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2011-08|変わらない新宿御苑

平成からの街の移り変わりを記録していく東京クロニクル
というより、今回は、2011年に撮影した変わらない「新宿御苑」を紹介。

田舎から東京に出てきて、初めて新宿御苑を訪れた時は、ビルが建ち並ぶ景色とは違った意味で、「東京ってすごいな」と感心した。
こんなに広大で自然豊かな公園は田舎にはなかった。ただ、車で15分も走れば、立ち入りも阻まれるような野生の自然はいっぱいあったけれども。

ご存知ない方のために、「新宿御苑について」、新宿御苑(一般財団法人国民公園協会)のWebサイトから紹介。

新宿御苑は、江戸時代に徳川家康の家臣・内藤清成が賜った大名屋敷がルーツといわれています。明治維新後に国営の農事試験場が創設され、宮内省の御料地を経て、明治39年(1906)に皇室庭園として誕生しました。
国際外交拠点のパレスガーデンとして発展し、昭和24年(1949)に国民公園として一般に公開されました。
フランスの造園家のデザインによるヨーロッパ式の整形式庭園と風景式庭園、日本庭園を巧みに組み合わせた庭園は、明治時代の代表的近代西洋庭園であり、日本における数少ない風景式庭園の名作です。

新宿御苑(一般財団法人国民公園協会)のWebサイト

ここはフランスかと思われるようなシンメトリーな洋風庭園があったり、日本庭園があったり、池のほとりには中国風の建築があったりと、新宿という都心にあって、異空間な雰囲気を醸し出している新宿御苑。広さは58.3ヘクタール、周囲3.5kmという。良く比較される東京ドーム〇〇個分に言い換えると、12個分という計算になる。

日本風のエリア
旧御凉亭(1927)
虫取りに走る赤いTシャツの少年

これは、最も好きな写真(上)のひとつ。

御苑のシンボルツリー(ユリノキ)
森のようなエリア

東京にお住まいの方はもちろん、通勤されている方など、是非、一度は観光・・・というよりは、ゆっくりと、くつろぎに行っていただければ、と思う。
一般500円の有料公園だが、すべてのエリアを歩けないほど広く、そのすべてに手入れがよく行き届いていて、その価値は充分。

あれはドコモタワー

スタバができた、などの話も耳にするが、緑あふれる都心の貴重な公園。これまでと変わらず未来へとつなげて欲しい。

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