4.28のこと

響龍さんのご冥福をお祈りいたします。
ちょうど三月場所の備忘録を書いていた途中で、あの日から全然その後のことが報道されず、心配し続けていた4月29日、その一報に愕然とし、
悲しさとショックでうつろな心が前を向けずに静かに夜を過ごしました。
正直、取組自体に危険性があったわけでもなく、不慮の事故だったのだろうと思うし、あの場での対応は、統制はとれていなかったものの、ものすごく不適切だったとも思わなかったのだけど、そう思うことは、相撲という競技の危険性を露呈したとも言えるだろうし、相撲ファンという自分自身の軽薄さに気づかざるを得ず、それはそれで傷ついたりもしたのは事実。一方で、力士のみなさんの不安を想うとどうしたら良いものかと思う。でも、どうすることもできるわけがなく、綺麗事を言えるはずもない。

それとは別で、
今後のことについて、この佐々木一郎さんの記事はとても真摯に向き合われていて、近い考えが書かれていました。
このことや、初場所の脳震盪のことで、土俵下に医師を常駐させたいという意見はよく目にするのだけど、お医者さんってそんな暇じゃないよなって思ったんですよね…ほぼ出番のない役職を受けてくれるお医者さんって、よっぽどの好角家の医師でない限り、正直信用していい医師なのかどうかも怪しいような…
相撲診療所の医師との連携をもっとうまくできるようになるのはもちろんなのだけど、講習会を開くこと以外に、審判部の親方衆は緊急時の対策やメンタルケアについてしっかり勉強していただくのがいいのでは?と思ったのですけど。なんならライセンス制にするくらい厳し目のテストを定期的に受けて、合格しないと審判部の配属はできないくらい(もちろん給料もUP!)。親方であるという責任に1つ保証が加わるわけで、審判部がただの花形ではなく、子を預ける親御さんも信頼しやすいのでは?と、思うのと、親方といえども、やっぱり最近の某審判部親方の力士たちを急かす怒鳴り声とか気になるわけで、力士に品格品格言うならば、親方としての品格も問いたいと思わなくもないのでした。まぁ品格って言うことが正しいのかは疑問ですが。審判部の親方なら絶対に土俵下にいるし、講習会を受けたからといって、いざという時しっかり対応できるかという不安はあるし、あの場にいる親方という立場の人間が一番詳しい状態で指示出ししてくれるのは一番不安が少なく、円滑に対応できるのでは?
親方という立場においての努力の仕方も今の時代に合わせていく必要があるように思う。やることばかり増えて、親方って大変過ぎるけど、自主的に努力されている親方とそうではない親方でもどんどん差が生まれていくようにも思うので、協会内でも努力する必要があると思う。一度部屋に入ると移籍できない力士の立場を思うと、ある程度部屋の質は担保したいですし。
謎の提案、失礼いたしました。

どうかみんなが安心の大相撲を。
わたしはこの先も大相撲を愛し続けたいです。

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