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第3回東京デジタルサービス会議を開催!

東京都では、都政におけるDXの推進に向け、デジタルサービス局と各局が連携し、サービスの開発基盤を整備する取組を進めています。今回は、この取り組みの一つとして、1月24日にオールリモートで開催された「第3回 東京デジタルサービス会議」について、紹介します。
なお、第2回会議については、こちらをご覧ください。

1 第3回会議議事

第3回会議では、次の2つの点について、事務局から検討状況を報告し、各構成員から、ご意見等をいただきました。
(1)行動規範の策定状況について
(2)ワーキング・グループ活動状況について

YouTube配信の様子

2 行動規範の策定状況

今回の会議では、前回報告した行動規範について、各構成員からのご意見に加えて、庁内職員ワークショップで出された意見や、都民アンケートでいただいたご意見等を紹介しつつ、前回提案したものを修正したことを報告しました。

①庁内職員ワークショップ

3回に分けて、庁内の各局等のICT職やシステムの開発・運用に関与する職員、総勢26名の参加を得て、行動規範に対する現場の声を集約しました。

②都民アンケート結果

行動規範に関する都民アンケートを1月7日から1月17日まで実施しました。

③行動規範の修正

行動規範の修正点としては、次のとおりです。

”誰ひとり取り残されないようにしよう”について
障がいのある人などがサービス構築に直接参加するための仕組みの検討を明記するとともに、高齢者等に向けたスマートフォン普及啓発等について、持続的に展開していくため、官民連携による自律的な支援制度の構築について検討を進め、試行を明記
” 資源(データ)を最大限に活用しよう”について
オープンデータの推進について追記
”オール東京一丸となって取り組もう”について
都のメガシティとしての役割を背景に明記し、区市町村と共同して国内外における国や自治体の先駆的なデジタル施策に関して調査するなどし、知識や経験の共有化を図っていくことを明記
”都政の見える化をしよう”について
都が保有するデータを適切に活用・公開し、行政の高度化・効率化・透明性向上を推進(オープンデータ化)する旨、追記
”つねに見直し、チャレンジし続けよう”について
サービスには常に課題があり、完璧なものはないことを前提に、継続的に利用者や関係者からの意見を収集し、サービスがビジョンや目指すゴールに向け改善し続けることを明記するとともに、常に見直す過程で、目指すゴールを満たさない場合には縮小も検討することを明記

事務局案に対して、構成員の皆様から、次のようなご意見をいただきました。これらのご意見を踏まえ、現在、事務局案の修正を行っております。
《構成員の皆様からいただいた主なご意見骨子》

■行動規範はオール東京、ゆくゆくは、メガシティ東京としての役割を果たしつつ住民視点の、行政サービスをどう展開していくべきなのか、新しい都政をどう推進していくのか、職員のモチベーションを高めて、意識や哲学をどう共有してくのかであり、今回、意見聴取を行い、肯定的な意見もあったとのことなので、(今回の取組は)効果はあったかと思う。
■“ともに学び続けよう”と“都民と共創しよう”との違いが曖昧
“ともに学び続けよう”において「都民の声から学ぶ」など、行政が頑張っていくということが記載されているが、共に学ぶということであれば、都民の方や業者の方を含めたみんなで学んでいくということであり、内容として都民の声から学ぶ、都民ととともに作るだと、”都民と共創しよう“と同じことで、あまり変わりはないのではないか。
■「ともに」が誰なのかが、曖昧ではあるが、行政の職員が学び続けないといけないかと考えている。ガイドラインを作るが、ガイドラインを含めてこれが本当に良いのかダブルループ学習で学ぶ。学習する組織になっていかなければならない。
■デジタルサービスに関わる公務員それぞれが、学び続けなければならないが、技術変化が速い中で、都庁内や自治体間において、成功事例や失敗事例の共有ができていない。この経験を共有財産としていこうということが必要である。
■都と区市町村との関係、国から見れば都との関係、ここのつながり方がどうしてもうまくいかないことがある。いわばパブリックサービス全体でともに学び続けようということは大事なこと。
■いくつかのレイヤーで立体的な連携というのがなかなかできない。このことが、デジタル社会でできるようになると良い。
■庁内WSを通じて自分ごと化していくということはすごく大事。
現場で何が起きているかは都の職員が一番知っているのであって、その現場を知っている職員だからこそ着想できるアイデアが絶対あるはず。それが行動規範そのものに反映される場合もあれば、行動規範の進め方のところで反映されるものもあるだろう。

3 ワーキング・グループ活動状況

第2回会議で報告した、UI/UX、データ利活用、セキュリティの3つのワーキング・グループ(WG)について、活動(準備)状況を報告し、各WGで検討範囲等について、活発な意見交換が実施されました。

詳しくは、デジタルサービス局のWebサイトに後日掲載予定ですので、ご覧ください。

東京デジタルサービス会議については、今後も検討状況について、いろいろな場面を通じて、共有してまいりますので、随時ご覧いただければと思います。

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