砂浜での熱い闘い!ビーチサッカーってどんなスポーツ?

砂浜で熱い闘いが繰り広げられるビーチサッカー。ビーチで音楽をかけながらプレーする開放感と、アクロバティックな技が魅力のスポーツです。

しかし、サッカーやフットサルに比べると、まだまだ認知度は高くありません。

「ビーチサッカーに興味はあるけれど、調べてもルールがよくわからない…」「初心者が楽しむためには、どんなところに注目すればいいの?」なんて疑問を抱え、観戦を尻込みしている人もいるのではないでしょうか。

そんなあなたのために、この記事ではビーチサッカーの基本的なルールや見どころを、まとめてご紹介します!

今はビーチサッカーのことを知らないあなたも、この記事を読んだ後にはきっと、観戦を楽しめるようになるはずです。


基本ルール

まずは、ビーチサッカーを見る上で絶対に知っておきたい基本ルールをご紹介します。

コートはフットサルに近い


コートのサイズはピッチ幅が28m、ピッチの長さが37m
これは普通のサッカーと比べるとかなり小さく、フットサルのコートに近い大きさです。
サッカーやフットサルに比べて幅が広く、正方形に近い形状をしています。


ゴールのサイズは高さ2.2m、幅5.5m
高さはサッカーやフットサルとそれほど変わりませんが、幅が広いのが特徴的。
コートの広さに対してかなり大きいので、フリーでシュートを打てれば決まる確率は高いです。

ボールはサッカーと同じ大きさで、少し柔らかい専用のものを使用します。


人数は5人vs5人


人数やポジション構成はフットサルと同じで、GK・DF・MF(2人)・FWの5人で闘います。
ただし、ビーチサッカーでは各ポジションを
 GK=ゴレイロ
 DF=フィクソ
 MF=アラ
 FW=ピヴォ

と呼ぶのがフットサルとは異なるところです。

交代要員は5人。
フットサルと同様に、試合中何度でも交代することができます。
 

試合時間は12分を3ピリオド


ビーチサッカーの試合時間は12分×3ピリオドの36分です。
サッカーは45分×2、フットサルは20分×2なので、試合時間は他より短め。
その短いピリオドのなかで、スピーディーなゲーム展開が繰り広げられます。


ビーチサッカーとサッカーってどう違うの?

ビーチサッカーを観戦するにあたって、一番気になるのはやはりサッカーとの違いですよね。

両者の最大の違いはもちろん、ピッチ表面の違いです。
サッカーのコートは芝生であるのに対し、ビーチサッカーは深さ40cmの砂。
芝生に比べて圧倒的に動きにくい砂の上でプレーするため、選手はみんな裸足です。
また、人数やコートの広さにも違いがあり、それに合わせたビーチサッカーならではのルールが存在します。

ここでは、そんなビーチサッカーならではのルールをご紹介します!


フリーキックは全て、壁なしの直接フリーキック


ファウルや不正行為があった時に、その地点から試合を再開するフリーキック。
サッカーでは、蹴ったボールが他の選手に触れてからゴールに入らないと得点が認められない間接フリーキックがありますが、ビーチサッカーではすべてが直接フリーキックになります。

また、選手が壁になってはいけないというルールもあるため、フリーキックは大きなチャンス。

キッカーとゴールキーパー、一対一の勝負となるフリーキックは、ビーチサッカーの重要な見どころのひとつです。


スローインかキックインかを選べる


ボールがタッチラインから出た場合、サッカーはスローイン、フットサルはキックインで試合が再開されます。
ビーチサッカーでは、スローインとキックインを自由に選べる「ボールインバウンド」というルールが採用されています。


オフサイドがない

サッカーの複雑なルールのひとつであるオフサイドは、ビーチサッカーにはありません。
敵チームエリアのゴール前で待つことができるため、一本のロングパスを受けてシュートを決める、なんてことも起こります。


退場者が出たら、2分後に選手の補充ができる

反則による退場者が出た場合、2分後に交代要因の中から選手の補充ができます。(人数の多いチームが2分以内に得点すれば、その時点で補充が認められます。)
サッカーは退場者の補充はできず、少ない人数で残りの試合を戦うことになります。しかしビーチサッカーは元々人数が少ないため、補充が認められているのでしょう。


延長は3分PK戦、決まらなければサドンデス

試合終了時に同点だった場合は、サッカーと同じく延長戦が行われます。
時間は3分間。そこで決まらなければ、3人ずつのPK戦となります。
それでも決まらない時には、先に点を入れた方が勝者となるサドンデス方式で勝敗を決します。


ここが見どころ!ビーチサッカーの魅力

小さなコートに大きなゴール、動きが制限される砂浜、短い試合時間…様々な点でサッカーとは異なるビーチサッカー。
もちろん、そんなビーチサッカーだからこその魅力がたくさんあります!
見どころを押さえておけば、試合観戦が何倍も楽しくなるはずです。


アクロバティックなプレー


ビーチサッカーの一番の魅力がこれ!
オーバーヘッドやジャンピングボレーなど、サッカーでは稀にしか見られないアクロバティックなプレーが頻繁に飛び出します。
ビーチサッカーには「攻撃の選手がオーバーヘッドのモーションに入ったら、他の選手はボールに触ってはいけない」というルールがあるため、オーバーヘッドはフリーでシュートを打つ最大のチャンスになるのです。
技を決めた後に倒れ込んでも砂が衝撃を吸収してくれる、というビーチならではの利点もあります。
ロナウジーニョのような派手なプレーが好きな方であれば、最高に楽しめること請け合いです。


ボールを浮かした空中戦


砂のピッチはドリブルがしにくいため、選手たちはできるだけボールを地面につけずにプレーします。
リフティングしたままドリブルをしたり、ロングパスを使ってスピーディな攻撃を仕掛けたり。
ロナウジーニョやネイマールのような、テクニカルでワクワクするプレーがたくさん見られます!


点数がポンポン入る


サッカーでは0対0のまま引き分ける試合もよくありますが、ビーチサッカーでは滅多にありません。両チーム合わせて5点以上は得点する試合がほとんどです。
また、ゴールキーパーが積極的に攻撃に参加するのもビーチサッカーならでは。ゴールキーパー自身がシュートを決めることもあります。
短い試合時間のなかでシュートがポンポン決まるので、見ていて爽快な気分になりますよ。


試合中に音楽をかける

試合中に必ず音楽をかけるのも、ビーチサッカーの大きな特徴のひとつ。
DJの流す大音量のBGMのなか、スピーディーで迫力のあるプレーが繰り広げられます。
輝く太陽、青い海と白い砂浜、ごきげんなミュージック。
レジャー気分を味わいながら試合を観戦することができちゃいます。


まとめ

ビーチサッカーのルールや見どころをまとめてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
サッカーに比べてまだまだ認知度の低いビーチサッカーですが、2024年2月にW杯が予定されており、これから確実に盛り上がっていくはずです。
ビーチサッカーのことをもっと知りたい!と思った方はぜひ、東京レキオスのホームページやインスタグラムをチェックしてみてください。
試合や練習の様子、選手の紹介なども公開していますので、実際の試合の雰囲気がわかりますよ。
試合シーズンは4月からなので、それまでにしっかり予習して、試合観戦を思いっきり楽しんでくださいね!

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