20200711

予定ではツアーが終わった喪失感と高揚感を感じながら迎えていたはずの7月11日。「美人で可愛くてえっちな末っ子しげぴ、33歳のお誕生日おめでと〜☆」くらいのテンションで書いてもそれはそれで私らしくてよかったんだけど、ポエミー100%なクソ重文章を書きたいな、と思って。

お誕生日にこのような内容のクソ重お気持ち表明をすることが適切かは分からないけれど、どうせ本人が読むわけでもないし、本人どころかなんなら誰も読まないかもしれないし、なんて思いながら。しがないオタクの支離滅裂な心境を記しておきます。文章書くのは好きなんです、なんてったって加藤シゲアキのオタクしてるので。

私はね、加藤さんがROTで笑いながら「アイドルできる人って狂ってる」と言っていた姿がどうしてもずっと頭から離れなくて。あながち本音なんだろうなと思いながら、いろんなことを考えてしまったよ。いろんなことがあったね。私が知らないことも、たくさん、いろいろあったんだろうな。いろんなこと、抱えてきたよね。

加藤さんは歳を重ねるにつれてアイドルとしての純度が高まっている気がして、魅せ方が更新されていくような感覚がして、私は嬉しいです。詳しいことは分からないけれど、仕事をくださいと言って小説を書き始めた加藤さんが、33歳になる今、アイドルの顔をしてステージに立っている姿はこれ以上ないくらいに輝いているよ。ライブの時にだけ付けてくれるピアスやリングは、アイドル加藤シゲアキにしっかりとギアを入れてツアーに挑んでいるんだなあとうれしくなる。ダブルピースをしてはしゃぐぶりっこシゲちゃんも、性的な目で見ざるを得ないお色気加藤さんも、シンプルに顔面の造形美で殴ってくる加藤さんも、ライブになると急に投げチューして愛してるぜとか言えちゃう加藤さんも、ぜんぶ。そして何より、加藤さんの歌が、前よりずっと魅力的に感じる。

もちろん作家としての加藤シゲアキも俳優としての加藤シゲアキも素敵なのは知ってるよ。ジャニーズだから本を出せている と謙虚な姿勢でい続けるところ、作家のお仕事を”アイドル”加藤シゲアキやNEWSに還元しているところ、作品に対してはアイドルの顔を微塵たりとも見せないところ、その全てが「アイドルであり作家」の最高の在り方なんじゃないかな。

過去の話を少し。あのとき振り返らなかった背中をあえて引きずるような、2020年になってもみんなとやってたらどうなってたかなと思うような、そんな加藤さんの人間味あふれる言葉に私はいつも心打たれ、考えさせられています。今週のRINGでの「言葉の難しさ、無力さを痛感する」「言葉に責任を持って生きていく大人になりたいものです」という言葉。全部私の憶測かもしれないけれど、それでも思い当たる節があって苦しくなった。責任なんて感じなくていいよ。全部背負おうとしなくていいよ。矛盾してるよね、背負わせているのは紛れもなく私たちファンだもんね。

味スタで「生きろ」を歌う前に放った「何万回でも立ち上がって……」という言葉。これは完全に私の押し付けがましい解釈だけど、過去を美談にするつもりなんてなくて、過去を揺るぎない事実として受け止めている証拠だと思ってる。ある人は「こんなことを乗り越えて頑張っていますという話はいらない」と言うけれど、加藤さんが「あえて忘れないようにしている」のも、それはそれでいいと思うんだ。私はどちらも最高に素敵なアイドルの姿だと思うんだ。

目まぐるしく世界が変わったこの数ヶ月、NEWSがあんなにも切なく、そしてあんなにも凛々しい表情を見せたのはあのライブだけだったね。それから、FC動画。あの日を皮切りに、ファンの私たちさえも驚くほど、前に進み続ける姿ばかりを目の当たりにしている。勿論、アイドルという鎧を被っているあなたたちのことだから、その明るい姿が全てだとは思わないけれど、それでもファンの前では前に進み続ける姿を見せてくれるあなたたちに、私は救われた。

これは自論だけど、アイドルのファンは、どうしたってアイドルにエゴを抱いてしまう存在なんだと思う。それはアイドルがアイドルである宿命なのかな。背負わせているのは私たちなのかな。それともアイドルが自ら背負いにきてるのかな。そんなの分からないんだけどね。分からなくていいんだけどね。

だからこの文章の終わりで「加藤さんの笑顔が今年もたくさん見れますように」と願うのは、どうも間違っている気がしてしまう。

だから声を大にしてこう言うよ。

33歳の加藤さんが33kgを超えるでっかいマグロを釣って、オタクを置いてきぼりにするほど興奮しながらラジオでお話しできますように~!!!(クソデカボイス)

そしてなにより、加藤さん自身が笑顔でいられますように。


本当にこれで最後。これは加藤さんに限らず、NEWSに対して何度も伝えたいし、既に何度も言っていることですが、今日もこの言葉を使います。


アイドルという生き方を選んでくれてありがとう。アイドルという生き方を続けてくれてありがとう。どうか、この生き方を選んだ代償よりも、少しでも多くの幸せが訪れますように。


大好きなアイドル加藤シゲアキさん、

お誕生日、おめでとう。