Term1逃亡する息子


ご無沙汰しております。
渡豪して早半年が経とうとしています。ようやく生活が落ち着いてきたかなという感じです。

今回はオーストラリアに来てからの子育てで大変だったことと、よかったことをまとめました。箇条書きにはなりますが、彼の奮闘記、よかったらご覧ください。

オーストラリアは年4ターム(4学期)に区切っていて、年度の始まりは1月末からになります。オーストラリアは祝日がほとんどないので、そこから月金10週間、ほぼノンストップで学校があります。終わったら2週間ホリデーです。年度末のホリデーはこちらの夏に当たるのですが、約2ヶ月あります。今回はターム1のお話です。


私と息子が直面した様々な困難

•とにかくOut of control 、癇癪、叫びの日々(私ってこんなにロックな言葉を使う人間だったっけと。。。)
•息子、私の言うことを聞かない
•息子、豪学校でのルールの違いに混乱
•息子、鉛筆や消しゴム、定規をシェアしたくなくて持って帰ってきてしまう
•息子、日豪ルールの違いにかこつけてポケモンシールをポケットに入れて持っていこうとする
•息子、日本のマンガを勝手に学校に持っていく
•息子、授業中机の下に逃げる
•息子、ノートに書いている単語テストを破って何重にも折りたたんでポケットに入れて持って帰ってくる(ママに見せたいらしい)
•私、先生にbehaviorに問題があると言われる(相談しに行ったのに、先生どうか突き放さないでと私が傷つく)
•息子、単語テストが嫌すぎる(1年間は評価なしというので安心し、8ターム目から私のやり方を受け入れ110/150点とり、自信に変わる)
•息子、先生を信用しない(日本ファースト、オーストラリアの先生をバカにしてる感じ、でも冠称をつける対象であるということは理解した様子)
•息子、通訳をしてくれていた日本人の女の子が急にしてくれなくなって絶望感に苛まれる、先生も席を離すようになった、先生が怖い、4日間欠席、土日を含めると6日間現実逃避。怯えていた。(近くに座ろうとすると先生に怒られると言っていた。おそらく保護者の方から先生に異議申し立てがあったよう。息子がかわいそうだった。)
•息子、暴力をふるってくる子と友達になれたと事後報告。空手の受け身?と力強い押忍で威嚇したらやってこなくなったとのこと(事後報告。その暴力の事実を全く知らないまま友達になっていた。これが子供の世界なのかな。)
•息子、お弁当を残し、お菓子やスナックを食べまくってくる(お菓子を持っていけて毎日が遠足のような豪学校だが、お弁当を残してスナックを完食してきたら1週間スナックは禁止にした。日本の学校には持っていけないのだから当たり前)
•息子、勝手に自分のお財布を持っていく(目的はタックショップでスナックを買うためなのだけど、自制できず好奇心のまま動いてしまうのが心配。※現在は全財産を使い果たしたことによってお財布は携帯せず。)
•息子、タトゥーを入れたいという(この国は銀行員も担任すらもしている。これから親子のバトルが始まる予感)
•息子、ルールをギリギリのところで破ろうとしたり、破ったりする(いつも私は試されている)
•息子、勉強は極力さぼりたい(補習校の宿題になかなかとりかからないし終わらない)
•息子、遅刻癖(本やマンガを読んでいることが多い、怒られるまでしない、洗顔と歯磨きは予定時刻を過ぎてから始まる。義務は行動に移すのが遅い)
•息子、ハーフの子と、東京で両思いだったであろう子と兄妹になって一緒に住んでいると言う空想に付き合わされる(将来が心配。さまざまな問題が起きる未来がもう予測される)



良かったこと、がんばったこと、耐えたこと


•息子、ゲームのルールを守れない時は1〜2週間禁止し、守れた
•息子、8週目から単語テストにポジティブな姿勢で向かうようになった(私の経験からチートしながら縦に練習10回、たまに試しに隠して書く、目と手と耳が覚える法。たまには私の経験が役に立つ様子。息子は覚えてないのに一単語ごとテスト形式で試しに書くので、思い出すのに時間がかかってしまっていたし、練習回数不足だったと思われる。ほぼ初めて私の話に耳を傾けるようになった。覚え方は私と同じの様子。ight系はもうパターンが入った様子。これからは少し楽になってくるはず。)
•息子、友達は初日からすぐにできた
•息子、友達と音楽やダンスでつながることが多かった様子(オスティナート合奏ピアノパート、プール後の更衣室でone more time, 隔離からお世話になっているBTS)
•息子、自分でやりたいと言った習い事を始めて、楽しく通えている
•息子、文化に馴染むのが早かった
•↑同時に日本が大好きで自国の文化も大事にする
•息子、ランチタイムおにぎりを食べても恥ずかしくないらしい(多国籍学校のありがたみ)
•息子、スペイン人とは、オラアミーゴと挨拶をし、日本人とはおはようと挨拶をする(女の子のスペイン人はオラしかいわないらしい)
•息子、いつも男の子にも女の子にも囲まれている
•息子、男の子とプレイデートをして帰る時、泣かれる(そのくらい楽しいみたい。男の子ってそれで泣くのね。既に三人くらいの男の子とそうなった。)
•息子、ガールズグループという韓国、中国、日本人からなるアジア系の子5人組から休み時間追いかけられている、仲良しの日本人の子が欠席の時はガールズグループとランチをしてきてコアラのマーチを3個ずつわけてあげたらしい、お菓子もいただいてくる(日本語でお兄ちゃんと呼ばれている。オッパー翻訳?同い年なのになぜ?)
•息子の先生とクラスの子皆が、日本語でやめてと覚えた(息子は何か嫌がることをしているのだろうか。皆の発音はTWICEがやめて↘︎と歌う感じらしい。)
•補修校では、友達に息子が来てから楽しくなった言われたり、先生にも息子がが入ってからクラスに活気が出たと言われた
•息子、オーストラリアのリサイクルに関してまとめた補修校の自由研究で銀賞を受賞
•息子、補修校は日本語で発表もできて、楽しくて仕方がない様子、何事も前向きに取り組んだ
•息子、空手の受け身と押忍で暴力的な子から自分の身を守るだけでなく、やられている様々な子たちも守った(エネルギーを持て余した暴力的な子は、木にパンチするようになり、痛みを知ったようだ。その子も空手したらいいのに。)
•息子、スイミングとラグビーで太腿がしなやかなブロイラーのような筋肉になった
•息子、習っているピアノのテキストがすごく良くて、みるみる楽譜を読めるようになった(練習はいつも直前の30分しかしないが、先生から呑み込みが早いと褒められ、当然そう褒められてしまうと練習量は増えない。ピアノは好きだそうなのでこのまま様子を見るとする。)
•息子、何かが降りてきたかのように、急に家の設計図を描きまくったり、紙の大きさを変えたりして紙飛行機を作りまくったり、レゴをしたり、アクアビーズをしたり、鍵盤ハーモニカをしたり、神様に四次元ポケットがほしいと手紙を書きまくったり、あっという間に自由帳一冊分のマンガを制作している(ザ、男の子)
•息子、古生物が好きすぎる。BBCのDVDを熱心にみる。カンブリア期、デボン期、生物の名前を連呼し、年号?○万年前?というのを身近にとらえている様子。(全く想像できない私、早く消したい私、寝ると乗っかられるのでがんばって起きてとりあえずオウム返しをしてあげる私、いつまでも古生物の名前を覚えられない私。)


オーストラリアらしいなと思ったのは、プール後の更衣室でDaftpankのone more timeで盛り上がってきた日の話です。↓

息子は、トロールズワールドツアーが大好きで、23回見たと本人は言っておりますが(せいぜい10回でしょう)そのぐらい好きなんですね。その劇中歌で、DaftpankのOne More Timeが使われていて、とにかくこの曲が大好きだったんです。

プールの授業が終わったある日の更衣室で、クラスのヤンチャ坊主とうちのヤンチャ坊主がOne More Timeを歌い始めたんですって。息子はトロールズの吹き替えバージョンしか見てなかったので、

「ワンモアタイム、ワッツアップテクノトロールのみんな〜、ワンモアタイム、盛り上がるイェ、オーイェ、オーライ、#$€*ダンシング」って歌ったんですって。

そしたら男の子たちが歌ってきて、息子が、
「今夜のテーマはかぞく、あい、そしておんがく〜、みんなでジャンプ1.2.2.4」
って日本語で煽ったんですって。そしたら、みんなもノッテきてくれてジャンプとヘンズアップ?してくれて大盛り上がりだったんですって。

一方女の子は、ずっとキャーキャー叫んで、対抗していたとか。

それを見ていた担任の先生が更衣室に入ってきたんですって。(女性)

日本だったら、言われることはおそらく、「さっさと着替えなさいとか、静かにしなさい」ですよね。

こちらは、なんと、!!!

先生も加わってきたんですって〜!!!😆さすがですよね。びっくりしました。先生のノッテルイメージが容易にできますね。いつもタンクトップにショートパンツで、手の指と足の指にタトゥー入ってますから。(でも子供達のことをよく見て、一人一人にご指導してくださるいい先生です。)

この頃息子は英語はよくわかってなかったと思いますけど、音楽で繋がれたみたいでした。これがザ、オーストラリア🇦🇺?!

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