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都知事杯って面白い!参加者が語るハッカソンの舞台裏

2022年度都知事杯オープンデータ・ハッカソンの受賞者に登壇いただき、ハッカソンで開発したサービスとハッカソンでの体験や魅力をお話しいただきました。都知事杯って何?という方やハッカソン初参加の方、エンジニア以外の方は必見です!

登壇者の皆さん(左から)Zガードの鬼村さんと礒本さん・さかいめチームの工藤さんと川合さん

東京の運命の街選びをサポート
〜Zガードが開発した「上京物語」〜

昨年の都知事杯(最優秀賞)受賞チームのZガードの礒本さんと鬼村さんのご登壇いただき、開発した「上京物語」をご紹介いただきました。
「上京物語」は、人々が街選びをサポートするサービスです。都知事杯オープンデータ・ハッカソンに参加したことがきっかけで生まれたこのサービスは、AIが東京都内の「あなたが住むべき理想の街」を見つけてくれます。
移住先を決める際に、どの街に住むべきか迷ってしまうことはありませんか?「上京物語」は、その答えを見つけるためのサービスです。AIはあなたの価値観や「このような生活を送りたい」「この種の施設が必要」という要望を分析し、あなたに最適な街を提案します。
サービスは東京を3,000のエリアに分けて提案し、その背後には東京都が公開しているオープンデータが使われています。選択肢は通勤距離や家賃だけでなく、距離や犯罪、洪水など多様なデータを元にしています。
サービスは既にリリースされているので、誰でも利用可能です。「上京物語」はあなたが聞いたこともないような街も見つけ出し、あなたに提案することができます。このサービスを通じて、あなたが理想とする生活が送れる新たな街に出会えるかもしれません。

上京物語の使い方

ハッカソンでの成果を生む、チームビルディングの秘密

礒本さんと鬼村さんに質問をしながらどのようにして上京物語が生まれたかを聞いていきます。
Zガードの皆さんは一般市民でありながら、ハッカソンに参加し、サービスを作り上げました。多くの質問が寄せられた中で、特に注目すべきは「ハッカソンでのチームビルディング」についてです。
礒本さんは、電車の中吊り広告を見て参加を決意したとのこと。そして、礒本さんから誘われた鬼村さんもまた、自身がまだアイデアを全く作り出した経験がないにも関わらず、ハッカソンの中でそれを実現する経験を得られたと述べています。そしてハッカソンを通じて他のメンバーとも出会い、サービス化へと至るまでのプロセスを共に歩んできました。エンジニア以外それぞれが自分の役割を果たし、出会ったばかりの他のメンバーと共に何をすべきか、いつまでにどうすべきかを議論しながら前進した結果、このサービスは完成したのです。
ハッカソンに参加する際の動機については人それぞれだと思いますが、チームとしての一体感を感じられる瞬間、自分たちのアイデアが具体的な形になっていくプロセスを共有できる環境があれば、それだけで十分に価値があると言えるでしょう。
ハッカソンに参加したいと思っているけれど、一人で参加しても大丈夫か不安に感じている方々からも多く質問がありました。礒本さんや鬼村さんの経験談から学ぶことができるのは、ハッカソンはただ単に技術を競う場だけではなく、共に成長できる新しい仲間を見つける絶好の機会でもあるということです。
そして最後に、一つだけ覚えておいてほしいのは、ハッカソンではエンジニアだけでなく、様々なスキルや経験が必要になります。エンジニア・デザイナーではない方や、ハッカソン未経験の方もぜひご参加ください!

Zガードの礒本さんと鬼村さん(左から)

東京での節約術を簡単に見つける
〜さかいめが開発した「行政お得くん」〜

続いて登壇いただいたのはさかいめチームの工藤さんと川合さんです。さかいめが開発した「行政お得くん」は自分が受けられる行政サービスの存在を知らず、サービスを利用できない方に向けたサービスです。多くの人々が様々な行政サービスを利用することができること、つまり、利用できる資格を持っているにも関わらず、その存在を知らずにお金を失っているのが現状です。そのような都民に向けて簡単な条件を設定していくと、安く利用できる行政サービスやイベントの情報を提供するのが「行政お得くん」です。
さかいめのお二人は、皆さんが住んでいる区や通勤区間、活動エリアに合った情報を収集し、有効に活用するためのシステムを開発しました。これにより、東京に対する愛着を深めることが可能になります。
さらに、このサービスはスマートフォン向けのウェブサービスで、ユーザーの居住地域に点在する行政施設に対するコメントをユーザーの目的に応じて表示します。こうして、東京都の住民は公共図書館やその他の公共施設などの有益な行政サービスの情報を簡単に入手することができます。
「行政お得くん」の目指すものは、行政サービスをより利用しやすくすることです。具体的な例として、足立区には数多くのレクリエーションセンターがあります。自分の清掃システムを設定することにより、入手した情報に応じて日本の森林学校や長南自然の家などのレクリエーションセンターを利用することができます。

行政お得くんのスマートフォン操作時の画面構成

ハッカソンの魅力とサービス開発の舞台裏

開発者の工藤さんと川合さんに質問をしながらハッカソンの舞台裏を紐解いていきます。
ハッカソンへの参加動機は何だったのでしょうか。本業で新規事業を担当する工藤さんはオープンデータというキーワードに惹かれて参加しました。エンジニアの川合さんは、このプロジェクトに参加するまで行政やサービスの設定に関する経験はなかったそうです。しかし、会社の元上司だった工藤さんからの誘いがきっかけで、ハッカソンを一緒に何か作るチャンスと捉え、飛び込みました。
サービスのコンセプトやそれがどの程度既に頭の中にあったのかについて、工藤さんは「開始時にオープンデータの魅力を知り、それを利用して何かを作り出すために考え始めました。数々のアイデアを重ねた結果、サービスの方向性が確定しました。」と語りました。
参加者からは開発に使用した言語についての質問もありました。短期間で動くものを作り上げ、レビューを受けることが重要だったため、簡易的で迅速にリリース可能なフレームワークであるRuby on Railsを使用しました。さかいめはエンジニアとしての経験を活かし、開発プロセスをスピードアップする方向性を選びました。
サーバーの運用も基本的にはゼロコストで運用するように工夫をおこないました。このように、工藤さんと川合さんのエンジニアとしての経験と独特の視点が組み合わさったことで、このユニークなサービスがハッカソンで生まれました。

さかいめチームの工藤さんと川井さん(左から)

アーカイブ動画を公開しています

当日のお話しをじっくりとご覧になりたい方は、下記アーカイブ動画を公開していますので、ぜひご覧ください!

今後の都知事杯オープンデータ・ハッカソンの予定

全4回プレイベントですが、残り2回開催となりました。オープンデータ初心者から上級者まで、エンジニアの方もそれ以外の方も楽しめる内容なので、ぜひご参加ください!

プレイベントの最新情報

下記ウェブサイトを、ご確認ください。
https://odhackathon.metro.tokyo.lg.jp/pre-event

エントリー締め切りについて

エントリー締め切りは7月21日までとなっています。
エントリー後はすぐにSlackに入ることが可能なので、ウェブサイトからのエントリーをお待ちしています!
https://odhackathon.metro.tokyo.lg.jp/