見出し画像

木工戦記②

昨日から始めました、自作ギターに取り掛かってるという連載です。

https://note.com/tokyometalcity/n/n9484fe4e244d

1回目の記事はこちら↑
半加工品の状態で手に入れたボディとネック、それをギターとして組む前にちょっとリデザインを入れてみようと思いつきました。


手に入れた状態
線のイメージを描き入れました

画像をよく見ると、ボディを切り出した時の旋盤の刃の跡が結構残っててます。
これを削って取りつつ、ボディのカーブも削り直そう、と思いつきました。

とはいえ、そんな木工やったこともなく、手順も道具もよく分からない。
ノミか、カンナか、ヤスリで頑張るか…、それくらいのイメージしかない。
でも、今は便利な時代ですね。
YouTubeで「ギター カーブ 削り」みたいなワードで検索しましてですね、いくつかの動画を見ました。
しかしながら!色んな動画を見てるとやっぱ業務的にやってる方って、ほぼ電動工具なんですよね。ハンドサンダーとかでビーン!とあっという間に削り飛ばしちゃう。お見事。

一瞬ホームセンターのレンタル加工室借りてサンダーで削ることも考えましたが、何せ不器用な人間ですから、ギターになるはずだったものをいくつかの木片と大量の木屑に変えて終わる未来しか見えなかったので、それはやめました。
他にもバイオリンの削り出しとかみてまして、
ボクにとって一番慎重かつ確実に進められそうなのはカンナとヤスリの合わせ技と判断しました。

カンナで削っていってヤスリで均す作戦です(作戦というほど大したものではない)。

で、ここまでで、はっきり分かったのは木工の作業含めてモノづくりって段取りのイメージの整理と道具が8割くらいですね。
とはいえ道具はないし、経験もない、段取りのイメージだけはしっかりやってみようと思った訳です。
早速、某Amaz○nでホビー鉋(ちっちゃいカンナです)というものを買いまして、

よく分からんが削ってみる!!笑
人生で初めてカンナを使いましたが、刃の調節が難しいですね。出過ぎてると木屑が即詰まって切れません、引っ込みすぎてるとそもそも切れません。絶妙なところがあります。
平面がちゃんと出たところに厚紙とかをしいてカンナを置き、少し刃を押した状態で固定するとちょうど良い感じでした。
本当は刃をちゃんと改めて研いで、カンナの台も平面出しをした方が良い訳ですが、現段階ではまぁ良いかな(汗)という怠け者丸出しスタイルで臨みました。思いっきりモノづくりに向いてませんね。
とはいえ、リーズナブルなものですが、刃の出し方を調整すればしっかり切れます。
削り節みたいな削り屑が出てくるとやはり嬉しい気持ちになります。
そんなこんなで無心でひたすら削ること…どれくらい削ったのかな、、メタルのアルバムを一枚聴きながら作業して、アルバムが終わったら作業を終える、というような繰り返しです。

一番怖いのは削りすぎ、ですね。削りすぎちゃうと戻せないのでとにかく慎重に。特に作業にノってきた時とかは注意が必要かなぁと。ボクみたいな人間は。

削り始め
描いた順に削り込み

慎重に慎重に。
最近は便利だなと思うのがスマホに撮っておくと作業の進捗を客観的に見れるという部分です。
冷静に進められるかは大事ですね。

元からのカーブを拡張しつつ、より立体感のあるフォルムを目指します。

最初に描いた等高線のような線に合わせて深さも変えつつ、はじめての作業としてはかなり上手くいったと思います。

エルボー部分だけじゃなく、外周全体を整える感じでカンナで形を作っていきました。
で、それで終わりではありません、、
次はカンナでついた傷を取りつつ、カーブをより立体的にする『ヤスリがけ』が待っています。

続く。(と思います)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?