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 大谷翔平、750億円超え契約か でも、なんか変だな


“ オレは酒飲んでも二日酔いしたことがないよ、と言っていた俳優さん、一度酒をやめたら、翌朝は頭がスッキリ、オレって毎日二日酔いしてたんだと気づいたそうだ ”

1.

 大谷翔平、750億円超え契約か。
 不思議に思われない金銭感覚、努力の結果だね、りっぱだ。

「金」か「権力」か、西欧文化が育んだ成れの果て、資本主義と共産主義の社会。

 でも国民はどこかおかしいな、でも相手国の社会を見て、これでいいんだと慰めあっていた。

 利害関係とソンタクの中でテレビ業界を世渡り上手で乗りきり、成金芸人になった色ボケ老人のビートたけし、オレって年金6万円、ビックリして笑いをさそい、笑いも枯渇していた。
 実は以前にも高いギャラもらって、まじめそうに国民年金について討論していた、かれにとっては単なるネタのひとつなんだろう、こういう類いの芸人は視聴率が低くなると、変わって低姿勢でやってきて、貧乏時代の苦労話をしたがります。われわれはヘラヘラして笑っている場合じゃないぞ。


 ほんと、ごちそうをたくさん振るまわれ、体もきれいに洗われ、豪華な服を着せられ得意になっても、生け贄になる豚サンを見れば、哀れで滑稽にしか見ない。でも人間の自決などに例えるともっともらしくみえるから、おかしな話だとはよく引き合いに出される寓話だ。

 それにまた北朝鮮の首領様がなさっている豪華な晩餐を貧しい国民が拍手で祝っているのを見て、日本国民には不思議で滑稽に見えても、
 年金生活もままならない日本国民が大金持ちのボール遊びやボケた笑いに、すごいな、拍手を送って応援していた。マヒした権力機構とマヒした金銭感覚、そばにへつらい群がる人々。

 どちらの国民もなんか変だな、
 でも相手国の社会を見て、これでいいんだと慰めあっていた。

2.

 もうすっかり特権意識でフリーの記者をのけ者にして、大手新聞やテレビ局だけで仕切っている、わが者顔の「記者クラブ」。足で少しも取材しないので、逆らったら情報をもらえない政府や警察、皇室の「上意」をありがたくうけたまわって、タイプするだけのとってもかわいい連中に成り下がってしまった。
 でもそのおかげで高いサラリーをもらい、高級車にも乗れて、マンションも何かと斡旋してもらい、女性からチヤホヤされ、お婿さんにもってこいねなどとオバ様たちに人気がありました。

 王朝末期の大奥みたいなテレビ局では、道化や男娼、喜び組の芸人が蔓延はびこって、世間では辛い浮世を忘れたいかのように、格闘技やスポーツ、競輪競馬などの賭け事だけが謳歌され、いかに金儲けしてやるか、頭がいっぱいだった。まるでソドムとゴモラのよう。

 たかが娯楽やニュース情報を売っているだけなのに何を勘違いしているのか、都心の一等地に要塞みたいなテレビ局を建てたら、象さんじゃないけど食べ物がたくさん必要です。
 だからテレビ局は営業が大変で、社員や局の維持費など金の工面でテレビを運営して行くために、いつしか政府や警察に「マウント」され、言いなりになってしまったんですね。いくらジャニーズ問題で批判されても、金づるを手放しできないんですよね。

 最近はさぼって平和ぼけしたツケが回って、せっかく大手新聞やテレビ局に情報をやっても利害関係やソンタクで「ボツ」にされるので、文春やYouTube に先を越されてばかり。
 自分たちのお粗末さをタナに上げて、逸脱しているYouTuberを取り締まってくださいと警察に泣きつく始末。

 いっぽう政治では世襲と官僚出身が蔓延り、苦労知らずで首相にもなれて、大半が生活で困窮している国民を横目に、票集めのためか娯楽小説やスポーツで金儲けしている者たちをごきげん取りとはいえ、ほめ賞賛しました。
 日本がこんなに平和なのはわれわれ政治家のおかげだ、共産国ではあり得ないよ、などといつものフレーズを用意してのたまうのでした。

 でも国民はなんか変だな。
 そしてこんな情況を、少年少女たちはめた目で見つめていました。


これでいいのだ

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