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革命のはじめ方【レッスン27】克己について『武士道』新渡戸稲造著

『武士道』シリーズの最終回です。もっと詳しく知りたい方は新渡戸稲造の『武士道』を読んでみてください。比較的薄い本なので。
それでは今回は『克己』です。我々は如何にして振舞うべきか、ということです。やはり義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義があるなら、それ相応の振る舞いをすることが必要です。

『克己』とは、喜怒色に現さず。自制力です。
武士は、最も深き苦しみの時でも彼は赤き眼、濡れたる頬にも笑いを浮かべて常に変わらず君を迎える。
呟かずして耐えることを学べ。しかし、これは過ぎると頑固だったり、偽善だったり、情感を鈍らせることになる。

私はコンサルタント的な仕事もしていますので、経営者の中にはすぐ沸点に達してしまう人とか感情をすぐ態度に現す人が多いと思います。非常に見苦しいし、これでは部下も力を発揮できません。怒るのが仕事と考えている人はいまだにいます。また若い人の中にも文句や権利ばかり主張して何も行動に移さない人が多い。というか、そういった人ばかりです。自戒を込めて書いています。
義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義が身についている人なら、きっと『克己』もできるでしょう。
間違ってもらっては困るのですが、イジメを耐えろと言っている訳ではないです。そもそも『武士道』の世界ならイジメなんてないはずだから。
それでは皆さん、武士道精神は身につきましたか。戦後のグローバリズムによって貶められた武士道精神を今こそ正しく甦らせましょう。

◇◇東京ハバナの理屈の想定外のコーナー◇◇
義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義・克己をひとつずつまとめていきましたがいかがでしたか。皆に本当の『武士道』を理解してもらいたいし、改めて考えてもらいたい。そして自分の上司や政治家を皆で武士道視点で監視していきたいと思うのです。彼らの行動は武士道精神からかけ離れてしまっている人が多いと思っています。勝ち組・負け組とか、個人主義とか、カネ至上主義とか、そんな社会に暮らす価値などないのではないか、と思ってしまう。私は問いたい。我々はいったい何処を目指しているのか。


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