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撮影後記

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ストリートスナップさながらに本を読んでいる人に声をかけ、読書姿を撮影し、読んでいる本のタイトルを教えてもらう「東京の本よみ」です。撮影を振り返って、毎月最終日に撮影後記を書いてい…
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#日常

【2月の本よみ】 あれは果たして時間にすると

そこはベンチではないけれど、人が腰掛けるにはちょうどいい段差になっている場所だった。 公…

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【2月の本よみ】 エニタイム

場所に軟拘束されたままで時間だけ少し空いてしまうことがある。運転免許の更新に行ったときの…

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【1月の本よみ】 その本を読んでいるからといって

最近、生活の中で「先入観」や「思い込み」について考える出来事がちょくちょく起こる。 一つ…

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【7月の本よみ】 あじさいを背中に

そこは日常的に通る道だった。 まだ真夏のような日差しになる前の時期で、夕暮れ時のこと。 …

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【7月の本よみ】 パンを片手に

その人は、片手でパンを食べながら文庫本を読んでいた。 都内にあるフリースペースで、近くに…

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【7月の本よみ】 そこに在るひと

都内にある美術館のラウンジで、本を読んでいる女性がいたので撮影させていただいた。 読んで…

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【6月の本よみ】 休日の公園

この日この時間この場所で、我々が声をかけることをまるで知っていたかのような、そう思ってしまうくらい、お声がけをするとすぐにうなずき、そのまま変わらない様子で目線を本に戻した。 夏の近づきを感じられるような青空が広がるその日は、 公園の噴水近くに休日のひとときを楽しむ人の姿がたくさん見られた。 読書姿を撮影させてもらったあと、読んでいた本の表紙を撮らせてもらいながら、本の話になった。 この本を買って読んだのは10年近く前だそうで、久しぶりに本棚から出してもう一度読み返して

【6月の本よみ】 雨の日のコーヒーショップ

この日は朝から雨の一日だった。 コーヒーショップのカウンター席で終わらせたかった仕事の作…

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【6月の本よみ】 雑踏の過ごし方

都会的な印象の男性である。人通りの多い場所にあるコーヒーショップ、その店内には空席がある…

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【6月の本よみ】 階段の片隅で

えっ、こんなところで..!? その日は確かに気候も良く、晴れていたけれど まさかこんなとこ…

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【6月の本よみ】 偶然の夕暮れ

初夏の夕暮れは気持ちがいい。気温は20℃前後、湿度も低く、18時を過ぎてもまだ明るい。そして…

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