写真_2018-06-19_19_00_30

毎シーズン「パリ出張」の僕がオススメするユーロスターに乗る際のコツ

私、高嶋一行は「Showcase Tokyo」という日本ブランドのエージェントを運営しています。
業務内容は、イギリスを拠点に日本ブランドの海外セールスを行うことです。

主にパリコレ期間中にパリにて展示会を開き、世界中のバイヤーを呼び込み。
そして担当する日本ブランドの海外営業のお手伝いを行っております。

このnoteのマガジンでは、パリの展示会での出来事から日本ブランドの海外進出に向けたヒントや方法。
その他、海外ファッションに関することをご紹介して参ります。

毎シーズン「パリ出張」の僕がオススメするユーロスターに乗る際のコツ

さて、現在この記事をパリへ向かう電車の中で書いています。

6月の終わりのこの時期はウィメンズのプレシーズンとメンズコレクションの時期なんですね。
なので担当するメンズブランドの展示会にてセールスをするためにパリへ向かっています。

日本からパリへ向かう人たちは飛行機で皆さん来られます。
なんでもファッション業界の人たちのパリ出張が集中するので、パリコレ時期の航空券は争奪戦なんだとか。
同じ飛行機にファッション業界人が多数。。。なんて飛行機も多いみたいですね。

日本からの10何時間のフライトに、同じ業界の先輩が席の近くにいると若干リラックスできないような気がします。

ただ、僕はそんな心配とは縁が無いというか、住まいがイギリスなのでユーロスターで3時間弱。空ではなくレールの旅にてパリへ向かいます。

飛行機よりも電車の方が気がラクでいいですよね。
僕なんて電車の方がリラックスできるからか、よく失態を起こします。
先月の日本帰国時に乗った新幹線で見事にチケットを紛失するという気が抜けたミスを犯してしまいました。

東京〜京都への片道約14,000円ほど。
再度支払うこととなり、チケット代が2倍となってしまい泣く思いを味わっています。

ただし、ユーロスターではそんな問題はありません。
なぜならチケットはスマホの中で管理できるから。完全なペーパーレスです。

スマホのバッテリーが無くならない限り、チケットを失くすこともありません。
新幹線も早く完全ペーパーレス化を行って欲しいですねぇ。

さて、パリ出張の際に乗っているユーロスターですが、もうかれこれ10回以上乗っていることとなります。
なので今回は「ユーロスターに快適に乗るコツ」をいつくか紹介したいと思います。
出張でも旅行でも、パリとロンドンを結ぶユーロスターに乗る際に役立ててください。

えっ?また海外セールスと関係無い内容だって?
海外セールスに関しては、パリの展示会が終わった後にまとめて紹介致します。
それでは行きましょう、僕が個人的にオススメするユーロスターを快適に乗るコツ4つほど上げておきましょう。

ユーロスターのチケットはとにかく早く予約する。

新幹線のチケットって、基本的に値段は一律じゃないですか。
買い方によっては早割などがありますが、基本的に出発の直前でも料金は一緒ですよね。

これがユーロスターとなれば値段が全然違う。

出発直前となればなるほど、チケット代が高くなります。
逆に数ヶ月前に予約しておけばチケット代はかなり安くなります。
その差は半分以下。

なので出張や旅行の予定が決まったら、すぐにユーロスターの予約をしましょう。
安ければ往復70ユーロ(約1万円)ほどで予約ができます。
これが直前となれば片道で70ユーロ(約1万円)以上取られることもありますからねぇ。

足元を見てくると言うか、段取りが悪い人が損するようなシステムとなっていると言うか。
とにかく早く予定を組んだ者が勝つんです。

どんだけ普段の仕事が遅くて段取りが悪いイギリスの人でも、ユーロスターなど電車のチケットは段取りよく早く取っていたりしますからね。

日本の新幹線でも導入すれば、スケジュール管理などがもっとスムーズになるのでは?と思いますがどうでしょう。

座席は自分で選ぶ、ベストな席は車両の両端辺り。

そして、今回の最大のポイント!
それが、予約時に座席は自分で選ぶことです。

ユーロスターをオンラインで予約すれば、最初はコンピューターが勝手に席を決めてしまっています。
もちろん、そのままでもいいのですが快適にユーロスターを乗るなら自分で席を選び直しましょう。

僕がオススメする座席は、車両の両端です。
ただ、両端は車椅子の方などの優先席となっていることが多いので、正しくは「両端から1列内側の席」です。

なぜこの席がいいのかという理由は2つあります。

1つ目がスーツケース置き場から近いこと。

ユーロスターには車両の両端にスーツケースを置くエリアがあります。
皆さん大きなスーツケースの方はここに荷物をおいているのですが、チェーンの鍵を付けるわけでもないので盗難が心配ですよね。

さすがに大きなスーツケースだし、降りる駅はみんな同じだし、盗難の心配は無いと思いますが心配は心配なんです。

パリのスリをナメてはいけません。
極力変なトラブルに合わないためにも、スーツケースだって目につくところにキープしたい。

だから両端の近く席に座ることで安心できるんです、
常にスーツケースを見守ることができますからね。

それに、ごく希にスーツケース置き場がいっぱいになって置けない時もあるんです。
そうなると、誰かのスーツケースの手前や上に半ば無理矢理感ある置き方をしなくてはならないことも。

そんな時もスーツケースの近くに座っていれば、いざとなればすぐに移動できるので安心。

まさに心配性な僕にとってベストな座席なんです。

2つ目はトイレが近くにあること。

ユーロスターのトイレは当然ながら車両と車両の間にあります。
なので車両の両端に座っていればすぐにトイレに行くことが可能。

日本ではあまり無い感覚かもしれませんが、パリやロンドンってあまり公衆トイレが無いんですよ。

駅の構内にトイレがあるところって珍しいぐらい。しかも有料。
なのでユーロスターに乗る時はできる限りトイレは電車内で済ましておくこと。
絞り出しておくんです。

いや、これ冗談ではなくて、本当に絞り出しておくんです。
特にパリはユーロスターに降りたら最後、ホテルに辿り着くまでトイレな無いと思った方がいいでしょう。
もちろんマクドナルドやカフェに入ればトイレは利用できますが、何か注文してから利用することが礼儀ですし、スーツケースを持ちながらだと明らからに不便。

なので、身軽な電車内のトイレで空っぽにしてしまうんです。
多分ヨーロッパに長く住んでいる方なら共感してくれるはず。本当に。

充電やフリーWiFiを活用する。

出張や旅行であると便利な物。
それが充電スポットとフリーWiFiです。

もちろん、ユーロスターのフロアにもありますよ。
パリなら荷物検査を終わった後すぐに。

ロンドンでは荷物検査を終えて右手の方に用意されています。
プラグは英国式とヨーロッパ式の両方が差し込み可能となっているので便利。

電車の中でも座席に下に充電プラグがあるのですが、やっぱり心配性な僕は電車を待つフロアで必ず充電をしておきます。

いざ電車に乗ると「旧式の車両で電源プラグがない!」なんてことも経験してますからね。
念には念をがヨーロッパでは大切です。

たまにこの充電スポットは混んでいて席が空いていないこともありますが、プラグは空いていることが多いです。
座っている人に一言声をかけて、充電だけさせてもらいましょう。
もちろん、あまり遠くへは行かず充電中のスマホの盗難にも注意が必要ですよ。

ちなみにユーロスターの最新車両なら座席に電源とフリーWiFiがあります。
フリーWiFiはちょっと繋がりにくいので、気休め程度だと思っておきましょう。

パリからロンドンへの乗車ではペンを忘れずに。

そして最後に、これが結構ポイント。
パリからロンドンに入国する際は、入国審査カードの記入が必要です。
この入国審査カードはユーロスターの駅ですぐに手に入ります。
が、ペンが無いんです。
ペンあるんですかね?僕は1度もペンが置いてあるところを見たことがありません。

なのでペンが無いと入国審査カードが書けない。つまりはロンドンに入国できないことになります。
ペンを笑うものはペンに泣くんです。

何度ユーロスターに乗るゲート近くで

「ペン貸してくれませんか?」

と聞かれたことか。ペンを持っていないと借りるか買うしかないです。
なので、ペンはお忘れなく。

時間に余裕があれば問題ないですが、時間がギリギリな時にペンがなくて入国審査カードを書けないとアセりますよ。

という以上4つのポイントをご紹介しました。
お分かりの通り、ケチで心配性な僕の性格が出ている内容となりました。

ちなみにユーロスターでチケットを失くしたらどうなるんでしょう。
多分データベースがあって、再発行してくれそうな気がしますが、、、、どうなんだろ。
怖くて試すことができないでので、経験した方がいらっしゃったら教えてください。

いまだに悔しいんですよねぇ。新幹線のチケット代をダブルで支払った失態、、、トホホです。



いただいたサポートは金額に関わらず「大切に、大切に」最もこのメディアにとって有益だと思うコト・モノに使用いたします。