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「本当に最新作が最高傑作の見本のような、大傑作でした!」「犯人当てミステリーの極致というしかない傑作!」アンソニー・ホロヴィッツ『死はすぐそばに』先読み感想をご紹介!

毎年秋のお楽しみ! 今年もアンソニー・ホロヴィッツの新作をお届けする季節がやってまいりました。今回お届けするのは〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズの『死はすぐそばに』『メインテーマは殺人』『その裁きは死』『殺しへのライン』『ナイフをひねれば』に続くシリーズ第5弾です。

装画:Will Staehle/装幀:Will Staehle、中村聡
装画:Will Staehle/装幀:Will Staehle、中村聡

【あらすじ】
ロンドンはテムズ川沿いの閑静な高級住宅地リヴァービュー・クロースで、金融業界のやり手がクロスボウの矢を喉に突き立てられて殺された。門と塀で外部と隔てられた、昔の英国の村を思わせる敷地のなかで6軒の家の住人が穏やかに暮らす――この理想的な環境を、新参者の被害者は騒音やプール建設計画などで乱していた。我慢を重ねてきた住人全員が同じ動機を持っているこの難事件に、警察から招聘された探偵ホーソーンは……。あらゆる期待を超えつづける、〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ第5弾!

アンソニー・ホロヴィッツ/山田蘭訳『死はすぐそばに』創元推理文庫

この『死はすぐそばに』で扱われるのは、元刑事の探偵ダニエル・ホーソーンが語り手兼ワトスン役のアンソニー・ホロヴィッツに出会う前の事件(前作『ナイフをひねれば』でチラッと言及されていました)。語り手を変えずにどうやって過去の事件を描くのだろうと思っていましたが、実際に読んで「この手があったか」と、著者の引き出しの多さに本当に感心した次第です。

今回は2024年8月に実施した、『死はすぐそばに』のゲラ版先読みキャンペーンでお寄せいただいた感想の一部をご紹介いたします。
すてきなご感想を本当にありがとうございました!


【ゲラ版を読んでいただいた皆様のご感想】

こんなにも、先が読みたい! だけどずっと読んでたい、読み終わりたくない! という矛盾した葛藤に苛まれるストーリーって初めてかもです……!! (40代・女性)

魅力的な事件と、過去を暴くに連れて二転三転する推理、そして暴かれる結末は犯人当てミステリとして、ホロヴィッツ作品として毎度のことながら最高です。(20代・男性)

待ちに待った、ホーソーン&ホロヴィッツシリーズの最新作! それで? それで? 次はどうなるの? と、ページを捲る手が止まらず、一気読みしてしまいました。英国の高級住宅地におけるご近所トラブル殺人事件で、住人全員怪しさしかない中、ラストはあらゆる伏線、ヒントを美しく回収しきっての犯人当てで、最高に気持ち良かったです。(40代・女性)

ラスト2ページが圧巻で、読み終わった後呆然としてしまって、気持ちの整理がつかなかったほど。(中略)最高にスリリング!で面白い。もっとホーソーンのことを知りたいし、これから2人がどうなるのか興味が尽きません。(女性)

古典から新規まで色々な殺人ミステリーを読んできましたが、そんな人間に向けてのご褒美のような作品でした。これからの展開もとても楽しみです! アンソニー・ホロヴィッツ先生とダニエル・ホーソーンをこれからも応援しています!!(20代・女性)

シリーズを重ねるごとに、驚きが薄れてしまうのではと、読む前は不安を感じていましたが、杞憂に終わりました。シリーズであるからこそ、今まで以上に驚きを感じる作品となっていました。真相に向けて一直線に進んでいくように思え、先を暗示する表現もあるのに、物語の展開に驚かされました。またしても、シリーズの最高傑作を更新するような一冊です! どうやったら、こんな物語を思いつくのか!?(40代・男性)

“圧倒的な犯人当てミステリ”の惹句に偽りなし! 古典ミステリ好きこそ、極上の犯人当てに挑戦して、私のように一日中唸らされてほしいです。そして読者は全員、最後に「ホーソーン……! もう貴方って人は……!」と呟くことになるでしょう。ますます凸凹バディの行く末が気になってしまう最高の最新作でした。(30代・女性)

高級住宅地で起きた「最悪の隣人」を巡る殺人事件。住人たちには皆、事件を起こす動機あった……。誰が見ても単純明快な事件解決だった。だが! そんなわけはない! ホーソーンとホロヴィッツが関わる事件に「単純な事件」なんてありえない!(中略)とてつもない真相にたどり着くという凄すぎる展開にページを捲る手が震える……。もう、犯人当てミステリーの極致というしかない傑作!(60代・女性)

本当に最新作が最高傑作の見本のような、大傑作でした!(中略)シリーズものなので1作目から読み進めるのが良いのはその通りですが、今作から入っても十分楽しめると思います。秋の夜長、極上のミステリ小説でお楽しみ下さい!(40代・男性)


アンソニー・ホロヴィッツ/山田蘭訳『死はすぐそばに』(創元推理文庫)は本日9月11日(水)が公式発売日となります。


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