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撮影スポットへ、なぜ行くの?

こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。

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毎日、写真のことについて考えて、自分の写真や他の方の写真を観て、写真を撮って、編集しています。

そうしていますと、観光地や有名スポットで撮った写真と、そうでない写真というある種、括りのようなものを感じることがあります。

わたしは東京でストリートスナップを撮っていますが、たくさんの撮影スポットがあります。

パッと思いつくところだけでも、渋谷・スクランブル交差点、浅草・浅草寺の大きな提灯前、銀座・歩行者天国、東京駅・丸の内口前、原宿・竹下通り、東京タワー/東京スカイツリー、SHIBUYA SKYなど高層ビルの屋上や高層階、明治神宮外苑……。

撮影:Tokyo Street PIX.  @渋谷

挙げ出すとキリがないのですが、この記事のタイトルは「撮影スポットへ、なぜ行くの?」ということなので、ここに挙げたような場所での撮影はどうなの?と思うかもしれません。

個人的には、ルールやマナーを逸脱しない撮影なら、どこでも好きなものを撮ればいいと考えていますから、有名スポットでの撮影も積極的に撮ればいいと思います。

ただ、それがSNSなどに投稿するのが目的なら、ちょっと待ってと言いたいのです。

物事を成し遂げるには「手段と目的」をセットで考えなければなりませんが、これがいつの間にか逆になってしまうことがよくあるんですね。

たとえば、渋谷のスクランブル交差点で写真を撮って、それをSNSにアップして「いいね」をもらうという一連の行動を見てみましょう。

「目的」は
  "SNSでいいねをもらう"
「手段」は
  "渋谷のスクランブル交差点で写真を撮る"

になるかと思います。

でも、本当にそうでしょうか?

この行動の裏に隠されているものは何でしょう。

写真が好きな方であれば、あくまで一例ですが、
「本来の目的」は、
  "たくさんの人に写真を観てもらうこと"
「本来の手段」は、
  "自分らしい写真を撮ってSNSにアップすること"

なのではないでしょうか。

上記に挙げた例では、"SNSでいいねをもらう"というのは、「目的」ではなく、目的を達成するための「手段」であったはずなのに、いつの間にか「手段と目的」が逆転してしまっているパターンです。

撮影:Tokyo Street PIX.  @渋谷

しかも、自分らしい写真を撮ることすら、どこかへ行ってしまい、SNSでウケる写真を撮ることに注力することになってしまいがちです。

わたし自身も経験があるので、とても偉そうなことは言えませんが、何のための写真なのか、たまにはゆっくり考えるのも良いのではないかと思う今日この頃です。

またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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