きたむらけんじ

劇団東京フェスティバル主宰/放送作家【ドラマ】音の無い世界へようこそ(ギャラクシー賞奨励賞)/オリンピック招致にかけた男たち(NHK)/平成ばしる(テレ朝日)【映画】わたしは分断を許さない【ラジオ】STEPONE/JUMPOVER/ONEMORNING/世界には歌詞があふれている

きたむらけんじ

劇団東京フェスティバル主宰/放送作家【ドラマ】音の無い世界へようこそ(ギャラクシー賞奨励賞)/オリンピック招致にかけた男たち(NHK)/平成ばしる(テレ朝日)【映画】わたしは分断を許さない【ラジオ】STEPONE/JUMPOVER/ONEMORNING/世界には歌詞があふれている

最近の記事

100文字エッセイ15「盗撮」

スマホがユーザーの会話などを収集して興味関心に沿った広告表示につなげているという話がある。そういえば、わたしがスマホのSNSを開くと薄毛対策の広告が頻繁に表示される。お前…カメラから俺を見ているな!?

    • 100文字エッセイ14「人ちがい」

      とある放送局で仕事をしていると、よく見知らぬ人から声をかけられる。そして、たいてい「人ちがいでした」と去っていく。どうやら俺の頭頂部だけを見て別の人物と勘違いしているらしい。これがホントの瓜二つ。

      • 100文字エッセイ13「五月病」

        人が新しい出会いや環境に見切りを付けるのに1ヶ月もあれば十分だ。4月に始まれば5月で見切りを付ける。「五月“病”」なんかじゃない「五月晴れ」だよ。胸を張ってさよならして、たのしくやればいい。

        • 100文字エッセイ12「標的は…」

          神社の秋祭りに行ったら射的の景品に「TENGA」が!子どもが気づいて「あれなに?」と訊かれても困るので、目の前のビスコを狙え!ビスコを狙え!と妙に熱くなる俺。

          100文字エッセイ11「大器晩成」

          娘が「パパの絵を描いた」と持ってきた。いつも描いてくれるのより髪の毛がふさふさだったので「若い時のパパだね」と言ったら「将来のパパ」だという。どうやら俺の毛根はまだポテンシャルがある?もしくは2人目?

          100文字エッセイ11「大器晩成」

          100文字エッセイ⑩「ハゲ便乗」

          育毛剤のCMキャラはみんなフサフサ。そのフサフサは育毛剤のおかげでなく毛根が丈夫だっただけなのに。薄毛に便乗しやがって。実力あるなら温水さんやフットの岩尾さんを起用してライザップのようにやって!

          100文字エッセイ⑩「ハゲ便乗」

          100文字エッセイ⑨「あさがお当番」

          夏休み前の3連休。かみさんと娘たちはじいじとばあばの元へ。おれは毎朝、娘が学校から持って帰ってきた朝顔に水をやったり…絡まったツルをほどいて支柱に巻き付け直すという、超重要な仕事を任され自宅待機。

          100文字エッセイ⑨「あさがお当番」

          100文字エッセイ⑧「ハゲ差別」

          「あのひと、じつはカツラなんですよ」とネタにしている”ふさふさタレント”を見ると哀しくなる。隠蔽はモノによっては犯罪だが、カツラは犯罪ではない。だとしたら「かつら」を暴く心根にあるモノは何ですか?

          100文字エッセイ⑧「ハゲ差別」

          100文字エッセイ⑦かつら取締官

          ハゲは仲間のかつら着用を目ざとく発見する特技を持っている。さながら「かつらGメン」だ。「隠すことない!誇りを持て!」と励ましてやりたくなるのだが…最終的にはそっと送り出してあげるのが仲間のしきたり。

          100文字エッセイ⑦かつら取締官

          100文字エッセイ⑥「前科アリ」

          夏祭りでゲットしたうまい棒を示しながら「これぜったい、食べちゃダメだよ!パパ食いしん坊だから…ね!」と念押ししてくる4歳の娘。お姉ちゃんのジャイアントカプリコを食べてしまった前科があるため仕方ない。

          100文字エッセイ⑥「前科アリ」

          100文字エッセイ⑤「育毛剤」

          いまは手にすることも無いが…育毛剤を買っていた頃、レジ係はおばさんだとありがたいと思っていた。男性店員がハゲていると、効果そのものが疑われるし…逆にフサフサだと敗北感と屈辱感が増大するからだ。

          100文字エッセイ⑤「育毛剤」

          100文字エッセイ④「毛量自慢」

          「ぼく、美容室で毛量が多いって言われるんで大丈夫っす!」と、自慢げに語る若者がいたので「オレも昔、同じこと言われてたよ」と言ったら無口になった。人の評価は支えになるけど、将来を約束するものではない。

          100文字エッセイ④「毛量自慢」

          100文字エッセイ③「ハゲテロ」

          監視カメラの映像をモニター表示するエレベーターが増えてきた。つまり、なんの予告もなく枯れた頭頂部が同乗者にさらされることになる。これは誰も得しない「めしテロ」ならぬ「ハゲテロ」ではないか?

          100文字エッセイ③「ハゲテロ」

          100文字エッセイ②「バイトの夜食」

          大学生のころ、コンビニの深夜バイトをしていた。賞味期限切れの弁当が夜食になった。人気はがっつり系の「焼肉弁当」。あと30分経てば焼肉が喰える!そんなとき、レジに焼肉弁当が置かれるとちょっとムッとした。

          100文字エッセイ②「バイトの夜食」

          100文字エッセイはじめました

          「冷やし中華はじめました」的なタイトルではじめてみた。けさ、仕事場へ向かう道中、自分の小ささを自覚させるいくつかの感情に気づいたもので…これは、エッセイとして書いたらさぞ楽しかろうと思った。だけど、仕事でもないのに本気で長文のエッセイを書いていたら〆切を過ぎて台本を待ってくれている方に申し訳が立たない。「テメェ、こんな長文書いてるなら台本書けや!」と思うに違いない。それに「どうしてもオレは、自分の小ささを世間にアピールしたいのだ」という抑えられない自虐欲求があるワケでもない。

          100文字エッセイはじめました