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人生を変えた、まちとの出会い

「東京に来て、もう10年」
地元を離れる日、家族と青春時代を共に過ごした仲間に背中を押され上京してから、幾度もの月日が流れた。

Q.10年をひと言で表すと?
A.「一瞬」
ほんと10年って長いようで思いのほかあっという間、時が経つ恐ろしさをひしひしと感じている。

10年という節目に過去を振りかえると、沢山のまちにお世話になったことを思い出した。感謝の気持ちと1つの疑問が浮かんだ、わたしいくつのまちにお世話になったのだろう?と
せっかくのいい機会だし、ゆびを折りながら数えてみよう「いち.に.さん…よん……」と思い出しながらゆっくり数えると右手のゆびだけでは足りなくり、もう片方のちからも借りてみたけど、とうとう余っていた最後のゆびを折りきってしまった。

「じゅう」

「あぁ、わたし10のまちにお世話になったんだ」
ざっと計算して1年に1回ペースで住む場所を移動していることになる。改めてフットワークの軽さと、一か所に留まることができない泳ぎ続けるマグロのような性質を実感した。

色々なまちに住んでわかったこと、それは合うまちと合わないまちがある。
正確には住みやすさが合うまちになるのだけど、まちの雰囲気や人、お店の種類やスーパーが充実しているか?などが審査対象になる、同じ東京でもひと駅ちがうだけで雰囲気がガラッと変わるからおもしろい。
新しいまちで生活を始まるときはいつも期待とワクワクで胸がときめく。

今暮らしている池上駅は総合得点トップの成績で、わたしにとても合っている。
池上での生活は1年前からと住んで日は浅い、けれども駅から5分以内にスーパーが4軒あること、下町の雰囲気、新しくなった駅ビル、大好きなフルーツを激安で購入できる八百屋さんと…池上の魅力を語ると止まらなくなる。
生活の9割が自炊のわたしにとって、これほど条件がピッタリな場所はない、と思っている。(駅ビルには大好きなカフェや図書館も入っている♡)

そんな中でもお気に入りはスーパー、おサカナがとにかく美味しい。調べてみたら、【おサカナが美味しいスーパーランキング1位】に輝いていて納得、“ニクよりサカナ派”なわたしにとってこれほど気分をあげてくれるスーパーは他にない。
いつも19時くらいを狙ってスーパーにいくと20%オフ・半額シールが貼られていて、あれよあれよと気づけばカートはおサカナでいっぱいになる。お刺身はその日のうちにいただいて、切り身はひとつひとつ丁寧に冷凍保存して後日、味わうのがマイルーティン。

もうひとつ、わたしの生活になくてはならないもの、それは果物!フルーツがとにかく大好きで、食べない日はないと言っていいくらい毎日パクパク食べている。(今の季節だと、梨・柿・りんご・シャインマスカットがおいしい♡)
でもスーパーに売っているフルーツは意外と高くて、桃だと1玉500円くらいするからびっくり!だからスーパーで買うことは少なくて、いつものお気に入りの八百屋さんまでフルーツを求めにいく、これがおったまげるほどの値段でたいへん助かっている(笑)
特に大田区は八百屋さんの宝庫なのか、そこかしこにお店があってなくてはならない恋人のような存在♡

わたしの暮らす池上には1年で最も盛り上がるイベントがある。毎年10月11日~13日ごろに開催される御会式(おえしき)という江戸時代からの盛大な法要行事で、時期が近づくとまちがピンク色のちょうちん”でいっぱいに染まる。
お祭り中は全国から人が集まりとっても賑やかになる、今年は新型コロナウィルスも明けたので屋台もたくさん!笑
お寺に向かう道中から~お寺の周りまで、焼きそば!チョコバナナ!から揚げ!綿あめ!いちごあめ!などなどなど…100軒以上ある屋台にオトナ心もくすぐられて、いっそうココに夢中になってしまう。

「お祭りは朝まで続くから、近くに住む人はなかなか寝付けないよ」と近所のひとからのお達しがあったけれど、ほんとその通り。
家のなかに大音量の演奏とたのしそうな声が聞こえてきくる、どうやら今夜は眠れないらしい…

written by みんちゃん


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