2023年5月13日東京思風塾「人生のパートナーと響き合う」

愛を自然発生的な段階から、愛を文化たらしめて、愛を人生を生きる力・能力として愛を育てていくという自覚が非常に大事!

その自覚を持つことによって、夫婦関係もガラッと違ってきて、お互いに協力し合って、努力して、愛をつくっていくということができるようになり、結論が出ないような夫婦喧嘩でお互いを攻め合い、悩み合うという状況から脱却していくということになっていくのではないか

夫婦の愛の問題については、いろいろな書物で問題にされ、解き明かされてきましたが、
愛の問題というのは学問の研究対象ではなく、文学の対象と言われて
文学では愛のあり方やバリエーションが描かれておりますけれども、
一向に人間は愛に関する生き方において、古代から今日に至るまで成長していない。現代人も愛について悩んでいる。

小説として愛のバリエーションが描かれば描かれるほど、あんな愛、こんな愛…いろんな愛が描かれ、不幸な犯罪や事件となって展開されていくような恋愛小説。事件となってしまうような夫婦関係となってしまうような小説に描かれており、愛のバリエーションがあればあるほど、愛に悩み苦しむ状況から脱却できない

感性論哲学では愛を自然発生で考えるのではなく、全くこれまでとは違う、新たなる次元から愛をとらえる

人間の愛の原点に帰るということをしないといけない

愛を文化たらしめるという関わり方、捉え方を感性論哲学では推奨している

愛を文化たらしめる=人生を生き抜く力に変えていく

愛はこれまで人生の迷いの対象だった
愛をこれから生き抜く力に変えていく。理性という能力と対比され、匹敵するくらいの愛の能力を成長させていって、この愛に関する力というものを高めていくということをしないと、我々は夫婦の愛、親子の愛、人間関係における愛の苦しみから自分自身を解き放つことができないのではないか

皆さんもぜひ「愛を文化たらしめる」という発想や考え方を一度考えておいてもらいたい

もし愛というものが、文化となって、愛というものを能力と考えて、人生を生き抜く力としてとらえるならば、小学校一年生から学年が進むに従って、愛の力が成長していって、学校を卒業するころには、愛の実力というものを獲得して、その愛の実力というものを持って社会に出て行って、さまざまな人間関係を処理していく。そういう力が出来てくるのではないか。

知識や技術によって社会に出て行って、いろんな仕事をしていくように、愛というものについても基本的な知識や技術を学んで、人間関係を処理して、たくましく人生を生きていく
そういうことが今人類には求められる段階に入った

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