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SDSノート_10「ソーシャルダイブ・ラボ2」

こんにちは。ソーシャルダイブ・スタディーズ(以下 SDS)、コーディネーターの工藤大貴です。今回はソーシャルダイブ・ラボ2回目のレポートです。前回のラボについては下記をご覧ください▼
第10回レクチャーとなる7月24日(土)のラボ2回目は、インディペンデント・キュレーターの青木彬さんのほかに、カセトラプロジェクト」でビエンナーレに出展されている村上タカシさんと、同じく出展作家で「「抱っこ紐に次男、ベビーカーに長男」では 無理ゲー なダンジョンの攻略方法」を実施されている藤原佳恵さんをゲストに迎えました。

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ゲストから、アートプロジェクトを行ううえで大事にしていることなどケーススタディを受けたあとに、少人数のグループごとにお互いが考えてきた企画案の発表・ブラッシュアップを行いました。今回も聴講されたメンバーお二人にその様子をレポートしてもらいます。それではぜひご覧ください▼


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SDSメンバーの窪田菜美です。組織人事コンサルティングを仕事にしています。自分を育ててくれた東京が大好きなことと、ビジネスとのバランスが取れるアートに浸る時間が大好きで、SDSに応募しました。

私は精巧なデッサンは描けないし、美術の専門的なことは分かりませんが、どんな人の中にもアートが眠っていると感じられるのが、東京ビエンナーレという場です。様々な境界自体が融けていく時代とはいっても、まさか自分がアートプロジェクトを考えることになるとは思っていませんでしたが、こういった偶然の出会いこそが生きる面白さであり、目的の一つでもあるなと思います。

メンバーの皆さんのテーマはどれも興味深くて、全て表現できたら、これだけで芸術祭が開けるんじゃないか?くらいの可能性を秘めていました。今回のラボでは、藤原さんや村上さんのアーティストとしての声を聴きながら、それぞれが自分のプロジェクトのイメージを具体化していきました。

ディスカッションの中で、藤原さんから「なぜ窪田さんはこのテーマをやりたいと思ったのか、それをもっとはっきりさせるといいですね」という言葉をいただきました。こうした問いを通じて思考や感情・感覚を深め、アウトプットするとまた反応が返ってきて、それを取り込んでまたアウトプットする。作品を創るというのはこの繰り返しで、これが「磨く」ということなんだなぁと感じました。

その意味で、ビジネスとアートは両極端で相容れないもののように語られがちですが、実は双子みたいに、似ているところがたくさんあるかもしれない。子どもの成長を見守るように、それらを発見していくプロジェクトのこれからが、とても楽しみになりました。

いつか、何かの形で、私の自己表示を発表できたらいいなと思います。

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SDSメンバーのナカノです。
平日はエンタメ企業でイベントなどの企画・運営。
休日は企画展巡りが趣味兼仕事な24歳です。

――――7/24 14:00(レクチャー開始前)
今回の宿題、「各自やってみたいプロジェクトを150字以内で考える」が公開されている…!皆さんのテーマおもしろいな…そうだ、皆さんの名前を隠してプロジェクトを読んでみよう。この文章の書き方…絶対社会人では…
(名前を表示する)
やっぱり!じゃあ次のこの書き方はおそらく学生さんで…(続く)

――――7/24 21:00(レクチャーを終えて)
僕が今回、藤原さん、村上さんから感じたことは「思い込みで進む怖さ」と「あそびの大切さ」です。

「この内容であれば〇〇は協力してくれるのでは?」という思い込み。
その思い込みが崩れた時の怖さ。マスク越しでも、藤原さんのリアルな表情が伝わりました。

そして作品として表現するテーマはいつも明るいものだけではありません。震災など、多くの人が暗いイメージを持つものを表現する事も多くあります。
その際、あそびをどこに潜ませるか、そのあそびが当事者の心を痛めつけないか。楽しみや余白としての「あそび」があることで、多くの人へ事実や思いを伝えられることを感じました。

――――7/24 22:00(レクチャー終わりの電車内でのつぶやき)
僕のアイデアは固いというか、、枠にとらわれているというか、、
もし想定している関係者に断られたらどうしよう、、不安だ、、

――――7/29 12:30
実はこの文章を書いているのは病床です。ワクチン接種後、副反応の影響で入院となりました。さぁ自分!この事態をユーモア踏まえて表現できるかい!と試されているような気がします。体はしんどいですが、レクチャーを振り返り改めてワクワクします。たくさんの考え方に触れ、新しい考え方がまとまる予感がする1週間でした。(無事退院しました)

第10回レクチャーの記録はここまでとなります。それでは、またSDSノートにてお会いしましょう。

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