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【革命のはじめ方】世界を支配するシステムから脱出せよ。

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世界を支配するシステムがあなたには見えていますか。支配システムは我々を肉体的にも精神的にも縛り付けている。思考も操られ、行動も操られ、もはや我々に自由意志は存在するのだろうか。多…
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2021年2月の記事一覧

革命のはじめ方【レッスン16】『価値をゼロから創ってみたい』

東京ハバナです。20年以上もコピーライターとして働いてきました。近頃では当時思い描いていたコピーライターらしい仕事はほとんどありません。時代は変わり続けています。コロナで私のような仕事が今後も続くかどうか甚だ怪しい限りです。 様々な会社の上層部の方から悩みを聞きつつ、販売促進を進めてきた経験から最近コンサルタントまがいのことをするようになりました。 私はこの歳になるまで『既に価値あるモノ』を集めることばかり考えていました。価値はあらかじめモノに内在している。だからその価値あ

革命のはじめ方【レッスン15】『あるべき姿』

鳥たちはどこまで高く飛べるか挑戦することはないのだろうか。 例えばそういった挑戦をしたとして、 その挑戦者は鳥たちの中で称賛されることはないのだろうか。 また、魚たちはどれだけ深く潜れるか試してみることはないのだろうか。 好奇心が肉体の限界を越えることはないのだろうか。 いや、きっと動物とてその欲求に逆らえない者はいるはずだ。 人間ならなおさらだ。 だが何故だろう。 挑戦者たちはいったいどこへ向かうのか。 私も何処かに行きたいと思っているが、 いくら進もうとしても一向に進まん

革命のはじめ方【レッスン14】『悪童日記』アゴタ・クリストフ著

アゴタ・クリストフの『悪童日記』3部作を読んだ。『悪童日記』ではシステムから外れた双子の兄弟の姿を描いていたと思う。『ふたりの証拠』ではその後の双子の片方の物語を見た。『第三の嘘』では我々の世界は虚像であることを見た。 私は文学作品を読むとシステムの存在についつい目が行ってしまう。作者は自分なりの表現でシステムの真実を伝えようと四苦八苦しているように思えてならない。この作品の作者アゴタ・クリストフにとっての世界の真実とは何なのであろうか。彼女は世界にどんなシステムを見たのだ