ビジネスモデルオリンピア2019に参加した感想

2月10日、BMIA主催のビジネスモデルオリンピア2019に参加しました。

BMIAとは、”一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会”のことで、虫の目(バリュープロポジションキャンバス)・鳥の目(ビジネスモデルキャンバス)・魚の目(シナリオプランニング)等のビジネスをサポートするメソッドを普及させる活動をしている団体です。

今回のビジネスモデルオリンピア2019は、『進化するアーキタイプ・深化する人の想い』をテーマに、最新のビジネスモデルの事例や実践者たちの講演が聴ける会となっています。

午前の部

午前はBMIAの三宅理事の講演に始まり、内閣府知的財産戦略推進事務局の方の講演、BMC(ビジネスモデルキャンバス)を用いたピッチ等が行われました。

三宅理事の始まりの挨拶では、なぜ学びが必要なのか、このBMIAが必要なのかをAIとの関係について触れながら、お話いただきました。
自身のキャリアにもある知財との関連は興味深く、知財×ビジネスモデルの掛け合わせの面白さを実感しました。

内閣府知的財産戦略推進事務局の方の講演では、”経営デザインシート”についての話をしてくださいました。
2018年5月より提唱しているもので、これまでを書き込み、これからを構想するシートの設計になっています。

BMCを用いたピッチでは、BMIAの3名の会員が登壇し、自身の取組やアイデアをBMCに落として説明されており、想いとBMCを伝えるとその人が何をしたいかが分かるということが分かった気がします。

午後の部

午後は実践者の方からの講演です。
ご講演いただいた方は、
・中原さん 株式会社ふたごじてんしゃ
・田中さん 株式会社グランドレベル
・矢田さん Community Nurse Company
・佐別当さん シェアリングエコノミー協会 事務局長
の4名です。

内容は参加した人の特典のため、特に印象的だった箇所の感想を書き記します。

中原さん
自身の双子が生まれたことに対する強烈な原体験をもとにしたふたごじてんしゃの開発・事業化への講演でした。
オープンイノベーションの事例として紹介をされていましたが、事業への想いが強く、かつ、共感される内容のため、感動したプレゼンでした。
アセスメント販売というキーワードが広がる世の中になるといいなと思いました。

田中さん
グランドレベルは街作りといった話から始まりました。
印象的だったのは、趣味でやることは、その人がずっっと続けられることであるといった一説です。
最近は、自己理解が重要といわれる中で、恐らく一番説明機会が多いが、腹落ちした回答を持っていない人が多いと思われる”趣味”。
街の仕掛けの話も含め、自分なら何をしたいかなと思わされる講演でした。

矢田さん
コミュニティナース思想はすごいいいですね。
身近な人に医療相談ができるサービスがITで実現したら良いのにって思っていた私からは目からウロコの話でした。
確かに、健康について詳しい人は実は身近にたくさんいて、その人を中心に健康のローカルアドバイス圏が出来上がるのは理想的です。
今後の展開も含め、目が離せません。

佐別当さん
最近、新しく自分の会社を創業したとのこと。
シェアエコの協会の人なので、シェアエコの現状について、また今伸びているサービスについて延々と聴いていられる内容でした。
今まで所有できなかった人が、別の形で利用できたり、一周回って所有しようとしたり、ビジネスモデルをいじるだけで、新しい経済活動が生まれそうな予感がするような紹介事例の多い講演でした。

最後に

初めてビジネスモデルオリンピアに参加しましたが、会場の学んでやろうって熱量を強く感じました。
それ以上に、自分から動く当たり前だけど重要なことを、本講演を通じて感じました。

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