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cafeログ vol.12 2019年6月23日

今日は秋葉原のカフェで読書会を行いました。
メンバーは、Kさん、U夫妻、S夫妻、私の6人です。

紹介された本は、次の本です。

計算論的精神科学

Kさん紹介のこの本は、学術書で、計算式ばかりになっているようです。
脳はいかにして、感覚を操って、そのインプットをアウトプットにつなげ、身体を操るかを処理の種類を様々取扱って、示しています。

最終的には、人間の感性をロボットにインストールするための学術のようです。
ロボットが人間と同じように行動するようになる未来はすぐ近くまで来ているようです。
また、義手・義足でも同様のことが言えるため、人間らしい暮らしが保証されていく未来になりそうです。

知の構築とその呪縛

U夫さんの紹介した本です。
知の呪縛とは、自分が詳しく学んだがために、相手にも同様の知識を求める呪縛のことです。
確かに、知識としての前提条件があるほうが、進める上で、ラクになることが多いです。

すなわち、現代に蔓延る”科学信教”の知に対して、その構築と呪縛についての本となっています。

科学を極めていく上で、その過程とは、より細かく見ていき、客観的に事象を捉えて、事実の上に意見を積み上げていくことにあります。

ここでの議論で複雑になったポイントは、オーケストラのような芸術に対して、オーケストラの内容が素晴らしいものだったとします。そうした際に、素晴らしいと感じられないのは、受け手の感性の問題か、演者側の問題なのかといった議論です。

科学的=論理的な状態であり、再現性があるため、資本主義と親和性が高く、現在、特に日本では広まっています。
事象自体を事象と捉える感覚も大事にしていきたいですね。

ものがたりのあるものづくり

U妻さんの紹介した本です。
カンブリア宮殿でみて、”ファクトリエ”と言うアパレルブランドを知り、この本を読んだそうです。

問題意識としては、日本のものづくりの良さの再発見です。
良いものがあっても、小売のビジネスモデルでは別のブランド名で販売され、工場で作られた機能として流通するケースがなかなかありませんでした。
ファクトリエでは、工場の良さを引き出すようなヒアリングを行ったり、それを広めたりしているそうです。

ファクトリエのホームページの”ファクトリエについて”では、誕生秘話についても触れていますが、びっくりするような事実ばかりです。

アパレルの国内生産比率が、1990年には50%だったが、2014年には3%になるなど、ファストファッションに流行を持っていかれており、こだわり製造が少なくなってきている現状があったのです。

安物を買って、買い換えをずっと続けるよりも、良いものを買って、長く使い続けるほうがコスト的にも良いですよね。

ストーリーで販売する形式は、最近の流行りではあると思いますが、そのストーリーとは、つまりこだわりであり、機能です。

ファクトリエのページはこちら

世界に誇る”Made in Japan”を謳っており、ギフトとしても使えるため、これから利用していきたいです。

THE TEAM 5つの法則

私の紹介した本です。
チームに関して、機能していないのでは、と課題を感じたため、この本を取り上げてみました。
5つの法則とは、ABCDEの順に説明しており、
A:Aim 目標設定
B:Bording 人員選定
C:Communication 意思疎通
D:Decision 意思決定
E:Engagement 共感創造
のそれぞれの法則で、通説と自説を比較して、説明しています。

特に、「環境の変化度合い」「人材の連携度合い」でスポーツになぞらえた型を示すのは、学生の時点から、キャリアの上での得意・不得意を意識できる良本と思いました。

チームが機能不全と感じたときに、また読み直す、または、各章のエンドにあるまとめを確認していくチームの取扱説明書として、利用していきます。

最後に

次回開催は7月7日10時からです。
今回も参加いただいた方、ありがとうございました。

cafeログは、読んだ本をアウトプットし、様々なバックグラウンドの人とその内容を深めるようなディスカッションを行う場です。
ご興味のある方はご連絡の上、気軽にご参加ください。

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