理想の東京に挫けても
上京したばかりの時は前向きな感情が多かった。
住む場所を大きく変えるのはやはり人生の中で大きな出来事なので、みんな「すごい!」と言ってくれるし、自分自身でもそう思う。
だからこそそれが出来た自分が誇らしかったし、新しいものに触れる時はワクワクした。
新しい家、住む街、電車、仕事。
先が見えないからこそ、この先何にでもなれる気がしたし5年後、10年後の自分は輝いているという漠然としたイメージがあった。
だから上京したばかりの頃の私は、「誇らしさ」「期待」「自信」など、前向きな感