【東京地下ラボ_活動レポート④】暗躍する東京都下水道局
こんにちは。
Bチームの担当マネージャーの山田十維です。
前年度のZINEの制作から引き続き、私は運営として
チームの制作の裏側で企画演出や撮影、編集のサポートを行いました。
東京地下ラボのプロジェクトは
地下に眠る東京下水道の価値を、学生たちが掘り起こして発信する試み。
正直、下水道は地味である。が、よく見て知ってみると
地中に広がる壮大なスケール感と、それに反して細部まで考え抜かれた仕組みに驚かされます。
つまり「世の中にまだ知られていない巨大な装置」には、余白が持つ可能性とインパクトある。
これほどクリエイティブが発揮しがいのある題材はないのではないでしょうか。
私は、その地味だけど実はすごい東京都下水道局と
やんちゃで突拍子もないアイデアの学生の化学反応に期待しています。
さて、制作は10月に企画コンテから始まりました。
Bチームの企画の骨子である「東京都下水道局を謎の組織として演出する」
そこからどう演出を加えていくかチームで話し合いました。
学生たちは、映像制作の経験が少なく悪戦苦闘。
特に今回はオチに向かっていくまでの
ストーリーが重要になる映像で30秒という短い時間の中に
シナリオをどう組み立てるかが最大のポイントでした。
当初、想定していたカットもこのままでは量が多く、
伝えたいことだけを精査しながら削る必要がありました。
見る人に自分ごと化できるよう日常に落とし込みながら、
壮大なスケール感を演出するために、暗躍する裏組織を
イラストのカット割りで映像に加えています。
これは短い時間の中で、印象を上手に伝える工夫から生まれました。
撮影では、事前に演者を募り十分な準備でスムーズに撮影も終えることができました。
この後の編集も視野に入れて、1カットに様々な構図で撮影を行っていたのも功を奏したと思います。
チームの学生たちは映像制作に慣れないなかでも、
よくここまでまとめることができたと感心しています。
東京下水道の価値を、彼らなりのアプローチで表現することで
多くの人に知ってもらえる機会になると思います。
成果報告会では全6チームの作品が並びます。
どのチームの作品が評価され、どのチームの作品が多くの人の心を掴むのか。
これから楽しみです。