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いやん、 始まりはいつも
ポルノ小説とSM小説の違いはと問えば
なさっていることは同じでありながら
読者に期待される度合も同じで、
またフタツともなぜか、
始まりはいつもいやいやっ、から始まるのも同じだった
でも最後にはやがて嬉し恥ずかしい、うっふ~んで終わるポルノちゃん
しかしてSMの方は登場人物ばかりでなく
読者までも巻き込んで
終わることのない不快感を漂わせていくのだった
SM小説には
ポルノ小説ように仕事の後の一服感や娯楽性がなく
読書が終わってもわれわれに余韻を漂わせ、
これからも終わりなき人生を思わせるようで、あたかも純文学のようでもあった
ただ、ぬるま湯につかってなかなか抜け出せないようでもあり
日常生活や会社生活で文句をいいながら、
抜け出せないわれわれを見ているようでもあり
出口を見出せない、
確かなクロスアタックを感じさせないのに、ただただ時間だけが過ぎていくのを感じさせた
そんな深刻に考えなくて気楽に読んだらと思われながら、何ごとも深刻に考えちゃう文芸評論家に似て、見切り発車で文章を書いたものの、どうやったらこの文章のオチをつけたらいいのやら、考えが浮かばないで思いあぐねているのだった
うーん、漂う、気だるい虚脱感
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バシッ、ビシッ 💢
「もっとか ! 」
「ああ、もっとよ」
//
ふと思い起こせば学生の頃、
英語になれるためと語彙力をつけるために
気のりはしなかったけど仕方なくて、
興味をもってペイパーバックのハードコアなんて、読んでましたね。
日本語だとちょっと露骨でも、
語彙力の不足も手伝って、
想像しながらオブラートに読んでました。
あんなこと、そんなこと、
えっうそ、信じられない。
こらこら、しようがないな、
フムフムなるほどね。
でも子どもだからわかんない、
なんていうわけもなく
若い人たちが好みそうな、
性的器官とか侮蔑な言葉のオンパレードで、
Prick、Crevasseの喩え方も絶妙だし、
Make love とか Love juice なんていっしゅん、
歌の題名じゃないけど、
I wanna hold your hand (抱きしめたい)や
Fall in love みたいに間違って、
ピュアな気持ちで読んでしまったぜ。
読んでいる本を見れば、わかるはずなのに。
それに古本屋ではヘミングウェイなんかは、新品の2割か3割で買えるのに、この手の興味しんしんな本は、古本でもなぜか6割、7割しました。
才能の差だろうか。ヘミングウェイもまだまだダナ。
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