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こんにちは。
東杏印刷のオンラインストア「いいすと」です。

手洗い、うがい、アルコール消毒、いつもの習慣になってますでしょうか?
7月始め頃から新型コロナウイルスの再々流行が始まり、第7波が来ています。
ひと頃に比べるとPCR検査もメジャーな存在になり、ちょっと大きめの街だと、チェーン展開している薬局やドラッグストア、病院などあちこちで行われるようになってきました。
また、呼吸器系の疾患でもあることから、最近医療機器で安定的に売り上げを伸ばしていたのがパルスオキシメーターです。
素人の私が調べたことを簡単に述べていきます。


パルスオキシメーター(英: pulse oximeter)を調べてみました。


パルスオキシメーターは日本語に訳すと「経皮的動脈血酸素飽和度測定器」といい、皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置で、赤い光の出る装置(プローブ)で指をはさむことで測定します。
SpO2は「oxygen(酸素)のsaturation(飽和度)をpercutaneous(経皮的)に測定する」の意味で、病院や介護施設では「サチュレーション」というネーミングで、患者さんや利用者さんの日々の健康状態を確認しています。
平たくいえば、手の指先や耳たぶを洗濯挟みのような太いもので挟み、表示された数字を調べる機器です。
測定時に血中の全てのヘモグロビンと酸素が結合した時に結合可能な酸素の量に対する、結合していた酸素の量の比を百分率で表したもので、正常値は96~99%といわれています。
測定値が90%以下だと呼吸不全など呼吸器または循環器に異常がみられる可能性が高いので、酸素療法の適用になるとされています。

いつから医療機器になったのでしょうか


かつて酸素飽和度を図るのは医療従事者にとって大変でした。
血を抜くことなく連続的に測定する機器がイヤーオキシメーターという名前でありました。
(1940年代)ただ、耳を温めたり圧迫したり、プローブ(挟む機器)がずれると図り直しが必要だったのです。
1970年にイヤーオキシメーターの進化型が出ましたが、プローブも大きくて(5㎝角程度)まだ改良が必要でした。
1974年になって「動脈血は血管内で脈動する」という事実から、生体を透過した光の変動を利用することで、誰でも簡単に患者さんの負担やリスクもほとんどない機器、パルスオキシメーターの原理が日本で誕生したのです(日本で誕生…ちょっと誇らしい気分になります)。

まとめと所感


ご家庭にもあるとちょっと便利なパルスオキシメーターは、家電量販店やECサイトでも販売しているので手に入れやすくなっています。それだけメジャーな医療機器になってきたのでしょう。
これは私見なのですが、長い人生をできるだけ健康に過ごしていくには、病気の前の未病(病気に向かう状態)を自覚し、心身を健全な状態に戻すようメンテナンスしていく、予防医学の方向に流れが変わっています。
ちょっとしたツールで医療従事者に健康状態を伝えられるのは今の時代ならではだと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。(飯嶋)

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。


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