの大横綱ではないけれど、師匠だって好きにさせてあげてよって思うはず…という情緒的観点が一つ。
大相撲という文化にはならわし、しきたりがあるけれど、それと前例の在り方を曖昧にごっちゃにして、一人の力士人生の在り方をふさわしいふさわしくないって言うの違いませんか?っていう観点が一つ。
今、最も怯えるは横審の判断ですが、今の時代の大相撲にとっての諮問機関として横審って機能してる??っていうそもそもの疑問が一つ。(今場所後の横審開催については未定らしいですね。)
以上の理由で、曖昧模糊とした良さも感じているけれど、
新参者のいち大相撲ファンとしては、個人の意思を尊重すること以外のことは違くなーーーーい??ってシンプルに思っているのですが、こんなこと言っても、一蹴される雰囲気ありありで、そんな大相撲は嫌だ!になりかねない。そんなところもちょっと今の時代ではないなぁという危機を感じるのです。
横綱に高額の給料が発生しているという点は、連続休場においては減給すること等を考えてもいいだろうし、横審に関してもメンバーや在り方を考え直してもいい。
あとは横綱たるものこうあるべき!みたいな、しきたり、ならわしの拡大解釈について。それを良しとするのが古参のファンの威厳みたいな感じがあって、わたしのような新参者のファンの素朴な考えに対して、勉強不足でわかってないんだから、口を挟むな!って、一蹴しちゃう雰囲気があるところは、もっと柔軟性を持っていても良いと思う。少なくとも力士たちの年齢は若く、古参のファンが生きてきた時代を生きているわけではないし、伝統文化の伝統って、古さを守ることでも、古臭い価値観に縛られることではないから、相撲という伝統文化の中で力士の生き方についてはアップデートしていいし、ファンはそれを見守ることしかできないのが本来だと思う。今の横綱は今の横綱として、一個人として生きてほしい。鶴竜という人間性の豊かな横綱だからこそ、特に。

って、あれーーー??鶴竜擁護になってしまった!
大相撲擁護訓練、失敗!

でも、ファンですら、こんなに思うところがあるのだから、
嫌悪の目で見られた時、伝統文化とかしきたりを盾に悪しき閉鎖的な価値観を継いでいるだけとか言われちゃう隙しかないんですよ…
わたしは全然大相撲についての悪く言いたくないのっ!
“日本の文化に深く根ざし、いつも人々の生活とともにあった相撲”が今の時代にも人々の生活とともにあってほしいだけなのです。
そもそも相撲って勝った負けたのシンプルなスポーツでもあることで、シンプルに楽しむこともできるから、間口が広くて、ファンも老若男女問わずで、見方も多種多様、愛され方も多種多様で、素晴らしいなぁって思うんですけどね。そういった寛容さがある大相撲だからこそ、この先の時代とともに歩めるポテンシャルがあると思っています。若い力士たちが誇りを持って居られる場所として、協会もSNSで世の中に迎合する形だけでなく、根の部分から、今の時代にあった大相撲をすくすく育ててほしいのです。だから、

大相撲を誹謗中傷しないでーーー!

と、これだけは大きな声で叫びたい!
これからの大相撲発展の願いを込めて、大相撲という文化を今の時代の感覚で見つめる訓練をちょこちょこしていこうと思ったのでした!

今場所もいろいろ大変な状態ですが…
3月の東京で、大相撲がまもなくはじまりますね。


◆余談◆
今場所の注目は、照ノ富士大関復帰なるか?やっぱり白鵬優勝なのか?そしてその弟子北青鵬は28連勝なるか?
あとは獅司、篠原、欧深沢、丸勝、颯富士など新幕下の力士が多いので、誰が活躍するのか?結局幕下なら復帰の阿炎が断トツ強いのか?
みたいなところを楽しみにしています!

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