撮影禁止だけどQRコードは読込OK?
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
スマホあるあるなのか、世代間ギャップなのかよく分かりませんが、SNSで少しだけ話題になったのを見て、気になったことがあったのでnoteに書いてみました。
ある講演会で(おそらく数百人収容)、ステージ上部に高く掲げられた、その講演会名が書いてある看板に、以下のような注意書きがあったそうです。
「◯◯◯◯◯講演会名
会場内はすべて録音・撮影禁止です」
「アンケート協力のお願い QRコード」
この講演に参加して、これを見た人がXでこんなポストを…(要約)
『会場内は撮影禁止って書いてあるのに、アンケートのQRコードを表示するって矛盾してない?』
ポスト主の気持ちとは裏腹に、コメントには…
『QRコードは撮影じゃなくて読み取りだぞ。』
撮影じゃなくて読み取り…
オッサンは、少し違和感を覚えました。
同じスマホのカメラを使いながら、「撮影」と「読み取り」は違うからOKだという感覚。
意味としては、あくまで講演の内容を録音・撮影をするのを禁止しますというのが主催者の言いたいことであって、QRコードを「読み込む」ためにカメラを使うのは問題ないですよということは分かります。
ハードウェア的には、“スマホのカメラが起動して、何か被写体を捕らえる” というところまで同じではあります。
しかし、その捉えた光を、写真として保存するのか、QRコード読み取りアプリに引き渡すのかは、大きく違います。
やっている行動としては、周りの人から見れば大差はありませんが、講演中にスマホを向けるのか、休憩中や終演後にカメラを向けるのかは大きな違いですから、周囲の人もQRコードに向けている行為なら、問題ある行動だとは思いませんね。
このように、スマホのカメラを向けることイコール「撮影」と考えることは、少し古い価値観になってきたのかもしれません。
少し違う例ですが、会議中に若い社員がスマホで何かやっているので、ゲームをやっていると思った年配の社員が注意したところ、「会議の議事録を取っているんですよ」と答えて、スマホを触っているイコール「遊んでいる」と思う思考は、もう古い価値観なのかもしれません。
確かに少し前までは、スマホは電話を掛ける以外は、エンタメ要素が強かったかもしれませんが、最近では、会社から業務用のスマホが配布され、場所を問わずほぼ安全に業務系アプリにアクセスできるようになりました。
これはこれで、便利なのかどうなのかはさておき、スマホの使い方、捉え方が、世代的にギャップがあることは確かでしょう。
今回は、「撮影」と「読み取り」の違いでしたが、同じような行為・行動でも、実は全く違うということがありますので、気をつけなければならないと思う今日この頃です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
スキ♡&フォロー 気に入っていただけたら、よろしくお願いします。
Amazonにてデジタル写真集(Kindle版)を販売中。Unlimited会員は実質無料。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?