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デルフト工科大学のオンラインコース

先週の日曜日からサマータイムに変わり、夜8時でも電気のいらない明るい季節になりました。暖かい季節になると心も体も動き出すような気がします。私は学びのスイッチが入り、ここ1ヶ月は、読書量やオンライン勉強会など参加が増えてきました。新しいことを学びたいと思い、知人に相談したところ、大学のオンラインコースを紹介されたので、早速受講しています。

コースタイトルは”Circular Economy for a Sustainable Built Environment”。
建築分野におけるサーキュラーエコノミーのレクチャーを受けています。合計6週間あり、毎週ちょっとしたレポートの課題があります。
*一応、コースのシラバスには週3-4時間程度のボリュームと書いてあったので、仕事には支障がない範囲ですよ。

このタイトルのコースを受ける理由は、オランダの首都であるアムステルダム市は"Amsterdam Circular Strategy 2020-2025"という戦略を立て、2050年までに完全な循環型都市を実現することを目標に掲げています。オランダに赴任する前から、知っていましたが、住んでいても自分から積極的に情報を入れていかないと、「ここは循環型都市を目指しているんだ!」というような勢いは感じることはないです。ということで、先の話に戻り、自ら学びを始めることにしたのです。

さて、東京西海は波佐見焼をルーツにもつテーブルウェアの会社です。オランダのデルフト市はデルフト焼(フェルメールの方が有名?)があり、焼き物の繋がりがあります。おそらく、循環型のモノづくりやプロジェクトにおいて良いコースがあるのではと、アドバイスをもらったという流れです。あとは、ダッチデザインウィークのあるEindhovenの工科大学も期待が高そうのことで、このコースが終了したら、次は何を受けるかリサーチ中。学ぼうと思い立った時に、オンラインで、しかも無料のコースがあるとは、魅力的です。ちなみにオランダ人の90%が英語が話せると言われています。オランダ語が話せなくても、単位取れます。

R framework: 
建築の考え方にも、ものづくりの考え方にも、生活の仕方にも、このフレームワークで考えると小さなことからコツコツと資源を無駄にしない生き方があるなと考えさせられます。もちろん、エコバックを持ち歩く等、既に生活に溶け込んでいることもあるので、「自分もやれている」と、安心する人もいるのではないでしょうか?R0:Refuseの精神、素晴らしいと思います。

R0-R7は、考え方や発想力を磨けという指針にも見えました。今後、我々のビジネスも、素材のリサイクルや燃料の問題だけでなく、もっとその手前にできることの可能性も挙げていくことも同時に必要です。生活力も大事になってきます。この年になると、学ばずして発想なし、頑張ります:D

R framework

最後に、Circular の対になる言葉はLinier Economy、お客さんとの関係は売れば終わりです。逆に、Circular Economyの考えは、売り手はずっと商品とお客さんの間に入ることを意味します。気持ちの面では、後者です。アクションも追随させたいと思います。

Amsterdam Circular Strategy 2020-2025

この戦略は、新しい原材料の使用を大幅に削減し、持続可能な都市に貢献することを目的としています。今後数年間で、市は貴重な原材料を保存するために、入口から加工までのさまざまな材料の流れをマップ化する予定です。
2030年までに新しい原材料の使用を半減させ、2050年までに完全な循環型都市を実現することが目標です。(deepl訳)
https://www.amsterdam.nl/en/policy/sustainability/circular-economy/ ←より詳しく


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