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貼絵とは思えない細かさ。

幼少期の鉛筆画から始まり、貼絵を学ぶ、年齢とともに、音がするくらいメキメキと腕が上がっていきます。貼絵と思えないくらい細かいです。草花とかはもう押し花のよう。メリハリも効いていて、芸術性も高くなっていきます。年齢が上がると油彩にも手を出しますが、独特の筆致がまたいいです。ペン画も完成度高い。ただ、最後まで登場する人物の描写が変わらないところは愛嬌か。

150万人動員させたモナリザの年に、デパートで展覧会を開催、26日間で80万人動員させ、1日あたりの入場者数はモナリザと引けを取らなかったようです。

この展覧会も実際に絵を見ないと伝わってこないです。
蔡國強も似たようなことをいってましたが、

『 みんなが 爆弾なんかつくらないで、きれいな花火ばかりつくっていたら、きっと戦争なんて起きなかったんだな 』

長岡の花火の絵はメッセージとともに国宝指定してあげたい。

図録裏表紙

生誕100年 山下清展ー百年目の大回想
SOMPO美術館
2023.06.24(土)- 09.10(日)
https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2022/yamashitakiyoshi/

皆さまのお気持ちは、チケット代、図録代とさせていただきます。