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現代の寓話 パンツはくひまもなくてひとりで、橋下徹と横山やすし
1.
パンツはくひまもなくてあなたのパンツ顔にかぶるの橋下徹
あの人、あたしのパンツ見て、顔にかぶりたがっていたわ。ふふふっ。こんなプレイする人、見たことないっていう女性が多い、変態か、でも政治家はそれを我慢できないの、許してね。
これ、維新が政権取ったら、削除されるかな。
でもこの女性とのスキャンダル記事が出たとき、娘に顔向けできないって橋下さん、アハハと笑ってごまかしていました。
妻子があるのに浮気して、相手もそれを承知でつきあって、そんなことなければいいけど好きになったらどうしようもなくてふたり。
ロボットじゃないんだから、人間だもん、それに江戸前期の浄瑠璃作家近松門左衛門の人情物にも描かれているし、などといい訳できるわけでもなかった。
いいことやってますね、といわれても、まあ、としか答えられなくてふたり。
ばれて、ポカをしましたわ、なんて女に冷たい不義理なこと言って、浮気か不倫かどちらでも、なければ一番いいとわかっていても、一度愛しあったふたり、相手の女性に理不尽なことをいっちゃいけない(と思う)。
( 注. ポカをする=うっかりミス、へま )
女性に誠実さがないことしたり、ケチくさいことするから、週刊誌に売られて暴露されてしまう。
スキャンダルの暴露ネタを見れば、される人の仕様とか人物像があらわれて、包容力のなさがかいま見れます。
2.
昔だから許される訳もないけど、いつも危機感やスキャンダルに見舞われることが多い政治家やタレント、一般国民より職業柄、多情的になるのは仕方なかった。
以前の国会で、政敵に妻の他に愛人が5人いることを攻撃された大物政治家は、キッパリ言いはなった。
「君、誤解してるよ、6人だよ」
それにまたむかし、浮気がバレて
電車が通る線路脇の路上で、女性レポーターから突撃インタビューされていた漫才師の横山やすし師匠。
「何ゆうてまんねん、わてはな、駅ごとに女がいるんや、それを何やねん、みんなも紹介したりいな、えこひいきじゃないかい、怒るでほんまに」
レポーターは勢いこんで迫ったものの、黙って聞くしかなく
「以上でーす、スタジオにお返します」
スタジオに返された司会者も何かとモラルを言おうと待ちかまえていたけど、ウンと口をつぐむしかなく
「それじゃ次の話題に行きましょうか」
生前のやすしサンの身体を見れば、ボートレースをやってもいて女性を喜ばせるような身丈夫さにも見えない、多少、見栄をはってまーす。いつも気を張っていたぶん、甘えたりすることもあるんでしょう。
なんだか女性たちから批判の声が聞こえてきそうです。
でも情がいくぶんあり過ぎるから芸ごともあふれるともいえて、また奥さまヒトスジというご立派な芸能人もいらっしゃると言ったら、当たり前じゃないのと女性から言われそうで、
サラリーマンみたいに、と言葉を返そうにも、ついおもわず口をつぐんでしまうボクでした。
ある時
つね日頃、オレは口が固いと思っていたという、やすしサンの息子木村一八。
ホテルの上の階で、女性といるやすしサンを下のロビーで待っていたら、母親がどうしてわかったのか乗りこんできて、「おとうちゃん、どこや」と言われて、即刻教えてしまったもんね、と述懐していた。
男と女の関係って、どんな事情があるのか、われわれが知ることもできないし、相手女性がどんな家庭境遇であるのかもわからないからコメントを控えても、よく芸能人が浮気した女性から訴えられるほど、みっともないものはない。
一般人よりはるかにお金を稼いでるのにケチったり、男を売る商売なのに男らしくない行為をするから訴えられるはめになる、
などと言っていると、恋愛、男女関係になれば奥が深くて、愛に貪欲な女性たちにはとてもかないそうにもないので、ここでいったんやめます。
それでも、やすしサン、死ぬ前にそばにいた息子の一八に声かけて、相手女性のことをずうっと心配していたという。
… こんな感じで
奥さんにはごめんごめんとあやまり、本人の身勝手といっても、つきあった女性を不幸にしたくないものです。
アラブの多妻は、マホメットのサラセン帝国の初期の頃、戦争未亡人のための処方箋だった、生活とそれに体力もね、現在はどうだろう。
ましてや政治家は、身のまわりの家庭とか国民を守るのが本業です。
こんな他人からみたら些細なことでも、また本人たちには大変でも、こんなときこそ、国民に託される政治家の資質と人物がそこはかとなくあらわれ、その人の素養が見てとれます。
ここでありしのやすしサンの漫才をひととき見てみましょう、向かって右はきよしサンです。
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