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 ぼくって、何



 およそ百年前、
1918年から1920年にかけて全世界にスペインかぜが大流行して、死亡者数は5,000万人から1億人以上、おそらくは1億人を超えていたと推定され、人類史上最も死者を出していた。そのあとに起こった世界恐慌の後に、英-独覇権争いが起こりふたたび世界大戦が始まった。
今度は風邪ウィルスの後に不景気の気配がして、アメリカと中露がはっきり対決ムードになってきた。
また始まる、ずる賢く巧妙な狼と傲慢な獅子との闘い。

弱食強肉に似て、他者からそしられたくない、他者に大手をふりたい気持ちは、地球上に今から約2億3000万年前にあらわれ、6600万年前に絶滅した恐竜の後にあらわれた、人間の最も大きな特徴で、文字にあらわれた歴史のたった5千年の間にドコかしこに存在していた。

アフリカのある部族同士の争い、
日本でも貴族と武士、またその中の御三家とか薩長、時代かわって東大派と京大派、大手有名会社、そしてまたその中のグループ内。
政治でも、ヤクザの山口組と住吉会でもそのように。

国家国民の、
部族民、
名門の貴族と武士と大学関係者と会社員とグループと組員たちの「他から謗られたくない、大手をふって歩きたい」という「支援」を受けて、
昨日もそうだったように、今日もまた明日も、闘いは続いていくのだった。



ケシの華、なんで育ったのか、とても赤くてきれい

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