税理士・財務諸表論第71回理論まとめ

第一問:
問1:財務会計の概念フレームワーク>財務諸表における認識対象
・概念フレームワークは、将来の基準開発に指針を与える役割も有するため、既存の基礎的な前提や概 念を要約するだけでなく、吟味と再検討を加えた結果が反映されている。その役割は、あくまでも基本的な指針を提示することにある
・財務報告はさまざまな役割を果たしているが、ここでは、その目的が、投資家による企業成果の予測 と企業価値の評価に役立つような、企業の財務状況の開示にあると考える。自己の責任で将来を予測し 投資の判断をする人々のために、企業の投資のポジション(ストック)とその成果(フロー)が開示さ れるとみるのである。
・会計情報は技術的な制約や環境制約のもとで作成されるものである。会計情報だけで投資家から の要求のすべてに応えることはできない。
・会計情報に求められる最も重要な特性は、その目的にとっての有用性 である。この概念フレームワークでは、この特性を意思決定有用性と称している。
・意思決定有用性を支える特性(1): 意思決定との関連性
・会計情報の有用性は、信頼性にも支えられている。信頼性とは、中立性・検証可能性・表現の忠 実性などに支えられ、会計情報が信頼に足る情報であることを指す。
・一般的制約となる特性(1): 内的整合性、この内的整合性は、 会計情報の意思決定との関連性や信頼性について、間接的、補完的に推定する役割をもっている。
・一般的制約となる特性(2): 比較可能性

ここから先は

589字 / 1画像

¥ 300

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?