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東京TECHブログ・バックナンバー(R2年3月~R3年3月)

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過去に都庁内で配信した記事を公開しています。
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#就職活動

水道局研修・開発センターの紹介

※本稿は、令和3年3月、都庁内に配信したブログ内容です。 国内最大規模の水道研修施設!最新のICT技術を導入! ~水道局研修・開発センターの紹介~ (1)研修・開発センター  研修・開発センターは、多摩川の水質悪化のため昭和40年代に上水の浄水処理を休止した玉川浄水場の敷地の一部(約1万9,000平方メートル)を活用し、平成17年4月に開設された国内最大規模の水道研修施設です。  東京都の水道事業は、ダムなどの水源施設をはじめ、浄水場、給水所、約2万7千キロメートル(地

東京都廃棄物埋立処分場におけるガス有効利用施設

[本稿は、令和3年2月、都庁内に配信したブログ内容です]  環境局では、昭和62 年1 月から廃棄物埋立処分場で発生したメタンガスを回収し、ガス有効利用施設において発電を行っています。これにより二酸化炭素の25 倍の温室効果のあるメタンガスの排出を抑制するとともに、当事業所の受電電力量を低減させ地球温暖化防止に貢献しています。  東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う処分場周辺の各種工事により、平成29 年1 月から一時的に発電を休止していました。周

世界初!QRコードによるホームドア開閉連動技術の開発

~相互直通運転に対応した浅草線ホームドアの整備~  [本稿は、令和2年11月、都庁内に配信したブログ内容です]  交通局では、ホームでのお客様の転落、列車と接触などの事故を防止するため、都営地下鉄全線へのホームドア整備を進めています。  私どもが保有する地下鉄4路線のうち、ホームドアが未整備である都営浅草線については、令和5年度までに交通局が管理する全ての駅へのホームドア整備を完了することを目指しています。  令和2年11月現在、新橋駅、大門駅、三田駅、泉岳寺駅の4駅につ

事業者の創意工夫を活かしたまちづくり ~東京の魅力を高める都市再生特別地区~

[本稿は、令和2年11月、都庁内に配信したブログ内容です]   先日、東京駅前に日本一高いビルができる、といったニュースを耳にされた方も多いのではないでしょうか。これは、都市再生特別地区を活用して実現するものです。  今回は、他にも多くの都内大規模開発プロジェクトで活用されている都市再生特別地区について、実際の事業地区とともに簡単にご紹介します 1 都市再生特別地区とは  都市再生特別地区とは、都市再生特別措置法(2002年施行)により創設された、都道府県が決定する都市計

《世界最大級の客船に対応する 東京国際クルーズターミナルを紹介》

[本稿は、令和2年11月、都庁内に配信したブログ内容です] 世界的なクルーズ人口急増と大型クルーズ客船の今後の需要増加に対応するため、都はクルーズ客船誘致施策を展開し、国際観光都市を推進すべく、臨海副都心に東京国際クルーズターミナルの整備をすることとしました。 これまで、国内外の客船の迎え入れは晴海客船ターミナルでしたが、客船の大型化に伴い、レインボーブリッジの桁下高さ制約(52m)を受け、通過できない超大型クルーズ客船の受け入れについては、大井水産物ふ頭で土日・祝日に限っ

都有施設の整備をご紹介 ~都有施設初のZEB化実証建築:東京都公文書館を中心に~

[本稿は、令和2年10月、都庁内に配信したブログ内容です]  財務局では、各局からの委任を受け、教育・文化・スポーツ施設、医療・福祉施設、庁舎等の建設並びに既設の都有建築物の改築及び改修、設備更新等の工事を施工しています。また、これらの都有施設の整備にあたっては、「省エネ・再エネ東京仕様」を適用するなど、環境への取組を推進しています。今回は、本年4月に国分寺市に移転開館した、東京都公文書館の事例を中心にご紹介します。 Ⅰ 東京都公文書館の建築計画 ■ 「森の中の知の泉」と

村山上貯水池堤体強化工事 ~ICT活用工事~

※本稿は、令和2年9月、都庁内に配信したブログ内容です。 ☆村山上貯水池堤体強化工事 ~ICT活用工事~ について紹介します。 (1)村山・山口貯水池の概要  村山・山口貯水池は、東京都と埼玉県にまたがる狭山丘陵に位置するアースダムです。この貯水池は、村山上貯水池、村山下貯水池及び山口貯水池の3貯水池があり、合計貯水容量は3,435万㎥で、都民が一日に使用する水の8日相当分を蓄えることができます。  貯水池は、通称「多摩湖」、「狭山湖」と呼ばれており、湖の外周は、緑豊かな

東京2020大会に向けての新規恒久施設の紹介!               ☆世界最高水準の水泳場、東京アクアティクスセンター!          ☆国内初の人工コース、カヌー・スラロームセンター!

[本稿は、令和2年8月、都庁内に配信したブログ内容です]  オリンピック・パラリンピック準備局では、東京2020大会に向けて新規恒久施設等8会場を、整備してきました。 2014年の招致決定以降、延べ250人ほどの技術職(財務・港湾・建設の執行委任局含む)が、これまで経験したことのない規模や性能が求められる競技会場の整備に、都の技術職として培ったノウハウを惜しみなくつぎ込みながら幾多の困難を乗り越え、全ての新規恒久施設等の工事を無事に完了することができました。 そこで今

地下鉄駅エレベーター増設工事

[本稿は、令和2年6月、都庁内に配信したブログ内容です]  新型コロナウイルスの影響により東京2020 大会の開催が来夏に延期されましたが、交通局では、当初スケジュール通りに競技会場最寄り駅のエレベーター増設工事を進めてまいりました。途中、感染拡大防止のために工事の一時中止を余儀なくされましたが、このたび、新しいエレベーターが供用を開始したので、その施工について紹介します。 ■業務の流れ もともとあるエレベーターの更新工事と異なり、増設工事の場合には、駅構内に新たにエレベー