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cafeログ vol.13 2019年7月7日

東京駅の近くのカフェで読書会を行いました。
今回は、Kさん、Uさん、私が紹介し、Mさん、Sさん(ZOOMオンライン参加)がオーディエンスでした。

紹介した本は次の3冊です。

苦しかったときの話をしようか

私の紹介した森岡さん(元P&Gブランドマーケター→USJの復興立役者→会社(株式会社刀)創業)の本です。
この本は、森岡さん自身が娘に宛てて書いた自己ブランドの築き方の内容を、広く世の中に読まれる形に編集された内容だそうです。

パートで自己を理解するための箇所と世の中を理解するための箇所、ご自身の苦労話と乗り切り方に分かれて書かれています。

就活を始めた際にまずぶつかる課題は、自分のことを知らなさすぎる問題です。
この本によるやり方では、自己分析は、過去の体験をベースに自身がどんなことを行った時が楽しかったか等、好きな動詞をかき集めることからスタートさせます。
その後、4つに分類します。(T,C,L,その他)
自身の好きな動詞からどんなタイプの働き方が好きかのあたりをつけることが自身の特徴を育てる上で、重要なポイントです。
この本の表現では、ナスビをナスビとして育てるのような表現で度々記述されています。

その後、自身のキャリアをマーケティングするために、WHO>WHAT>HOWの順で、仮決めしていきます。
この誰に宛てるかを尖らせることで、より見つけてもらいやすくなります。

上記の手順や手法は、就活でなくても、自身を理解し、自身をブランディングしていく上で、有効な手段です。
どんな職能で勝負していきたいか、誰に価値を届けたいか、何を価値として届けるか、どうやって価値を届けるかを目的を定めて、実践していきます。

メンタル・タフネス

Uさん紹介の本です。
メンタルヘルスについて、Uさん自身がメンターになったことから改めて学び深め直しのために読んだ本です。

ストレスの種類は大きく3種類(肉体・精神・感情)があり、タフネスさは4つの強さがあります。
肉体というハードが土台にあり、その上にソフトの2つがあるような感じなので、肉体がストレスにとって、最重要だそうです。
確かに、身体が疲れているときは何もできないですよね。

ストレスはそもそも周波数的に時系列で変化するものです。
自身のキャパのミニマックスにストレスが収まっていると、安定します。

そして、ストレスは捉え方で変わる部分があるようです。
悪く捉えそうになったら、リフレーミングして、良い表現に変えると、上手く付き合えるかもしれないですね。

小売再生

Kさん紹介の本です。
仕事関連のテーマで小売です。

ざっくりいうと、昔から変わってきましたよね。
今は、通説を疑ってみては?といったところから、3つの問いを深めて考えています。

・パーソナライズしまくれば良いか。
個別最適すれば、本当に売れるかといった議題です。
個別最適されればされるほど、購入の際のドーパミンは来店時に発生するようです。
「もしかしたら商品が品切れかもしれない」ほうが、購入時のドーパミンはマックスになります。
これは、現在”コストコ”で導入されている施策のようです。

・コンバージョンはあげまくったほうが良いか。
小売でのコンバージョンとは、来店客が購買客になることのコンバージョンを指します。
肌感覚でもざっくりしすぎですよね。
複合施設では指標にすらならないですね。
ここでの問いは、コンバージョンより顧客体験価値(カスタマーエクスペリエンス)のほうが重要ではないか、という問題提起です。
口コミも含めると、顧客体験がより重要と捉えられます。

・小売ではモノを売らなければならないか。
実際に買ってみて、「思ったものと違った」経験はありませんか。
ベータという会社では、試作品を店舗で利用することができます。
この会社は、試作品のテスト後のアンケートのインサイトをメーカーに販売しています。
モノを売らない小売店。
逆転の発想ですね。

上であったように、新しい小売店がこれからどんどん生まれそうですね。

最後に

今回も参加いただいた方、ありがとうございました。
次回は7月21日10時から開催します。

cafeログは、読んだ本をアウトプットし、様々なバックグラウンドの人とその内容を深めるようなディスカッションを行う場です。
ご興味のある方はご連絡の上、気軽にご参加ください。

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