マーチンは履くけど「革靴」は履かない3つの理由

私が勤務する会社のインターン生達は
服装が自由なのですが、
けっこうマーチン率が高いです。

今でこそ、

「アルカの曲線美最高だぜ…(ウットリ)」

とか言ってるような私ですが、
自分自身も学生時代からの
マーチン愛用者。

そんな私が前から気になっていた

「マーチンは履くけど「革靴」は履かない人達」

について3つの観点から
その原因について探ってみたいと思います。


1、そもそも知られてない


マーケティングの観点から言うと
じつはこの問題はけっこう根深くて、


よく「なぜうちの商品は売れないんだ…」と
私にご相談いただける方がいますが、
ハッキリ言って

「あなたの存在が知られてないから」

という場合が多々あります。


例えば、年齢層若めの
ファッション雑誌を見てみてください。
(ファインボーイズとか)


マーチン特集はやるけど
リーガル特集は見たことありません。


ファッション系のユーチューバーも
こぞってマーチンを押します。


なぜなら、学生達の間で
絶大な知名度を誇るブランドを
紹介すればPV数もゴリゴリ稼げるからです。


そんなこんなで靴を買う時の選択肢に
そもそもエントリー出来てない可能性があります。


2、革靴はスーツを着る時に履くものという認識


恐らく世間の認識では

マーチン=ファッションのための靴
リーガル=スーツ着用時のための靴

こんな住み分けが行われています。


そのため、スーツを着ない学生は
マーチンを履くし、

スーツを着ない社会人は楽チンな
スニーカーを履くんです。

だって、革靴はスーツを着る人たちの靴だから。


・・・ですが、靴好き達は
決してそんなことは無いと知っています。


例えばリーガルの傑作靴「2504」は
ジーンズとの相性バツグンです。


オンオフ兼用できて
コスパもバツグンです。


2504でなくても
外羽根タイプの多くは
どんなズボンでもOKです。


要はそういうことが
世の中に知られてないだけです。


一般的に紳士靴と言われるような
メーカーの商品だからといって、
用途は限定されません。


3、(男限定)ゴツい=カッコいいの方式


これに関しては100%主観ですが、、、


じつはそんな風下に立たされている
紳士靴メーカーの中でも、
意外に人気のメーカーがあります。


それは


「パラブーツ」です。


パラブーツの代表作と言えば、

・シャンボード
・ミカエル
・ウィリアム

この辺りでしょうか。
(異論は認める)


で、これら3つの靴に共通するのは


「ゴツい」こと。


ノルウィージャン製法+分厚いラバーソール

が標準装備のこれらの靴は
どちらかというと、
カジュアルな革靴の雰囲気。


そのため、革靴のことを
よく知らない人でも
なんかカッコいいと思うんです。


男はいつまで経っても

・メカメカしくて
・デカくて
・ギミック満載

が大好きな生き物です。


だからこそ、

・シュッとして
・シンプルで
・そっけない

革靴をパッと見でカッコいいとは
なかなか思えないんです。

最後に

今回はあえてわかりやすく

・マーチンという「革靴」
・それ以外の「革靴」

という視点を作りましたが、
別にマーチンが悪い靴だとは
私自身は全く思いません。

ただ、それしか選択肢が無いことは
とてももったいないと思います。

世界にまで目を向けなくても、
国産の紳士靴は今やものすごく
クオリティは高いんです。

ここ最近、スニーカーブームも
落ち着いてきて、トレンドが
革靴にシフトしつつあります。

今こそ、革靴の奥深い世界を世に伝える
良いチャンスかもしれませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?