ゼロ度の覇権 いいこと、してますね
( 先日、
「鹿児島県警のトップである本部長が署員の不祥事を隠蔽したこと」に批判した前生活安全部長が、ある記者に内部漏洩したことで逮捕された事件がありました。この記事はそれ以前に書かれています。
県警のキャリアトップと有力政治家の違いでも、まったく木原誠二事件と類似して、今度も警察官僚の露木警察長官の対応は組織保全という名に隠れて、自分の保全が見えてばかりで、われわれ国民を見ていないようです。
それにしても、身近のテレビ新聞に告発できない、もみ消されるという、警察との馴れ合いがここでも垣間見えます )
日本人には、レジスタンスの気風がどうも合わないらしい
第二次世界大戦のフランスのレジスタンスは異次元の世界のようで、フランス革命やアメリカ独立戦争も発端は国民の怒りで始まった、われわれ国民が国家を作りあげたという自信があるようだ
いっぽうある国では、いつの時代も貴族や武士団がお互い覇権をしのぎあって、無事勝利したら、これからはオレたちがこの国を仕切るから、税金を納めるんだ
またやさぐれた集団がケンカして勝ったから、このあたり一帯はオレたちのもの、だからわかっているな、ちゃんとショバ代( ズージャ語で場所代 )を納めるんだぞ
だから現在の日本政府が国民から税金を取りながら、その納めた税金の中から5年間で1兆円超、用心棒のアメリカに思いやり予算という名目で、ミカジメ料を上納しているのも理解できるのでした
弱いものには強く、強いものには弱い、あまりにもすなおな人間関係、虚しすぎます
そのように政治家や警察関係と、裏稼業の人々は毛嫌いしながらも親近感を覚えて、ちょっとしたきっかけで入れ替わっていた場合が多い、と業界人
ほんと突然どこから、かってにやってきて偉そうに、そんな不満をいいながらも従順に従う国民には、誰がやっても同じじゃん、無関心な無気力が漂うのは仕方なかった
国民の間では諦めに似た、いつも、根っからの傍観者の態度が染みついていた
1.
現実的で大人みたいで
ご存じのように第二次世界大戦は、民主主義がファシズムに、主義主張で勝ったわけではなかった。
アメリカらの連合軍がヒトラーらの枢軸軍に、軍事力の「暴力」で負かして、現在の世界の覇権をにぎった。
なぜか歴史では、勝った者が善人扱いされ、正義となった。
かつて中国の戦国時代を制した宋の時代、反動で国内で文化政策を採用し、剣をペンにかえて、官僚制の科挙試験が大にぎわい、
軍事力をひかえ、強力な北方の金の民族に宥和政策で、いまの日本がアメリカに対するように、莫大な援助を与えて妥協していた。
やがてモンゴル族があらわれ、金も破り、宋も滅ぼしていった、
勝ったジンギスカンとその末裔たちは、これまた現在のアメリカ・ヨーロッパ人の民族と同じように自分たちを正当化し、めでたくヒーローとなった。
じっさいモンゴルの強大さは国内をまとめ、すばらしくて、「現実主義的で大人」のように、当時の人には思えるのでした。
2.
最大の防御は沈黙である。
政府与党の最高幹部は財務省と手を組み、公務員の外務省はいつもアメリカの出方ひとつでどうにかなって、なかよしこよしで利用し利用されて、他人のことより国家より、自分のことが先にありました。
だって当分、日本が崩壊するわけじゃなし、自分が生きている間はなんだかんだといって大丈夫みたいだから、定年まで、議員辞めるまで、公務員稼業や世襲議員のままで、無事安泰で居たいなあ、だめですか。
それに、商売人は何かと都合のいい公的事業の金儲けで政治家に近づき、政治家も選挙動員とか企業献金とかでギヴアンドテイクで、持ちつ持たれつの、おもわずお互い悪い奴のよう、なんて。
いっぽう監視するはずのテレビ新聞社、ひといち倍サラリーもらっても、企業のCMスポンサーが付かなければ経営できずに、そんなお得意さんに向かって無下にできませんし、テレビ局はそれこそ電波オークションでお世話になっている身分、政府の方に、とてもとても足を向けて寝られません。
なので政治家と商売人と仲良しこよしでトリオを組んで、黙っていい子になっていました。
いい子にしているので、特別に大目にみてもらっている大手新聞社やテレビ局、
フリーは排除して、自分たちだけが独占している記者クラブでは、政府や警察が読みあげるだけの大本営発表をタイプ記事するだけの仕事だけなんて、田舎のおじいちゃんおばあちゃん、いい子以外の誰からも気づかれていたし、もちろんアナウンサーも原稿を読んでいるだけでした。
いっぽう、
そんな政治はくだらない、と読書人はそっぽを向き、作家は内面の美しさばかり説きたがって、とても立派な人たちばかり、
じっさいは、怖くてひとり上手と言わないで、たつにたてないソーシャル・インポテンツとも呼称されていました。
3.
そんなナカ
いまもなお有力な議員であるので、事件の渦中である木原誠二に捜査が及んでいない。現在、岸田首相の最側近でふところ刀といわれている木原さんは、生まれてすぐにアメリカで育ち、元財務省官僚のかれは、英語が堪能で対米外交に欠かせなかった。
そんなかれの唯一の弱点が、とにかく性欲というか性癖が激しいところだった。長所じゃないかという人には、もしスキャンダルがでてこなかったらね、とも反論されている。
それでは少し長くなるけど、木原事件を思いだすために、信頼できる note 作者の記事を引用させてもらおう。
えっうそ、信じられない 。
はっきりした証拠があるのに追及されないで、おまけにスキャンダルが続出しているのに、警察内部のトップらの内部事情、それにテレビや新聞は何かと利害関係でソンタクしているばかり。おまけにそれを利用して、ダンマリを決めこんでいます。木原さん、ずるいぞ。
ネットでは有名でも、NHKや朝日新聞を信頼して、いちおう他の大手のマスコミ媒体でしか見ないし信用しない人は、木原誠二って誰って感じ。
二十歳にもなって、「検定」教科書に載っている偉人や作家ばかり読んで悦にはいり、自己満足しているようでは、いい大人になれないぞ。戦前の国民大衆と、そっくりじゃないか。
むしろ、くだらないもの、世間的に受け入れられないものを知ってこそ、眼力がついて、むしろ素晴らしい者たちが理解できるってもの。批判されても責任は持つぐらいの、オレが教科書を作ってやるぐらいの気迫がほしいな。
中学高校のホームルームじゃないんだから、仲良しこよしでみんなで相談して、ほんでもって手分けして教科書を作り、みんなから嫌われないように、責任逃れに備えましょう。
4.
これにはじつのところ、日本人特有の性格もありました。
頭は自由国家でも、心と体は共産国家である日本人。
とてもお上の国の威厳的圧力や身を守ってくれるモノに弱く、
大きい存在、大きい媒体、偏差値の高いものに弱く信頼しています。
そういう者にかぎって、反動で逆に小さいモノ、弱いモノ、偏差値の低いモノには態度がデカかった。
ほんと、
政府が推奨する大国にはみずから喜んで友好的になり、
政府が非難する国家には身の安全性を確保されているのか、自信を持って非難しました。
政治を嫌い、政治家になることをいやがっても、歴史上の政治家が、紅白歌合戦みたいにオンパレードしているような大河ドラマや水戸黄門には変に感心しているばかりで、つまり答えがわかっているから、安心して観客できる脚本ドラマには拍手する、「典型的な庶民感覚」なのでした。
中国ではいつも、チャンネルを合わせれば、中華人民共和国の創立メンバーの活躍するドラマがご覧になれます、毛沢東がとても生き生きして、欧米の鬼畜的な植民地主義国家に反乱のレジスタンスを起こし、国の夜明けは近いと感慨深げです。
それにしても木原誠二さん、日本人の忘れっぽさを期待して、なんとかふんばって総選挙まで持っていきたいところ、どうなるか見ものです。がんばってください。
*「見出し画像」はいつも微笑みを絶やさない、木原誠二さん 朝日新聞デジタルから
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?